教室長コラム

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【花まるコラム】『わくわくのその先に』井上笑里

 先日の年長クラスでは、ぶんぶんごまを扱った思考実験大会をおこないました。こまの中心部分に半円や三角形を描いたり、外側に小さな丸を2つ描いたりしたものを回すとどう見えるか、という実験です。「丸がたくさん見えるんじゃないかなぁ?」「ぎざぎざの […]

【花まるコラム】『あの子、すごい!』須永修平

 「〇〇くん、すごく頑張っていましたよ!」「本当ですか? うちの子、家では…」嬉しそうに笑いながらも謙遜しているお母さんを見て、自分の母親のことを思い出しました。  社会人となり、母親と離れてしばらく経ちますが、いまだに毎日のように連絡が来 […]

【花まるコラム】『何度でも変えられる大人に』久慈菜津紀 2020年2月

小学生クラスでHIT(花まる脳力テスト)を行いました。初めて受けた子も、もう数回経験している子も、それぞれ言葉にならない葛藤と不安があったことでしょう。特に花まる漢字テストは、自分のがんばりの量と質が、ありのままに映し出されます。がんばった […]

【花まるコラム】『笑顔は誰が誰に望むもの』榊原悠司

 目が合うたびに「先生! あのね!」とおしゃべりが止まらない年長のある女の子。そんな彼女が言葉を発することなく教室に入ってきた日がありました。気になり様子を見ていると「やりたくない」と暗い表情でつぶやきます。「どうしたの?」「昨日、パパの誕 […]

【花まるコラム】『おなかいっぱい、しあわせいっぱい?』山岸亮太

 「お父さんとお母さんに会ったことがないんだ」そう10歳の少年の口から聞いたとき、なんと返すべきだったのでしょう。彼の名はルスリー。ジャカルタの孤児院で暮らす少年です。ある夜、彼は境遇を語ってくれました。両親に0歳の頃に捨てられ、物心ついた […]

【花まるコラム】『自分を支えてくれるもの』 樫本衣里

 1月某日。ある私立中学の入試当日。とてもとても寒い朝だった。待ち合わせ場所としていた、学校から少し離れた神社の前で待っていると、1台の車が止まった。Aちゃんだ。2年生から花まるに通っているAちゃんを、5年間担当してきた。演劇をやっていて、 […]

【花まるコラム】『それぞれの「生きづらさ」を抱えながら』臼杵遥志

 年末年始に引き続き、3月末にも雪国スクールが開催されました。今回はそこで出会った一人の男の子のお話です。  3年生のRくん。口が達者でひょうきん者、常に場を盛り上げようとするサービス精神旺盛な子です。語彙も豊富で、話しぶりから論理的に物事 […]

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