- 2024.07.30
- コラム,
【Rinコラム】『6才の夏、おじいちゃんと虹の思い出』 2024年7・8月
その記憶は、実家の玄関先から始まる。 私は祖父に連れられ、手をつないで家を出る。そんな祖父と私の後ろ姿を、母が送り出す。ふりむくと母が手を振っていた。いつもの笑顔のなかにも、その表情がどこか不安そうだったのを覚えている。 初めて、祖父 […]
花まるBLOG~花まるグループ公式ブログ~ 子育てや教育にまつわるコラムや記事、子どもたちの成長記録を紹介します。
その記憶は、実家の玄関先から始まる。 私は祖父に連れられ、手をつないで家を出る。そんな祖父と私の後ろ姿を、母が送り出す。ふりむくと母が手を振っていた。いつもの笑顔のなかにも、その表情がどこか不安そうだったのを覚えている。 初めて、祖父 […]
子どもはとにかく真似して学ぶものです。私もよく「家で先生のマネをしているんです。だからどんな授業かわかります〜」「美しいね、おもしろいね、という言葉を使うようになりました」と言われたりします。 子どもにことばかけをしたときに、いったい何 […]
「『先生、失敗しました』って言ったり、うまくいかなくて、『もうできない!』って怒ったり泣いたりする人が、ときどきいるんだけれど……」そう言うと、何人かの子どもたちが、ハッとした表情をします。思い当たる節がある子もいるのでしょう。気づかない […]
【Question】 最近息子が「オレ、絵を描くのが苦手」と言い出しました。詳しく話を聴くと「自分の顔とかうまく描けない」と。おそらく学校で似顔絵やイラストなどを描く機会が多くてほかの子と比べたりしたのかなと思いますが、あんなにのびのび色 […]
自由ってなんでしょうか。 3歳児から中学生までがいっしょに集まって創作をする前に、子どもたちに必ずする問いがあります。 「じゆうにやりたいようにつくってください」――アートのとびらきはんで示す“自由”について、みんなで考えるのです。何度 […]
【Question】 子どもがやったことや、学校でいただいた注意・指摘などを、ネガティブに受け止めてしまったとき、マイナス思考になって子どものできていないことばかりに目がいき、あれもダメこれもダメと、いい子像に矯正しようとしてしまい、ありの […]
「人生は有限です。何をしていても、必ずおしまいのときが来るよね。今日のこの時間も、いつまでもは続かない。では、もしもみんなが一生懸命に何かをしているときに、急に大人がやって来て『ハイもうおしまい。片付けて』と言ったらどう感じる?」 そう […]
「これで、ながくなるから」「おもしろいね、せんせいもいっしょにやればいい?」「うん」 大きな木の枝に結ぶための黒い毛糸を何本も持ってきて、それをさらに結んで長く長くしようとしている男の子がいたので、声をかけました。その日の授業中、一番手 […]
母はメモ魔でした。幼稚園時代の「えほんノート」や「連絡帳」は、園がおこなっていた取り組みでしたが、母の子育てを通した思いやときに葛藤、幼い私のおもしろエピソードがたくさん残されていました。 子どもというのは不思議な生き物で、あんなに体は […]
失敗ができると思える場所で、人はもっとも挑戦ができます。 人とは違う意見を持っても、自分らしい表現を追求したとしても、作者の思いと鑑賞者の感じ方が異なっていたとしても、どんな意見や感情もすべて等しく敬意を持って扱ってもらえる、という体験を […]