- 2025.06.27
- コラム,
【Rinコラム】『ちゃんと、自分でたどりつく』 2025年6月
ピアノの教室に行くのに、楽譜を抜きとって、かわりに画用紙とクレヨンを準備していく子どもだった私に、母はピアノをやめさせるかわりに造形教室を探してくれました。 描いたり作ったりすることが大好きでした。手を使って何かを創ることは、息をするの […]
花まるBLOG~花まるグループ公式ブログ~ 子育てや教育にまつわるコラムや記事、子どもたちの成長記録を紹介します。
ピアノの教室に行くのに、楽譜を抜きとって、かわりに画用紙とクレヨンを準備していく子どもだった私に、母はピアノをやめさせるかわりに造形教室を探してくれました。 描いたり作ったりすることが大好きでした。手を使って何かを創ることは、息をするの […]
「何も考えずにつくりました」の価値 ある小学校の一年生のクラスでのこと。「作者に質問があります!」と手を挙げた子がいました。「どんな気持ちでつくったんですか?」――なんとも素敵な質問です。 すると、その作品の作者である子どもは、まっすぐ […]
「私自身、図工に苦手意識があって上手に導けないので、Rinせんせいの教室に連れてきました」「ほめ方や認め方を、私が学びたいんです」保護者の方にそう言われることがよくあります。 日々子どもたちがつくる作品を目にして、「上手だね」「それはな […]
学生時代、Sunday Schoolで子どもたちのアート活動を手伝っていたときのことです。親子ほど歳の離れた友人Mabelから「あなたは、子どもたちの心に触れることができるのね」と言われました。その一言が、私がいまの職業を選ぶきっかけにな […]
「自分らしさ」を表現してほしい、と願わない親はいません。それゆえに「人と違う、唯一のオリジナリティ」という幻想を、作品に期待してしまう。「こうあってほしい」という願いは、ときに子どもたちをがんじがらめにします。 創作を始める前に必ず確認 […]
小学校への出張授業、その日のテーマは「旅をするペットボトル」。リサイクルアートやメールアート(郵便の仕組み)についても話し合い、子どもたちは意気揚々と創作に取り組みはじめました。彼らが制作に没頭している最中、校長先生が大きな袋を持って教室 […]
暑い夏の盛りに初めて会ったとき、彼は担当の先生の膝の上にいました。その日は4歳児さんが5歳児さんと一緒にはじめての絵の具で作品制作をする日でした。 2回目に会えたのは、秋の気配が顔をのぞかせた晴れた日。彼は教室のうしろでぴょんぴょんと飛 […]
先日、OBの高校生が自発的にミニワークショップの現場にお手伝いに来てくれました。彼は小さな子どもたちに対して、まず「どうしたいの?」とその子の意見を尊重し、手助けをしていました。「こうしたほうがいいよ」でも「貸して、お兄ちゃんがやってあげ […]
創作活動に没頭している間、子どもたちのなかで一体何が起きているのでしょう。それは「自分との対話」です。「対話」というと、人と人の間に存在するもの、と考えることが多いかもしれません。しかし実際には、内なる自分と対話することのほうが多いのが、 […]
創作中、子どもたちはどんな気持ちでいるのでしょうか。 できたものを「見てほしい」という前向きな思いだけではなく、「思いついたアイデアを試してもいいのかな?」「これでもいいの?」「失敗しちゃった」というような不安が出てくることもあります。 […]