教室長コラム

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【花まるコラム】『おもしろいを突き詰める』溝部祥子

 低学年コースの子どもたちが「なぞぺー」や「レインボータイム」を終えたあとには、「自分で問題をつくっていいよ」と促しています。というのも、相手を楽しませる力を伸ばしたいと考えているからです。いまでは、「よっしゃー!」と楽しそうに取り組む子ど […]

【花まるコラム】『守ってくれてありがとう』臼杵允彦

 長男が一年生になりました。花まるの小学生クラスが楽しいらしく、「毎日やりたい」と言うものですから、朝起きてすぐの20分間、「ミニ花まる」と称して、あさがお・サボテンに加えて、四字熟語やたんぽぽ、キューブキューブなどを行うことが日課となりま […]

【花まるコラム】『三十六計逃げるに如かず』白坂海路

 「いじめは乗り越えるものだ」世間の成功者で「いじめ」を経験した人は、過去のその経験に対して、「克服」や「乗り越える」という言葉をよく使います。このような言説から「いじめに立ち向かうことがよい」という価値観が刷り込まれていた私は、いじめの経 […]

【花まるコラム】『一生懸命な姿を見ている』谷田川美冬

「ジュワーッ!」油のにおいがしたかと思うと、大皿にたくさんの揚げたての唐揚げやポテトが盛られ、机の上に置かれます。それと同時に取り合いの時間が始まります。自分の手元に大皿から食べ物を移し確保しなければ、その日に食べられるおかずはありません。食事が終わりテレビを見る時間になると、次に始まるのはチャンネル権争いです。「この番組がいい!」「それは嫌だ!」と口論します。

【花まるコラム】『変わりたい』山本吉也

初めて会ったその子の第一印象は、ひねくれている、だった。 「だって私馬鹿だから」が口ぐせの4年生の女の子。 その子の両親も口をそろえて、「うちの子は出来が悪くて」と言う。 小学校のテストはどれも40点台。引き算の繰り下がりも出来ない。だが、私はその子を見て、やる気になった。変わりたいと思っていることがよくわかったからである。

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