【花まるコラム】『人とのつながり、その温かさ』友部亜由美
私には、知的障がいを持った叔母がいる。年齢は私の母の1つ下で「千代ちゃん」と呼んでいた。千代ちゃんとは、小さい頃よく一緒に遊んでいた。遊んでいたというよりも、私が子守をしてもらっていたのだろう。 私が幼稚園に通っていた頃、母は仕事をしてい […]
花まるBLOG~花まるグループ公式ブログ~ 子育てや教育にまつわるコラムや記事、子どもたちの成長記録を紹介します。
私には、知的障がいを持った叔母がいる。年齢は私の母の1つ下で「千代ちゃん」と呼んでいた。千代ちゃんとは、小さい頃よく一緒に遊んでいた。遊んでいたというよりも、私が子守をしてもらっていたのだろう。 私が幼稚園に通っていた頃、母は仕事をしてい […]
ある同僚の作成した資料について、私はこう思いました。「これ、もうちょっと考えられたんじゃないのかなあ」「ここ、事前に想定できたんじゃない?」何とも言えない…もやもやした感じがあったのです。それは言い換えれば「自分の抱いていた期待に比して、 […]
息子がようやく2歳7か月になります。そんな息子は電車が大好きで、その姿を見ると指をさして喜びます。電車図鑑を持ってきて、「これ読んで!」と言ってくるのも毎日の恒例です。 図鑑を見ながら電車の名前を読み上げると、私の顔を見上げて、くしゃっと […]
自分が体験したことのない状況に出合ったとき、どう動くか。大人でも失敗を恐れ、怖いと感じるかもしれません。しかし、子どもたちが成長するきっかけは意外と困ったときや、失敗したときにこそ隠されているものです。 5年生Sくんは、感情のコントロー […]
夏が近づくとある出来事を思い出します。 小学4年生の小柄な私は必死で逃げていました。 私と比べて体が2倍ぐらいある6年生が、小石を片手に追いかけてくる。 その小石がいつ自分に投げられるかの恐怖と戦いながら。
「サボテンを持ってくるのを忘れました」と、ある4年生男子が言いに来ました。普段の関わりから察するに、本当に忘れたんだろうなと想像がつき、次週持ってくる約束をしてその日は終えましたが、翌週もまた「持ってくるのを忘れました。毎日やったんですけど」と私に言いに来ます。
「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。」あまりに有名な梶井基次郎の『檸檬』の書き出しです。 「えたいの知れない」焦りや不安。理由もわからずモヤモヤすることは、大人以上に子どもが感じていることかもしれません。赤い箱から青 […]
先生は、高校生のときに打ち込んだものがある。バスケットボールだ。バスケットボールは高校1年生から始めた。中学生のとき、遊びから始めて、高校でもやろうと思った。でも入学した高校は、あと一回勝てば全国大会に出られるくらいの強豪校だった。それも […]
年長クラスの「ひみつのしれい」という、お題に沿って心と体を動かす時間のことです。「ひみつのしれい。にんじ…。にんじんになりきろう!」「にんじん?!(笑)」「こうだよ(笑)」「すごい!にんじんになりきってる(笑)」「じゃあ、先生と一緒にもう一回読んでみよう!」「ひみつのしれい、忍者になりきってみよう!」「にんじんじゃなくて、忍者ですね!」「忍者か~(笑)」忍者になりきろうというお題だったのですが、Zくんの読み間違いで思わぬほうへ面白く変容していきました。
今回は、私の母の話をしたいと思います。私は、小学生の頃から発展途上の国を支援する国際協力に興味がありました。両親共に旅行が好きで、旅行先の海外の写真を見せてくれることもあり、どんどんのめり込んでいきました。国際協力のワークショップに参加したり、ミャンマーに絵本を翻訳して送る活動をしたり…青年海外協力隊について調べていくうちに、自分の目で途上国の生活を見てみたいという思いが強くなりました。