2023年度の花まるサマースクール、現場からのレポートをお届けします!
今回は、「高濱先生と行く修学旅行」のコースを引率した「コング」のレポートです。
・高濱先生と遊び尽くす
・仲間との絆を深める
この2つをテーマに掲げ活動をしたサマースクールでした。
関東、関西、中京と、住む場所がバラバラな子どもたちでしたが、少しずつ絆が深まり、最後には班の垣根を越え、名前を呼び合う姿が見られるようになりました。
■1日目の大観峰散策、2日目の草千里散策・火口見学
どこまでも続く道を仲間とともに分け入ったり、雄大な景色を写真に撮ろうと仲間と試行錯誤したりと、どんな年代でも自然に触れるとワクワクして、自然とそこに遊びが生まれる、自然の偉大さを子どもたちの姿から感じました。
■3日目のお茶体験
肥後古流という武家の流派を通して、作法だけでなく、茶道そのものの本質に触れた子どもたち。特に茶室から出たときは、背筋がスッと伸び、一皮むけたような姿を見せてくれました。
■3日目の午後の川遊び
気がつくと、班の垣根を越えて遊んでいる姿が多々見られるようになりました。こちらが合わせたわけでははなく、一緒に遊ぶなかで共鳴した様子でした。
活動を通して絆を深めることができたのはもちろんですが、宿での生活でメンバーとの絆を深めていたのが、今回参加した子たちの特徴でした。
2・3日目の宿では、班をシャッフルして寝る部屋を決めました。初めこそぎこちなさはありましたが、気がつくと、会話が弾んでいた子どもたち。「このメンバーで遊ぶことが幸せだ!」という気持ちが芽生え、結果それが日常につながっていったのだと思います。それは、一人ひとりが「人との時間を大切にしたい」という心をもっているから、私はそう分析しております。
どんな時代でも、人間は「人間と生きていく」。ときには争いや嫌いあうことだってあります。「語り合う時間」でも話題に出た、“どれだけ相手の心に目を向けて接することができるか”その大切さを経験を通して実感することができた、貴重な夏になったかと思います。
花まる学習会での日々の集大成として、当コースを選んだ子どもたちが多かったかと思います。高濱との対話、メンバーとの日々を通して、このコースで学んだことが、これからの社会をつくっていく子どもたちの未来につながっていきますと、幸いです。
みんな、コングは、高校生リーダーとなって帰ってくるみんなのことを待っているよ!
また会いましょう!
2023年 夏
花まる学習会 コング/前原匡樹
前原匡樹(まえはらまさき)/コング
花まる学習会(花まるオンライン)
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