教室長コラム

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【花まるコラム】『期待』石須孝志

「サボテンを持ってくるのを忘れました」と、ある4年生男子が言いに来ました。普段の関わりから察するに、本当に忘れたんだろうなと想像がつき、次週持ってくる約束をしてその日は終えましたが、翌週もまた「持ってくるのを忘れました。毎日やったんですけど」と私に言いに来ます。

【花まるコラム】『檸檬と蜜柑』水口加奈 2022年2月

 「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。」あまりに有名な梶井基次郎の『檸檬』の書き出しです。  「えたいの知れない」焦りや不安。理由もわからずモヤモヤすることは、大人以上に子どもが感じていることかもしれません。赤い箱から青 […]

【花まるコラム】『すべてが僕の力になる』小川凌太

 先生は、高校生のときに打ち込んだものがある。バスケットボールだ。バスケットボールは高校1年生から始めた。中学生のとき、遊びから始めて、高校でもやろうと思った。でも入学した高校は、あと一回勝てば全国大会に出られるくらいの強豪校だった。それも […]

【花まるコラム】『問題文を最後まで読まないワケ』川村優駿

年長クラスの「ひみつのしれい」という、お題に沿って心と体を動かす時間のことです。「ひみつのしれい。にんじ…。にんじんになりきろう!」「にんじん?!(笑)」「こうだよ(笑)」「すごい!にんじんになりきってる(笑)」「じゃあ、先生と一緒にもう一回読んでみよう!」「ひみつのしれい、忍者になりきってみよう!」「にんじんじゃなくて、忍者ですね!」「忍者か~(笑)」忍者になりきろうというお題だったのですが、Zくんの読み間違いで思わぬほうへ面白く変容していきました。

【花まるコラム】『送り出す勇気』紙田笑夢

今回は、私の母の話をしたいと思います。私は、小学生の頃から発展途上の国を支援する国際協力に興味がありました。両親共に旅行が好きで、旅行先の海外の写真を見せてくれることもあり、どんどんのめり込んでいきました。国際協力のワークショップに参加したり、ミャンマーに絵本を翻訳して送る活動をしたり…青年海外協力隊について調べていくうちに、自分の目で途上国の生活を見てみたいという思いが強くなりました。

【花まるコラム】『リアルな体験を通じて』須永修平

 子どもたちと接していると、時折、私も知らないことを知っていたり、新たな発見をする場面を見かけたりします。そういった子どもの知識、感性はどのようにして身につくのでしょうか。今回は、ある生き物についての二つのエピソードをご紹介します。  ある […]

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