【教室スケッチ】子どものもつ創造力~アイキューブ~

【教室スケッチ】子どものもつ創造力~アイキューブ~

アイキューブの特別タイム。狙いは2つ。

①テキスト「すみれ」の問題を解くだけでなく、遊び道具になるという実感を子どもに持ってもらうため
②いろいろなものを生み出す機会を皆で共有することで、創造の幅をさらに広げてもらうため

「動物園を作ろう」とテーマ設定し、席に着いた子から順次スタート。

恥ずかしがりやでなかなか声が出ないKちゃんがアイキューブのカバーの隙間から私を覗いてきたので、手を振ると笑顔で手を振り返してくれたのには驚いた。
これはコミュニケーションチャンスと思い、Kちゃんのもとへ行き、作っているものを見てみると動物ではなく動物園の建物を作っていた。おもしろい。柱の高さを揃えるこだわりで再現度の高さを感じた。

動物を作るにしても、すべてのピースを使って1匹の動物(や恐竜)を作る子もいれば、いくつも動物を作る子がいた。「何を作ったの?」と聞くのは、ほどほどにした。明確な何かというよりも「っぽい」ものを作っている子が多かったから。

何かである必要はないし、子どもがイメージしている動物園に私たち大人が合わせていけば良い。何を作りたいのか、何をイメージしているのかを憑依するかのごとく想像する。
その子の創造を、一緒に楽しむ大人でありたい。

〜教室レポートより〜

by Kazuaki Suzuki

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