【教室スケッチ】上に憧れる

【教室スケッチ】上に憧れる

3年生になってたんぽぽの暗唱発表を積極的にやるようになった子がいる。
彼女は年長から花まるに入会し、二年生までは発表をする、挙手をするといったことを積極的にはしなかった。

それが今年度に入った途端に変わったので、何かきっかけがあったのかなと気にはなっていたが、お母さまからの連絡帳コメントでそれがわかった。

昨年度、毎回3年生の子たちが堂々と発表する姿を見て憧れ、「自分も3年生になったら」と密かに心に決めていたとのこと。

こういったコメントを見ると、やはり1~3年生、また4~6年生が同じ教室にいる空間は良いものだなと思う。「何年生だ?」「2年生」「2年生なのに生意気だぞ」なんていう男の子のやり取りも時折見かけるが、子どもは学年であったり何歳というものを非常に大切にしている。

その感覚は大人になるとあまりないと思うが、確かに自分自身、振り返れば子どもの頃の一つ違いは今と違った価値観を持っていた。「何歳だから」、「何年生だから」、~しなきゃけない、といった変な強制感は出したくないが、上の学年に憧れる、そういう姿を目指したいというプラスのエネルギーが生まれるプロデュースは改めて上手くやっていきたいものだと思う。

~教室レポートより~

by Yushi Sakakibara

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