2025年3月に開催した花まる雪国スクール、現場からのレポートをお届けします!
今回は、「花まるスキー王国」のコースを引率した「バラ」のレポートです。
天候に恵まれた今回の雪国スクール。宿周辺やゲレンデにたっぷりと雪が積もった姿は「まさに雪国」、一方で青空が広がるとても陽気な気候に、思わず身体を動かしたくなるほどでした。
スキー活動は初日午後と2日目の午前・午後の計3回です。 まずは体を慣らすために緩やかな斜面でハの字・ブレーキのレッスンから。ピタッと止まれた子、なかなか止まらずズルズルと滑り続けてしまう子、ついスピードが出過ぎてしまう子…状態はさまざまでした。しかし何度も挑戦するうちに、ピタッときれいに止まったりスピードをコントロールして曲がったりと、多くの子が次のステップである「リフトに乗ってゲレンデを滑る」まで進みました。
2日目午前の終盤には、全員がリフトへ。片足でバランスをとる、滑りながら「だるまさんが転んだ」をするなど、班ごとにスキルアップチャレンジを楽しみながら進めました。
思い通りにできないこともあったはずです。それもスキーの醍醐味。転んでなかなか起き上がれない、板や体を思うように動かせない…。上手くいかないときにそれを乗り越える意志と心を育むとてもいい機会にたくさん出会うことができます。一人では頑張れなくても、ほかの子が励まし、ときに手を差し伸べてくれて一緒に壁を越えていく。それが花まるのスキーです。
生活面では「あいさつ」「そうじ」を特に大事にしました。「ありがとう」「お願いします」「おはよう」など、言葉を発することはできても心を込めて相手の目を見て言えるかどうか。自分が汚したわけでなくても気づいたときに自分が動けるか。これぐらいでいいか、と流すのではなくやりきれるか。これらを大切にできる人は、きっとまわりに信頼され応援されるようになるはずです。
2泊3日でできるようになったことが明日以降もできるように。雪国スクールは終わったところがスタートだよと伝えました。
スキーが上手になるだけでなく、それを通して、また仲間たちとの集団生活を通してさらにたくましく。今回の雪国スクールがそのきっかけに少しでもなれていたら幸いです。
ご参加くださりありがとうございました。
2025年 春
花まる学習会
バラ/榊原悠司
🌳花まる野外体験公式サイト
https://hanamaruyagai.jp/
榊原悠司(さかきばらゆうし)/バラ
思い出写真館























