【花まるサマースクール2022】やみ~/宮阪太久哉🌻川遊びの国

【花まるサマースクール2022】やみ~/宮阪太久哉🌻川遊びの国

2022年度の花まるサマースクール、現場からのレポートをお届けします!
今回は、南アルプスエリアで「川遊びの国 」のコースを引率した「やみ~」のレポートです。

 

🐡川遊びの国🌼

子どもたちは2泊3日、全力で遊び尽くしました!


川遊び
1日目の午後と2日目の午後は、篠沢大滝キャンプ場のすぐ横を流れる川で思いっきり遊びました。
川の水は川底まで見えるくらい透き通っていて、遊ぶには最高です。川では、リーダーと水かけ対決をしたり、ぷかぷかと浮いて流れて遊んだり、川の浅瀬で生き物を探したりできます。オタマジャクシの水族館を作っている子もいました。
川に慣れてきたころには、みんなで沢登りをしました。一列になって川を登っていきます。身を低くして手足で体を安定させながら、段差も乗り越えていきました。途中、仲間に「がんばれー!」とエールを送る子がいたり、「こっちだよ」とルートを教えたりする子もいました。そして、ゴールの滝を見たときの子どもたちの表情は、達成感に満ちあふれ、少したくましくなっていました。


魚つかみ、魚さばき
魚つかみでは、魚を一生懸命追いかけて岩の下に追い込み、一気に掴んでいる子がいました。「さかなヌルヌルー!」と嫌がっていた子も、勇気を出して触ることができました。コツをつかむとみんな一気に捕まえて、「捕ったー!」と見せてくれました。
自分たちで捕まえた魚は、自分たちでさばきます。魚さばきでは、「命をいただく」という意味を身をもって体験し、「食」について改めて考える時間となりました。そして、夕食でそのお魚をおいしくいただきました。「魚は嫌いだったけれど、今日は食べることができた!」という子もいました。


草原遊び
2日目の午前と3日目の午前に、川のすぐ横の草原で遊びました。自由遊びでは、「だるまさんがころんだ」をしたり、草の蔓で作った縄跳びで遊んだりして楽しみました。また「ネイチャービンゴ」を実施し、チームで指定されたものを見つけていきました。お題にある「丸い石」や「黄色い花」を見つけると、「あったー!」と嬉しそうでした。


食事作り
2日目と3日目の朝食は、自分たちで作りました。2日目は、ホットドッグです。パンにチーズとソーセージを挟んでアルミホイルで包み、牛乳パックに入れます。そして、そこにマッチで火をつけて加熱します。均等に焼きあがるように火を調整しながら作っていきます。3日目は、サンドウィッチです。パンにマヨネーズを塗って、具を挟んでいきます。オリジナルな重ね方で美味しさを追求します。自分たちで作った朝食は、大自然のなかで朝日を見ながら食べました。景色も最高で、おいしさ倍増です。


夜の活動
夜はキャンプファイヤーやナイトハイクで楽しみました。空を見上げると、満天の星が。天の川や人工衛星が見えるくらいきれいな空です。
しばらく見ていると、スッと流れ星が見えました。子どもたちも大興奮で、じっと空を見つめていました。


全体を通して
あっという間の2泊3日。このコースはキャンプ場を使用するので、1日のほとんどの時間を屋外で過ごします。
自然のなかでの生活。普段は聞き逃したり見逃したりしてしまう風の音や生き物の鳴き声、天気の移り変わり、朝焼けや夕焼け、近くで見る昆虫なども、ここでは五感で感じながら過ごしました。川遊びと草原遊びは2回ずつあるので、遊び方に成長があったり、幅が広がったりすることも。子どもたちって遊びを考えるプロだなと、毎回感じます。


大自然のなかで、全力で遊び、自分たちで食事を作り、仲間と一緒に生活をする。食事づくりひとつとってもイレギュラーなことがたくさんあります。座って待っているだけでは食事は出てきません。イレギュラーをどう乗り越えていくかも、このコースでは大事にしています。子どもたちがそのことを少しでも感じていたら嬉しいです。

保護者のみなさま、このたびはご参加いただきましてありがとうございました。



2022年 夏
花まる学習会 やみ~/宮阪太久哉

 

 

宮阪太久哉(みやさかたくや)/やみ~

花まる学習会(東京東ブロック)

 

写真館 

<川遊びの国 in南アルプスエリア>
水も空気も星空も、サマースクールNo.1~

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