2025年度の花まるサマースクール、現場からのレポートをお届けします!
今回は、「わくわくアドベンチャー」のコースを引率した 「アニマル」のレポートです。
初日のキャンプファイヤーは、雨のためできませんでした。ですが宿内活動になったことで子どもたち同士の会話が増え、それぞれの距離をグッと近づけました。
2日目の秘密基地づくりでは脅威の集中力を発揮し、短時間でこだわりの基地を完成させました。まわりに掘られたたくさんの落とし穴にはまった自由時間は大切な思い出です。
そして魚さばきでは、「命をいただく」ということを感じ学びました。「もっと食べたいんだけどー!!!」と叫んだ声は、きっと魚にも届いたことでしょう。
3日目の「100人鬼ごっこ」(しっぽとり鬼ごっこ)は、このコースのハイライト。「気持ちで負けず、勝ちきる!」ということを学びました。優勝が決まったときのハイタッチ。幸せだったなぁ。みんなで作ったカレーも、「世界一!」と思えるほどにおいしかったです。
そしてその夜は、初日から楽しみにしていたお楽しみ会。帰りのバスでは、お楽しみ会で流行ったワードが楽しそうな声とともに聞こえてきました。
「一番大切なものは、実はいつも一番近くにあるんだよ」 あるとき、子どもたちに伝えました。最終日に子どもたちが書いた作文には、
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友達と離れることは寂しい。でも思い出の箱に大切にしまっておく。
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とありました。わくわくアドベンチャーではたくさんの活動をおこないますが、そのどれもが一つの点ではなく「仲間」という線でつながったのだろうなと思います。鬼ごっこで逃げ切った子たちが駆け寄った先で待っていたのは大好きなリーダーと仲間たち。その映像にウルッときたことは内緒です。
帰りのバスのなかで聞こえている賑やかな声は、解散すると聞こえなくなります。そこにきっと寂しさを感じるのだろうなと思いつつ、離れたことで実感した「一番大切な場所」に子どもたちは帰っていくのでしょう。4日間、それぞれがそれぞれの形で本当によく頑張りました。疲れて最初は話が出てこないかもしれませんが、どうか「頑張ってきたんだってね。アニマルが言っていたよ。」とギューっとして迎えてあげてください。
改めまして、サマースクールへのご参加、本当にありがとうございました。
2025年 夏
花まる学習会 アニマル/北澤優太
北澤優太(きたざわゆうた)/アニマル
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https://hanamaruyagai.jp/