【幸せな受験体験談】vol.40 「見守ることは、難しくて、そしておもしろい」|青稜中、細田学園中合格🌸Iさんのお母さま

【幸せな受験体験談】vol.40 「見守ることは、難しくて、そしておもしろい」|青稜中、細田学園中合格🌸Iさんのお母さま

受験勉強を通して自学の姿勢を身につけ、志望校合格はもちろんのこと、進学後も幸せになる「幸せな受験」を目指すスクールFCの卒業生にインタビュー!

今回は、青稜、細田学園中に合格したIさんのお母さまの体験談をご紹介します。

 

「メシが食える大人に育てる」という花まるグループの理念に共感し、娘は年⾧から花まる学習会、小学4年生からスクールFCでお世話になりました。

振り返ると、小学6年生になってから受験当日まで、あっという間のできごとだったように感じます。受験を終えてみて、この1年間で印象的だったことを、2点振り返りたいと思います。

1つ目は、子どもが受験に本気になるタイミングについてです。

娘は、小学6年生の夏から秋にかけ、算数を中心に成績が伸び悩んでいました。その一方で、家では息抜きをして過ごす場面も多く、成績が下がっていることへの危機感もあまり見られなかったことから、親としてはモヤモヤした気持ちを抱く日々でした。

そんな娘にも、12月初旬ごろ、ようやく変化が訪れました。いままで私たちが何度勧めても利用しなかった自学室に自ら行くと言うようになり、過去問にも積極的に取り組むようになりました。それまでは親が何度言っても変わる様子が見えませんでしたが、塾の先生方が上手に促してくださったこと、実際に志望校の過去問を解いて自分の点数と目標点数がわかるようになってきたこと、まわりの子たちが真剣に頑張る様子を見たことなどで、ついにスイッチが入ったようです。

受験が終わり、本人は「もっと早く本気になって取り組んでおけばよかったかなぁ~」などと言っていますが、親に言われてではなく、自分なりに納得したタイミングで「最後は私なりにしっかり頑張った」と思える経験を積んだことは、彼女のなかで自信になっているように見えます。親としては、「いつスイッチが入るんだろう?」「そもそもスイッチは本当に入るのか?」「見守るのが正解なのか、無理にでもやらせるのが正解なのか?」と、サポートの難しさを感じる経験でもありました〈自分が受験するほうが、よっぽど楽だと思ったものです(笑)〉。でも、最後には、ちゃんとわが子も受験に本気になるタイミングがやってきました。うまく導いてくださった先生方には、お礼を申し上げたいと思います。

2つ目は、志望校選びと偏差値についてです。

小学6年生の11月まで偏差値が伸び悩んでいた娘は、志望校、併願校を見直す必要がありました。振り返れば、これがわが家の受験の最大のターニングポイントだったように思います。いままでは模試の結果偏差値よりも上の学校にばかり意識がいっていましたが、偏差値帯を広く見はじめるようになると、ほかにも魅力的だと感じる学校が見つかるようになりました。

どんな学校に行かせたいかについても、「中⾧期の海外留学など、幅広い経験ができる機会があり、わが子の興味・関心が見つかりそうな学校」「失敗を是とする方針で、新しい取り組みにも精力的な学校」「大学進学のみに注力せず、各種学校行事が充実している学校」など、学校を探す際の基準がより明確になり、いわゆる偏差値は当初の志望より低くとも、進学したいと思える学校が複数見つかりました。

「ここならぜひ進学したい」と思える実力相応校が見つかったことは、娘の受験スケジュールを考えるうえで、精神的に非常にいい影響を与えてくれました。塾の先生にも「この学校は○○さんに合っていると思いますよ」と背中を押してもらえたことも、安心材料になりました。

また、現在の実力に近い偏差値帯の学校の過去問にしっかり取り組み始めたことで、基礎的な問題を落とさずに正答できる力が向上しました。その変化は娘自身も感じたようです。結果的に、挑戦校も含め、算数全体の実力が向上したように思います。

最終的には、志望校を見直した結果、埼玉の実力相応校でしっかり合格を得ることができ、2月の東京入試では気兼ねなく挑戦校に挑む決断ができました。9~12月の持ち偏差値からは15近く足りない志望校でしたが、12月以降、最後まで点数も伸びたこともあり、奇跡的に合格をつかむことができました。

志望校を幅広く見るようになり、志望度の高い実力相応校や安全校が見つかったことがわが家の転機になりました。この先、受験に臨まれる方も、塾の先生方のお話と合わせ、幅広く志望校を見ることが貴重な出会いにつながるかもしれないなと思います。

最後に、この受験体験記を機にわが子の受験を振り返り、「失敗を恐れすぎない」「自分を肯定する」「自分を信じて挑戦する」といった、花まる学習会に通い出した頃から大事にしたかった価値観は、少なからず娘のなかにも育ってきているのかなと思うことができました。最初から最後まで、根拠がない謎の自信(?)をもとに、明るく騒がしく、なんだかんだ楽しそうに受験を走りきった彼女の姿を見ると、花まるに通い出した7年前と比べ、大きくなったなと感慨深い気持ちになります。

FCが掲げる「幸せな受験」が、わが家もできたのではないかと思います。娘は最後まで、塾に通うことが楽しそうでした。塾の仲間や先生たちの話も、毎日家でたくさん話していました。温かくご支援くださった関係者のみなさまに、この場を借りて、心よりお礼申し上げたいと思います。


 


花まるグループの進学塾部門 スクールFC
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