受験勉強を通して自学の姿勢を身につけ、志望校合格はもちろんのこと、進学後も幸せになる「幸せな受験」を目指すスクールFCの卒業生にインタビュー!
今回は、上野学園中に合格したLさんのお母さまの体験談をご紹介します。

娘は3月生まれで、さらにのんびり成長タイプだったこともあり、保育園の担任の先生からも「小学校に入ったら苦労するかもしれない」と言われておりました。そのため、在住区には特認校制度というものがありましたので、学区域であるクラス数の多い小学校ではなく、単学級で面倒見が良いとされている小学校を選びました。
小学校に入ると正直、苦戦する教科や単元もありましたが、学習面においては親のフォローでギリギリついていけるような感じでした。ただ、教育熱心な親御さんが多かったこともあり、4年生になると一気にクラスメイトは受験モードに突入しました。案の定「私も受験したい!」と言い出した娘の勢いに押された感じで、流されるまま塾選びをはじめました。近所には多くの進学塾がありましたが、学校の授業についていくのもフォローが必要な状態なのに、本当に受験ができるような学力まで到達するのか不安を感じながら、多くの塾に問い合わせたり、実際に体験に行ってみました。あらゆるサイトで検索し、最後はGoogleMapで「近くの塾」と検索するまで調べ尽くしました。学校の授業についていくのもギリギリな娘に寄り添ってサポートしてくださるのは、個別指導塾か家庭教師などで高額な料金を払うしかないのかな…と思い、塾選びをあきらめようと思いはじめていました。
スクールFCとの出会いは人とのつながりからでした。私は仕事をしており、夫は海外勤務が数年、その後も月の半分は日本にいない状態が続きましたので、保育園から小学校低学年までは区のファミリーサポートに登録し、娘の習いごとや学童などの送迎を頼んでいました。そのサポーターの娘さんが「進学塾を5回も変えて、なんとかいい塾を見つけて受験できた」とおっしゃっていたことを思い出しました。高学年になってからは送迎サポートをお願いしていませんでしたが、思い切って「塾を教えていただけないか」とお電話しました。私は娘のいいところをいつもほめてくれださるファミサポさんをとても信頼していたので「娘さんの雰囲気に合うかも。よかったら体験に行ってみてね」と電話で聞いたあとすぐに、FCに電話をかけました。
娘を理解してくれる先生との出会い
入塾してから、本人は楽しく通っていました。のんびり屋の娘にはすべての課題がこなせないこともありましたが、きちんと娘の性格や許容量を把握してくださっていたので、相談しながら対応していました。ただ、課題はこなしていくが、絶対に理解していないだろうと感じることも多々あり、模試などで具体的な数字が出てくると「やはり受験をするということ自体が無理なのではないか」と感じることも多くなっていきました。本人は頑張っているのですが、頑張り方が違うのではないかと、娘の勉強中に口を出しては喧嘩になることもありました。そして一向に成績が上がらぬまま小学6年生を迎え、受験を辞めて公立中学に進学することを真剣に考えていました。一方、娘は絶対に受験をしたいと言い張り、自学室が開いている日にはすべて行くようになっていました。
ときには先生に「こんな状態で受験をしても受かるはずがないですよね?」と強めの口調で電話してしまったこともあります。本人と夫の希望もあり、共学でなければ受験しないという方針でしたので、志望校も決められないぐらい、数値的な部分では伸びていませんでした。インターネットでやみくもに偏差値の低い学校から順に、自宅から通えそうな学校をピックアップして見に行きましたが、どの学校もピンとくることはありませんでした。先生にも、「受けられる学校がないです」と泣きつき、要望として、公立では勉強のサポートが心配なこと、中高一貫校に入って好きなバレエや小説を書くことを思う存分やってほしいこと、大人しい性格なのでイジメなどに遭遇しても気づいてもらいやすいところを探していることを伝え、一緒に探していただけないか相談しました。
担当の先生は、私からの要望に対し、いやな顔一つせずに調べてくださいました。インターネットにも載っていない情報もまとめてくださり、そのなかから説明会日程が近い学校を何校か見にいきました。娘の性格もわかってくれている先生が選んでくださったこともあり、ピックアップ1番目の学校が、一番しっくりくる校風でした。放課後は毎日、大学生のチューターが常駐していて勉強のサポートを無料で受けられたり、家に帰ってからもネット上で先生に質問でき、21時までのオンライン自習室もあるとのことで、親としても安心できるシステムの学校で、説明会ではたくさんの学生さんが娘に話しかけてくれて、学校の話をたくさん聞くことができました。課外活動も充実していて、娘が興味をもちそうな内容も多くあり、本人は「私、ここに行きたい!」と言うようになりました。説明会に数回行くと先生方も「〇〇さん、こんにちは!」と娘を覚えてくれました。
過去問に苦戦~トレーニングジムのような日々~
夏を過ぎて志望校を決めましたが、成績は伸び悩み、毎日頑張っているのに成績が伸びませんでした。もうほかの学校を検討する時間もなかったので、志望校は1校のみにして、そこがダメだったら公立校に行くことに。秋からはじまった公立の説明会にも足を運びました。並行して志望校の過去問を分析し、志望校の過去問に近い問題を先生と相談しながら繰り返し実践することにしました。とにかく、ほかのお子さんの3~5倍の時間がかかるので、強化する問題を筋トレのように毎日おこない、必要でないものを省くことにしました。受験科目も2教科に絞り、苦手な算数は、過去問5回分をすべて書き出し、毎日数字を変えて項目別のプリントを作りました。トレーニングジムのように勉強を繰り返していくと、だんだんと問題を解くことができるようになっていきました。そのなかでもどんなにやっても苦手な問題は「解かなくていい」とスパッと切り、どんな問題が出ても合格最低ラインに乗せられるように、できる問題を少しずつ増やしていきました。
ギリギリの合格~感謝!感謝!感謝!~
楽観的な娘が受験当日、私と別れるときに急に泣き出しました。志望校は1校だけ、2月1日が一番受かりやすいとも知っていましたので、強いプレッシャーがあったのだと思います。特に最後の1か月は、私とベッタリ、毎日一緒に勉強をしていたので、急に一人でできるか不安になったのかもしれません。
午前中のテストが終わり、娘が午後のテストを受けている間に結果が出ました。午前の解答を見る限り、ギリギリか厳しい結果になるかな…と思っていたのですが「合格おめでとうございます」という画面が出てきました。私より先に、受験をすることに反対していた夫が泣き出して、少し笑ってしまいました。
入学者説明会で、入試担当の先生が「〇〇さん! 頑張ってくれてありがとう。ちゃんと合格ラインに到達していましたよ」と言ってくださいました。実は1か月前と2か月前に受けた学校独自の模試もあまりうまくいっていなかったので、心配してくださっていたとのことでした。娘は不器用で、苦手なことがとても多いですが、必ず近くに、娘をわかってくれる人がいて、人とのつながりでここまで成長することができたと思います。中学では科目数も増えますし、きっと苦労もあると思いますが、きっと頑張れると思います。
本当にありがとうございました!
花まるグループの進学塾部門 スクールFC
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受験に合格することが、人生のゴールではありません。 考えなければならないのは、進学先で幸せになり、「自立した魅力的な大人」になること。スクールFCでは、受験カリキュラムに取り組みながら、 将来に渡って大切な、一生ものの財産を伝えます。