【花まるサマースクール2024】パッション/相澤樹🌻年長さんのドキドキお泊まり王国

【花まるサマースクール2024】パッション/相澤樹🌻年長さんのドキドキお泊まり王国

2024年度の花まるサマースクール、現場からのレポートをお届けします!
今回は、「年長さんのドキドキお泊まり王国」のコースを引率した「パッション」のレポートです。

 

🌻年長さんのドキドキお泊まり王国🐟

酷暑のニュースが毎日繰り返され、うだるような暑さが続いています。
一昔前は夏休みともなると、麦わら帽子に虫取り網姿という子どもたちがたくさんいたものですが、昨今、そうもいかない気温が続いています。そんななか、5歳~6歳のお子さまを送り出す保護者のみなさまにとっても、さぞかし勇気のいるご判断だったかと思います。私も2年前に一人娘を花まる学習会のサマースクール年長コースに送り出した一人の親として、当時、決して葛藤がなかったわけではありません。参加を決断すまでの心中は察するに余りあります。花まる学習会を信じてお子さまをお預けいただけたことに心より感謝申し上げます。


子どもたちが過ごした片品村は高原ですので、気温は高くても30℃程度、夕方以降は20℃を下まわり、非常に過ごしやすい環境です。それでも例年以上に熱中症対策を講じ、定期的な水分補給はもとより水遊びの流れのなかで、衣類を軽く濡らし少しの風がふけば涼がとれるように努めながら1泊2日、遊びぬきました。


さて、1日目の夜、キャンプファイヤーの帰り際に一人の男の子が呟きました。 「明日、お母さん、迎えにきてくれるかな…」 迎えにくるに決まっています。でも、会えるまでどうしても心配。そして、同じように思っている子が何と多いことか。これこそが、親元を離れてこそ味わえるやせ我慢体験ですし、出発地で出会った仲間たちとともに寂しさを乗り越えるサマースクールの醍醐味だなと思いました。そして、何よりもこれだけの不安な気持ちを抱えながら、それでも頑張れる理由。それは帰ったら心も体も休められる場所があるという安心感があるからでしょう。


私は家や家族を灯台によく例えます。公園の砂場で夢中になって遊んでいてふとした瞬間に振り返ると必ずおうちの人の眼差しがある。幼稚園、保育園、こども園から帰ると、必ずあたたかく出迎えてくれる。その信頼があるから、1泊2日、夜を乗り越える怖さにも耐えれるのだろうなと思います。


本当にみんなよく頑張りました。 どうか、おうちに帰ったらゆっくり心も体も休ませてあげていただければと思います。自分のことを自分でやりたいという子が多かったので、もしかしたら、頑張った反動で少し甘えが強まる子もいるかもしれません。でも、その栄養補給を終えたら、必ず一皮むけてたくましくなるはずです。


改めまして、このたびはご参加くださり、誠にありがとうございました。


2024年 夏
花まる学習会 パッション/相澤樹

 

 

相澤樹(あいざわたつき)/パッション

花まる学習会(新事業プロジェクト長/茨城ブロック)

 

🌳花まる野外体験公式サイト
https://hanamaruyagai.jp/

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