2024年3月に開催した花まる雪国スクール、現場からのレポートをお届けします!
今回は、「花まるスキー王国」のコースを引率した「まじけん」のレポートです。
花まるスキー王国へのご参加、誠にありがとうございました。子どもたちにとってもご家族にとっても、大切な時間・機会となっていましたら幸いでございます。
「みんなは、花まるのスキー王国に参加した! スキー、うまくなって帰ろうぜ!」行きの車内で、私の本気を発信しました。「おー!!」子どもたちの頼もしい反応を、とても嬉しく感じました。全員を誇らしくも感じました。
初日、思うように滑ることのできない子もいました。なぜか転んでしまう…。なぜか止まれない…。もし孤独な状況だったら、心が折れていたかもしれません。しかし、花まるスキー王国では、心配無用です。「大丈夫?」という声かけはもちろん、「足をそろえたら起き上がりやすいよ!」「ちょっと待って、いま行くから!」「膝を曲げると転びにくいよ!」など、今朝作られたばかりのチームでもチームワークは充分にできあがっているのです。教え合うことやサポートし合うことも、技術向上への道筋の一つです。
2日目、技術向上への気持ちはますます高まっている印象を受けました。「体重のかけ方を教えてもらったから、こうしてみた!」「パラレルターンができるように、片足で5秒間すべる練習をしようよ!」仲間やリーダーからのアドバイスを意識したすべりをしていました。
最終日の朝、子どもたちに「まじけんは、何度もみんなに伝えてきた。スキー、うまくなろうぜ!と。どう? うまくなった?」と聞きました。「はい!」「なったー!」「パラレルターン!」などなど、新鮮な喜びの声で満たされました。私は、スキーやスノーボードを趣味にしています。「これからもっともっとスキーがうまくなって、自分の気持ちが板に伝わり雪と友達になり雪山を好きになって雪山に愛してもらえるような、最高の時間を過ごしてね!」と伝えました。
最終日の昼、心にある言葉を教えてとお願いしたところ、数名の子が私の前で語ってくれました。「思い出は、エキスパートになったことです。しばらく花まるをやめてしまうので、ここでエキスパートになれてうれしいです!」「急斜面で滑ることができて楽しかった! スピードを出し過ぎないようにエッジを立てて滑った!」「教えてもらったカーブの練習を頑張った!」「景色がきれいで楽しかった!」「パラレルターンはお姉ちゃんがうまいので、お姉ちゃんに聞いてもっとうまくなりたいと思った!」
この3日間が、この3日間に向けてのすべての時間が、子どもたちのますますの成長につながっていると思います。一期一会のこのメンバー全員が、これからも笑顔に満ちた人生を送っていく姿を想像しています。遠くからではありますが、応援しています。保護者のみなさま、お力添えをありがとうございました。
2024年 春
花まる学習会
まじけん/真島健一郎
🌳花まる野外体験公式サイト
https://hanamaruyagai.jp/
真島健一郎(まじまけんいちろう)/まじけん
花まる学習会(神奈川県北ブロック)
思い出写真館