【花まるサマースクール2024】キーマ/伊原健太🌻わくわくアドベンチャー[関西エリア]

【花まるサマースクール2024】キーマ/伊原健太🌻わくわくアドベンチャー[関西エリア]

2024年度の花まるサマースクール、現場からのレポートをお届けします!
今回は、「わくわくアドベンチャー」のコースを引率した「キーマ」のレポートです。

 

🐟わくわくアドベンチャー[関西エリア] 🌳

このたびは花まるサマースクール「わくわくアドベンチャー」にご参加いただき誠にありがとうございました!


【1日目】
集合場所では緊張していた子どもたち。バスに乗り込み班の仲間たちと仲良くなって、宿に到着し昼食をみんなで食べる頃にはすでに気軽に会話ができる仲になっていました。行きのバスで伝えたことは「人とものを大切にすること」。自分のことだけでなく、さまざまなところならアンテナを張って想像力を働かせると、自然と言動が変わります。そのことを伝えると、子どもたちは早速バスの上の荷物置き場に置いていた荷物をおろしてくれたリーダーに「ありがとうございます!」と心を込めて伝えていました。


午後の活動では、草原遊びとピクチャーリーディングをおこないました。やりたいことを全力でやろう! と伝えると、それぞれがやってみたい遊びに没頭していました。ピクチャーリーディングでは、「あ、あった! みんな見て!」と目を輝かせて班の仲間に伝える子や、それに走って駆け寄る子の姿が見られました。班ごとに部屋で過ごす時間は、どの班も明るい雰囲気でした。


【2日目】
起床後は宿のお片付け競争に挑戦しました。感謝の気持ちで片付けに取り組んだ結果、宿の方が片付けてくださったかのような仕上がりに。どの班も全力で取り組んだからこそ、結果発表時には緊張感が走りました。


午前・午後とたっぷりおこなったのは、理科実験です。午前は「火」をテーマに、まずは火に慣れるところから。火をつけることができるようになったら、スチールウールの燃焼実験に挑戦しました。「あれ、燃やす前とあとで重さが違う!」と、見て、触れて学びました。午後は炎色反応と熱気球の実験です。炎色反応実験では、「うわ! 赤色になった!」「綺麗!」と目を輝かせて変化を楽しんでいました。熱気球実験では、気球を作るのに時間を要し実際に飛ばすことはできませんでしたが、納得いくまで試行錯誤した子どもたちからネガティブな言葉は出てきませんでした。次の活動時間に作った気球を飛ばすことにし、飛ばしてみると、見事に大成功。イレギュラーも学びに変えて楽しみぬきました。


宿に戻ってお風呂に入り、部屋で布団を敷いていると「バン!」と外から何やら大きな音が。近くで花火大会が開催されていて、みんなで花火を見ることができました。突然の嬉しいサプライズを満喫しました。


【3日目】
3日目の活動は、川遊びと100人鬼ごっこ(宿対抗のしっぽ取りゲーム)。川遊びでは、大自然を素材に遊ぶ時間を思い思いに堪能しました。初日から待ちに待っていた川遊び。リーダーと水かけ合戦を楽しむ子や、魚つかみに没頭している子、「4つも綺麗な石を拾ったよ。あげるね」と石探しに熱中する子…。やりたいことにとことん熱中していました。「ねぇ見て! 手で捕まえたよ!」と小さい魚を素手で捕まえた子もいました。


午後は100人鬼ごっこへ。何戦も勝負を重ねていくなかで作戦を上手く練られるようになりました。子どもたちの表情や言動は、真剣そのもの。相手あっての戦いですから、相手への敬意を忘れずに全力で立ち向かいました。


【4日目】
最終日は作文書きと表彰式です。作文書きでは、思い出や感じたことを言葉にし、なかには作文用紙3枚以上の大作を書き上げた子も。仲間とともにさまざまなことに挑戦したこの4日間に思いを馳せる時間となりました。表彰式では、リーダーから想いのこもった賞状が一人ひとりに渡されました。子どもたちは受け取るとじっくり読んで噛み締めていました。


この3泊4日には、楽しかったことだけでなく、葛藤や挑戦もありました。そこには目の前の壁から目を背けず、まずは自分で考えて勇気を出して一歩踏み出す、主体的に試行錯誤する子どもたちの姿がありました。この経験が子どもたちのこれからに生きることを願っています。


改めまして、花まるサマースクールにご参加くださりありがとうございました!



2024年 夏
花まる学習会 キーマ/伊原健太

 

 

伊原健太(いはらけんた)/キーマ

花まる学習会(関西ブロック)

 

🌳花まる野外体験公式サイト
https://hanamaruyagai.jp/

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