【花まるサマースクール2023】ピカソ/坂田翔🌻川遊びの国

【花まるサマースクール2023】ピカソ/坂田翔🌻川遊びの国

2023年度の花まるサマースクール、現場からのレポートをお届けします!
今回は、越後湯沢エリアで「川遊びの国 」のコースを引率した「ピカソ」のレポートです。

 

🐡川遊びの国🌼

川遊びの国。川、川、川の2泊3日でした。天気にも恵まれ、日差しは爽やかで、水はほどよく冷たく、子どもたちにとって川が「行きたくてたまらない場所」になっていました。


初日の川では、魚をつかみ捕りしてさばきました。つかみ捕りを怖がる子も、勇気を出してみんなつかみます。つかんでみると、多くの子が意外にも落ち着きます。いざ自分の手のなかに魚を収めれば、そこで感じるものは「恐怖」ではなく「小さな命の存在」に変わるようです。そして、命をいただくことを学ぶ魚さばき。命へのリスペクトがあるから、気持ち悪いとは言いません。大切なことを、説明ではなく体験で学ぶから、子どもたちはすぐに理解していました。


川に入ると、遊びの幅は無限に広がりました。岩場でトンボを捕まえ、水に潜ってカジカを探し、浅瀬でおたまじゃくしを捕まえ、水かけ合戦をし、石を積み、石でダムや温泉を作り、川を練り歩いて探検し、岩に抱きついて温かさを感じる。何だって遊びになるし、何をしてもいい。自然のなかで、どう遊ぶか自分で決めることこそ、サマースクールの醍醐味です。


2日目は場所を変えてふたたび川遊び。「山が大きい!」と言った子は、前日よりも山が近くにあることに気づいていました。岩の大きさや流れの速さ、深さ、場所を少し変えるだけで違う表情を見せる川に、子どもたちは興味津々。初日の遊びを経て、子どもたちはもう「何をしたら楽しいか」という嗅覚が冴えています。川に着くとすぐに、自分がやりたいあそびに没頭しました。


「自分の心が動くものが何か」を見つけて、夢中になること。川遊びで当たり前にしていたこのことを、これから先も自分の人生で大切にし続けられたら、それを人は「魅力的な大人」というのだと思います。


私個人は、川で1つ、笹舟を流しました。この子たちの人生が、この子たちらしく素敵なものになりますように、と願いを込めました。 希望も葛藤も、子どもたちはさまざまな気持ちを経験したはずです。2泊3日、本当に頑張りました。ここでの経験が、自分を支える自信につながることを、心から願っています。


ぜひ、頑張ったこと、楽しかったことをたくさん聞いてあげてください。おうちで頑張りを認められて、サマースクールは本当の意味で完結します。 保護者のみなさま、子どもたちの背中を押し、送り出してくださり本当にありがとうございました。



2023年 夏
花まる学習会 ピカソ/坂田翔

 

 

坂田翔(さかたしょう)/ピカソ

花まる学習会(東京東ブロック)

 

🌳花まる野外体験公式サイト
https://hanamaruyagai.jp/

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