「肉は食べるけど、魚は食べてくれない」「魚は骨が細かくて食べにくい」とお困りのお母さんへ。
秋が旬の魚はさけ、さんま、さばなど子どもでも食べやすい種類が多くあります。
秋が旬でおいしい魚を食卓で味わいましょう!
子どもが魚を食べやすくなる工夫
「パサパサして食べにくい」「骨が口の中にあたって痛い」「においが苦手」などの理由から、魚が苦手な子も多いです。そんなときは、次のような工夫で食べやすくしましょう。
- 骨を取りそぼろにする(ごはんにかける)
- あんかけにする
- ほぐして混ぜ込む
- 竜田揚げなど揚げ物にする
- かば焼きにする
- 煮つけにする
- ピカタにする
- 魚のにおいが気になる場合はしょうが・にんにくを使用する。
- かじきなど骨の少ない魚を使う
- 市販の骨抜き魚を利用する
- 魚売り場で食べやすい大きさに切ってもらう
秋が旬の魚を使ったおすすめレシピ
上記にあげたコツの中「そぼろにする」「ほぐして混ぜ込む」「揚げ物にする」の3つを使った子どもが食べやすい秋の魚のメニューをご紹介します。
レシピ|鮭の揚げ焼き(コロッケ風)

【材料】4人分(約18個)
- 鮭……2切れ
- 料理酒……大さじ1
- じゃがいも……約500g
- 青のり……1g
- スライスチーズ……3枚 (または ピザ用チーズ……50g)
- バター……10g
- 小麦粉……大さじ2
- 卵……1個
- パン粉……適量
- サラダ油……適量
【作り方】
【1】じゃがいもの皮をむき、2㎝角に切ってゆでる

【2】鮭を耐熱皿に並べ料理酒をふり、500w5分30秒加熱する
【3】スライスチーズを12等分(約2㎝角)にはさみで切り、フィルムをはがす
※ピザ用チーズを使うと切らずに簡単です

【4】じゃがいもが茹で上がったら熱いうちにつぶし、皮と骨を取りほぐした鮭、青のり、チーズ、バター、小麦粉を加えて混ぜる


【5】【4】を平らな丸型にし、卵、パン粉をつける



【6】フライパンに油を1㎝くらい入れ熱し、【5】を並べ両面を焼く

魚には子どもの成長を支える栄養素が豊富!
魚には次のような子どもの成長をサポートする栄養素が豊富に含まれています。
●DHA
脳細胞を作る栄養素。脳の発達を促し、記憶力・集中力を向上させる効果が期待できます
●EPA
血管をきれいにし、肥満防止に役立ちます
●カルシウム
免疫力アップや精神安定をサポートする栄養素。骨や歯を強化します
●タウリン
視力低下を防止、血圧を安定させる効果が期待できます
※魚の種類や状態によって、含まれる栄養素や含有量は異なります
家族で魚に親しもう!
旬の魚は、その時期に1番おいしく食べられます。シンプルに焼くだけでもOKです。
秋はさけ、さんま、さばなどで秋の味覚を楽しんではいかがでしょうか。
魚に馴染みのない子には、一緒に料理をしたり、旬の時期に魚を掴んだり、釣って食べたりする体験をさせることもおすすめです。
楽しみながら食のありがたみや大切さを学ぶことができますよ。
食べられる魚の図鑑を見てみるのもいいでしょう。
ぜひ、体だけでなく脳の発達もサポートする魚を食卓に取り入れてください。
管理栄養士として離乳食・幼児食・アレルギー食の調理、子どもに向けたクッキング等食育活動(0~5歳)、献立作成の経験あり。事業所内保育所、小学生・中学生夏季施設、社員食堂、レストランでの勤務経験をもつ。食べることが好きで、食べ物と体の関係について興味があり管理栄養士となる。自身も子育てをしている今、子どもの頃からの食習慣は大切と痛感。