【FCコンシェルジュのお悩み相談】vol.8 中学受験の対策はいつからはじめたらよい?

【FCコンシェルジュのお悩み相談】vol.8 中学受験の対策はいつからはじめたらよい?

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【今回のお悩み】 中学受験の対策はいつからはじめたらよい?先取り学習は必要…?

 

子どもは現在、小学2年生です。中学受験のことをよくわかっておらず、どうしていいかわかりません。トップの学校に入るにはどのような時期にどのようなところまで終わらせておけばいいでしょうか。また、「先取りはあまり伸びない」とも聞きますが、実際のところどうなのでしょうか。お考えを聞かせていただけたらと思います。

学校の「情報」を定点観測しながら、お子さんの「脳力」を鍛えて、まずは土台作りを。先取りしすぎるとかえって学習がおろそかになる恐れも。

 

2年生の時点で中学受験に興味をもたれることはよいことで、お子さんの将来のための一つの選択肢ということになるのでしょうね。いまの時代、2~3年で学校の特色や入試制度が変わることは珍しくありません。まずは「情報」を集め、毎年アップデートしていきましょう。難しいことをなさる必要はありません。学校のWebサイトをネットサーフィンして大学への進学実績や部活動の種類などを定点観測なさるのがよいでしょう。

さて、肝心なお話に入りましょう。お子さんをトップレベルの学校に入れてあげたいとのご希望をもたれています。それは単に偏差値上の評価に限らず、生徒の雰囲気や学校の指導方針なども加味されてのことだと思います。そんな学校は自然と人気が集まりますし、人気校=トップ校=偏差値上昇というサイクルに入ってゆくものです。そのために必要なことを考えてみます。

第一に、一般論からお話ししますと、該当学年向けの問題集はあってもよいでしょう。学校レベルよりは高めで説明や解説がしっかりしたものをお選びください。とはいえ、書店でもネットでもそのような問題集は目移りするくらいたくさんあります。ではどう選ぶか?ズバリ、見た目です(笑)中身に大差はありません。どれもよくできています。「これは!」と思ったものを信じて「やりきる」ことが何より大切です。その一方で、塾などで、第三者の視点で「決めてくれる」人に頼ってください。お子さんを多少なりとも知っている方であれば適切な意見が聞けるでしょう。

次に、別の視点からお話しします。算数、数学に関する『Newton』( ニュートンプレス )などの雑誌に触れられる環境は、将来的にもお子さんの知的好奇心や探究心を育むのに最適だと思います。もちろん算数でなくとも理科や社会、国語、何でもいいのです。「脳力」を鍛える経験が、その後のお子さんの思考力の土台となります。

最後に、「先取り」についてです。率直に申し上げますと、おすすめはできません。小学2~3年生で、例えば予習シリーズ(四谷大塚の学習教材)の6年生まで終わらせましたとおっしゃる方に出会ってきた経験は少なくありません。立派なことですが、子どもは忘れるのも仕事です。残念なことにやったという感覚だけが残っていて、かえって学習がおろそかになり身についていないこともあります。関西系の大手塾は「飛び級」という制度を設けていますが、1学年上までというリミッターが働いています。これは正解だと思います。それ以上先取りをすると6年生になって「やることがない」と思ってやる気が失墜するとの判断です。

以上がFCコンシェルジュの意見です。ご参考になさってくださいね。ありがとうございました。

 

  


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