2月如月|消化を助けてくれる心強い助っ人!

2月如月|消化を助けてくれる心強い助っ人!

 年末年始はごちそうが続くイベントが盛りだくさん、その流れのまま春先までなんとなく食べすぎる傾向になりがちなうえに、冬はおいしい素材もたくさんあるのでついつい欲張ってしまいますよね。

 食べすぎて少々疲れがたまっている胃腸をケアするのにぴったりなのが、冬野菜の大根です。年中食べることができますが、冬の大根はまた格別。甘味があって水分もしっかりと含み、煮ても焼いてもジューシーでしっとりしています。生で千切りサラダなどにして食べても甘味が強くてとってもおいしいのですが、胃腸をケアして消化を助けてくれる食べ方でおすすめなのは、「大根おろし」。
 生の大根おろしはジアスターゼという消化酵素がたっぷり含まれているので、生で食べるのはもちろんおすすめなのですが、冬ならではの食べ方としてよりおすすめしたいのは、たっぷりの大根おろしを煮て食べる「みぞれ煮」「みぞれ鍋」です。大根を加熱することで、甘味も増し、口当たりもよくなるので、たっぷり食べることができますよ。

 お肉、お魚、野菜などと一緒にお出汁で煮たり、大根おろしと塩だけで煮て、ポン酢で食べたりしてもいいですね。味付けはお好みのものでOKです。

★食のプロからのアドバイス★

おうちでチャレンジ!
みぞれあんかけうどん

うどん………2玉


だし汁………400cc
みりん………大さじ1
醤油…………小さじ1/2
塩……………ひとつまみ

大根おろし…1カップ

本くず粉(片栗粉)…大さじ1
(片栗粉の場合は大さじ1/2・水大さじ1)
水……………大さじ2


だし汁………400cc
みりん………大さじ1
醤油…………小さじ1/2
塩……………ひとつまみ

ねぎ…………適量

① 鍋にAのだし汁と調味料を入れて火にかける。沸騰したら大根おろしを加えてひと煮立ちさせる。最後に水溶きのくず粉(片栗粉)でとろみをつける。
② 別の鍋にBのだし汁と調味料を鍋に入れて沸騰したところにうどんを加えて2~3分煮る。
③ ②のうどんをお汁ごと器に入れ、①をたっぷり乗せて最後に刻みねぎを乗せる。


🌸著者|江口 恵子

江口恵子 フードスタイリスト・料理家。心も体も健やかな気持ちのいい暮らしは、日々のごはんからはじまる。そんな想いから、おいしさと作りやすさを追求したレシピで料理教室のレッスンを行っている。雑誌やWEB、広告でのレシピ提案やスタイリング、企業やメーカーのレシピ開発などにも携わる。著書に『作って伝える郷土ほっこりおやつ』(赤ちゃんとママ社)『子どもと一緒に季節の食しごと』(マイナビ出版)ほか。

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