今どうしてる?卒業生物語 【No.2】飯村真慈さん②

今どうしてる?卒業生物語 【No.2】飯村真慈さん②

花まる学習会・スクールFC卒業生のその後に迫る企画。
第3回は「伝説の卒業生」飯村真慈さんへのインタビュー第2弾です!
>>>第1弾(前編)はこちら

ようこそ先輩飯村 真慈さん
【花まる学習会】用賀教室(小学3~4年生)
       *担当教室長:竹谷和
【スクールFC】用賀校(小学5~6年生)・スーパー算数
【進路】渋谷教育学園幕張中学校・高等学校→東京医科歯科大学医学部
【将来の目標】医者

■独特な勉強法は「おもしろさ」重視
高濱 現役で医学部に合格、どんな勉強をしていたの?
飯村 特別なことは全然…。塾や家庭教師を利用した科目もありますが、基本は学校の勉強です。数学は、いろいろな学校の過去問を解きまくって問題集代わりにしていました。同じ単元からたくさん出る問題集はおもしろくなくて、すぐにやりたくなくなっちゃう。
高濱 過去問は実力テストだもんね。つつがなく、「これを順番にやれば、この1冊をやり遂げれば合格しますよ」みたいな勉強はダメで、何が出るかわからない感じがいいんだ。おもしろさから入っていくところがいいね。
飯村 解き直しとかもできないです。解き直してわかるのは当たり前じゃないですか。
高濱 あはは!それはおもしろい!じゃあ、一発勝負で、自分でやり切れるかに賭けてるんだ。これは「真剣勝負法」みたいなやつだな。「自分の力でやる」ことにこだわる真慈らしい学習法。要するに、テーマは主体性だな。
飯村 解いて、答え合わせして…ただ、解説読むのも苦手なんで、答え合わせしてバツだったら、もう一回やり直します。できるまでやる。FCに通っていたころは、スー算(スーパー算数)の教材がおもしろかったですね。やっぱり、難しい問題を解いて、解ければおもしろい。
高濱 あー、常にやっぱりそこなんだな。難しければ難しいほど、解けるとおもしろい。結構キーワードなんだよね。絶対伸びるなーって思う子の特徴だよ。


■好きなものはとことん
高濱 真慈といえば、「魚」だよね。よく「これ、さばいたんです」って写真を見せてもらっていたんだけれど、意味わからないくらい大きい魚とかさばいたりしていて。
飯村 一回やってみたら、魚さばくのってすごくおもしろいなと思って。いろいろ買ってもらうようになりました。魚屋さんの知り合いも増えてきて、品川区がやっていたマグロの解体ショーで会った卸問屋さんには、もうかれこれ10年以上、通わせてもらっています。
高濱 マグロの卸問屋さんと仲良くなるっていうね、これで十分「普通」じゃない感じが出ています。ちなみに、突くのはできるの?
飯村 できます。
高濱 マジで?
飯村 めちゃめちゃやってます。小笠原では、結構「突き」メイン。春に小笠原に行ってきて、カンパチ14キロと9キロ…
高濱 カンパチ14キロ!?突いたの?
飯村 突いてきました。
高濱 うわー40歳違うのに、もうこんなにすごい経験…。うわー、悔しいなー。


■弟もまた熱中派
高濱 ちなみに、弟のKはなにが好きなの?
飯村 Kは今、とかげを飼っています。
高濱 とかげを?
飯村 アメリカに行った際に、ブリーダーからとかげ買って帰ってきたんです。今年は繁殖もさせようと頑張っていて、産卵までは進んでいるんですけど…
高濱 温度の管理とか、大変だよね。
飯村 そうですね、電気代もばかにならないです。
高濱 そうだよね。
飯村 今は、小さい冷蔵庫で有精卵の温度管理をしています。
高濱 もしかすると、もうすぐ産まれる?
飯村 はい、もうすぐ…
高濱 それ、カメラで撮影した方がいいんじゃない?パカっと割れて、こう…。
飯村 いいですね!
高濱 それにしても、真慈は魚、弟のKはとかげって…変な兄弟(笑)
飯村 (笑)


■お母さんはどんな人?
高濱 ここが重要!お母さんはどんな人ですか?
飯村 なんでもやらせてくれますね。お父さんも、そんなに僕らにあーだこうだ言ってこないですね。さすがに休学の話は「えー」って言ってましたけど。お父さんは、「本気でやるの?」って。
高濱 そらそうだ、普通「やめてくれよ」だよね。まだ決まってないけれど、1年休学して青ヶ島に行きたいんだよね。それにしても、お母さんはなんであんな人になったんだろう?器がでかい子ばかり3人が育ったところの感じがすごくて。6年生で受験生なのにサマーに行かせてくれるし。普通、「社会もう終わったの?理科はもう終わったの?」とか口出しするもん。受験のとき、どうだった?
飯村 そんなに。
高濱 わりと、できるように頑張ればいいんじゃない?って感じだったのかな。
飯村 はい。とはいえ、中学受験なんで、いろいろやってくれてはいたんでしょうが。高校1年生ぐらいの頃も、まったく勉強しなくてもブーブー言わなかった。
高濱 それもすごいよね。普通、言うよね。まあ、信じてるんだろうな。「この子はやればできる」みたいなのは、途中から確信を持ってたと思うんだよね。高1まであまりやってなかったの?
飯村 そうですね。テスト前も勉強しなかったり…。300人中、下から10番以内には絶対入っていた教科もあります。
高濱 (笑)なんか、俺に近いな。高校時代。
飯村 数学と理科は、授業聞いてちょこちょこやっていれば、平均上ぐらいには。
高濱 はー、やっぱり、数学が武器だったもんね。小学校のときによっぽどいい塾に行ってたんだな(笑)
飯村 そうですね(笑)


■将来の目標
高濱 将来の目標は、何ですか。
飯村 医者です。2択だと思っていて、離島の診療をやるか、がっつり外科系か。性格的にはたぶん外科系の方が向いてると思います。
高濱 なんだか目に浮かぶ。
飯村 たぶん、絶対手術してると思います。
高濱 医学部に行こうと思ったのはいつ?
飯村 高2ぐらいでは既に…。
高濱 きっかけは?
飯村 離島とかで働きたいなぁと思ったのがきっかけです。
高濱 離島で働きたかったんだ。それは、釣りが目的?
飯村 そう。
高濱 (笑)もう、あくまで「釣り」メインだな、真慈の人生。でも離島なら、子育てにも教育にもいい面がいっぱいある。楽しみですな。ちなみに、無人島の魚大臣に任命しているので、「これは食える魚か」とか「とり方」とか、子どもたちに指導してもらおうと思ってますから。なんなら、大人たちのキャンプで「捌き方」とか。任せるから、ちょっと勉強しておいてね。
飯村 はい。


高濱 ぜひ若いうちは外科で腕を上げて。応援しています。
飯村 はい。ありがとうございます!

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