今どうしてる?卒業生物語 【No.9】秦圭矢乃さん

今どうしてる?卒業生物語 【No.9】秦圭矢乃さん

花まる学習会・スクールFC卒業生のその後に迫る新企画!
第9弾は、 サマースクールでのエピソードが印象深い、伝説の卒業生にオンラインインタビュー!

ようこそ先輩!  秦圭矢乃さん
【花まる学習会・花まるアルゴ】南浦和教室(~小4)
 *担当教室長:水口加奈・鈴木和明・中山翔太
【スクールFC】特算・スーパー算数・スーパー国語(小5~)
【進路】白百合学園中学・高等学校→慶應義塾大学
【現在】NHK番組ディレクター

 



高濱 何年生から始めたか、覚えている?
 小学1年生か2年生で花まるから始めて、アルゴ・FCも。
高濱 4年生だったかな?アルゴでは灘中で開催された全国大会にも出場したよね。
 本当にいい経験でした。私の小さな誇りというか、人生の自信につながったというか。
高濱 みんな頑張っていて、実力もあったしね。圭矢乃がそこに伍していたのもすごいよ。
 シドニー(鈴木)やブラボー(中山)に教わったことも、懐かしいです。

■忘れられないサマースクール
高濱 圭矢乃は、花まる史上最も印象的な5人に入る、“サマースクールで出発のときにスタッフを困らせた子”なんだよ。
 えー!そうなんですか(笑)
高濱 出発前に「行きたくなぁ〜い!」って大泣きしてさ。地べたに這いつくばって。でもその理由は、お母さんと離れたくないからじゃなくて…何かを忘れたって言っていたっけ?
 持ち物の「帽子」です。野球帽のようなつば付きのもの、という指定があったと思うのですが、母が用意してくれたのは、丸い、つばのない帽子でした。私はどうしてもつば付きの帽子じゃないと嫌で、母と集合前に駅で帽子を買ってもらう約束をして行ったんです。でも、集合時間は早いから、まだどのお店も開いていなくて。
高濱 それで泣いていたのか。ものすごい泣き方だったんだよ。抱えて連れて行こうとしている俺が犯罪者に見えるくらい(笑)
 貸切列車に乗る直前も、嫌がってジタバタしている私を高濱先生が抱えて、「行くんだよ!」って乗せてくれましたよね。
高濱 出発の大変さにも驚いたけれど、切り替えの早さもすごかったんだよ。列車が走り出してしばらくしたら「いい景色だ」って言い始めて。
 列車に乗ってしまえば、何ともなかったです。
高濱 つまり、集合時に行きたくないと言っていても、スクールが始まれば楽しめちゃうという。
 本当に、そう思います。でも、あのときは必死で…何だったんだろう(笑)
高濱 いいんだよ、エネルギーがあるってこと。生きる力があるんだよ。スクール中の思い出はある?
 化学実験がおもしろかったです。サイエンスのコースで、虫眼鏡やろうそくを使って実験をしました。それから、川遊びも楽しかったです。飛び込みをして、鮎を捕まえて。
高濱 ニジマスをね。
 ははははは(笑)ニジマスを捕まえて。

■花まる・アルゴ・FCでの思い出
高濱 教材・教具などで印象に残っているものや、役立ったことはありますか?
 花まるの授業では、「できた!」「いえい!」って思いっきりできたことが楽しかったです。それから、「たんぽぽ」(古典の素読教材)で平家物語を読んだのを覚えていて、いまでも暗唱できます。「あさがお」(書き写し教材)も楽しかったですし…あと、キューブキューブ!あれも、すごく楽しかったです。
高濱 キューブキューブ好きと、アルゴの強さは、ある程度比例するんだよな。
 アルゴでは、ナンバーリンクが好きでした。あれ、本当に楽しいですよね!
高濱 やっぱり。ナンバーリンクはめちゃくちゃ思考力を伸ばすんだよな。あれは楽しいし、ものすごく集中するからいいんだよ。論理的に考えないとできないしね。それにしても、ちゃんと思い出せば全部の教材を言えるくらい、記憶が鮮明だよね。
 あの頃は心が動いていたんだなって、海馬に刻まれていたんだなって思います。最近のこととかは、全然覚えていないのに(笑)
高濱 大人になると、“しなければならないこと”に追われたりもするしね。あの頃はすごく躍動した頭だったことがよく伝わってくるよ。FCでは、スー算(スーパー算数)も受けていたよね。
 そういえば、スー算の授業で受けた「場合の数」の単元テストができなくて、そこでもくやし泣きをしました。
高濱 場合の数は特に、考え抜いたのに漏れがあると悔しいんだよな。
 私は文系で、数学は得意ではないんですけど…でも、嫌いじゃないんです。
高濱 おぉ〜。
 受験とか結果を出さなきゃいけないものは戦略的に撤退しましたけど、高校3年生の最後まで、数学の授業を選択していました。いまも、おもしろそうな問題を見つけると解いています。花まるやアルゴ、FCで算数・数学の楽しさを感じて、いまでも楽しいままでいられていることは、本当にすごいことだと思います。
高濱 名言だな。それぞれ自分のペースで楽しめば、数学って楽しいんだよね。
 本当に、そうですよね!
高濱 じっくり考えてわかっちゃったときに楽しいんだよ。どの科目も、得意でなくても、同じように楽しんじゃえばいいよね。
 あと、仕事で資料や論文を読むときに、考えればわかると思えて、恐怖感なく読み進めることができるのも、役立っていることの一つだと思います。
高濱 立派になっちゃって。

■学生生活と、家族について
高濱 中学・高校生活はどうでしたか?
 学業では…学園祭実行委員会のメンバーになって運営をしていました。
高濱 そういうのがいいんだよな。一生の仲間もできて。
 同級生だけでなく、先輩方とも、いまでも仲良くさせていただいています。
高濱 素晴らしいよ。圭矢乃は一人っ子だっけ?
 一人っ子です。
高濱 お母さんは、どういう人?
 いまとなっては、過保護だったかなと思います。大学生になる頃までは母がすべてで、母の価値観を絶対視していました。社会人になって、客観視するようになりましたね。
高濱 過保護だったかもしれないけれども、試練は与えていたよね。サマーの出発であれだけ泣いていても、連れて帰らなかったから。出発直前まで「すみません、よろしくお願いします」って謝っていたよ。そうやって貴重な経験を与えていたのがすごいよ。
 そうだったんですか。母がどんな顔をしていたのか、あのときは見えていなかったなぁ。


高濱 あなたにとって、花まる・アルゴ・FCとは?
 楽しい場だった、というのはもちろんですが…。私、結構人見知りするタイプだったんです。ずっと本を読んでいるような。でも、花まるの教室や野外体験、アルゴやFCで、友達をつくったり話をしたりできたことで、世界が広がった気がします。
高濱 塾のほうが話しやすい、という場合もあるしね。花まるは圭矢乃にとって、そういう居場所だったんだな。きっとお母さんは、そのことをわかっていたのかもしれないね。
 そうですね。


高濱 いやぁ〜、改めて、立派に成長しているのがわかって嬉しいよ。これからも頑張って!応援しています。
 ありがとうございます!

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