親子で学ぶ 季節の食と暦

5月皐月|春の香りを楽しむメニュー

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 「これっくらいの、お弁当箱に…♪」からはじまる『おべんとうばこのうた』。「すじの通ったふ~き!」という最後のフレーズも、聴いたり歌ったりしたことありますよね?
 子どものころ、いつも母の後ろをついて回っては、「これどうするの?」「これやりたい!」と、毎日のように料理の手伝いをしていました。

 あるとき、母がふきの煮物を作る下ごしらえをしていました。たっぷりの塩で板ずりしたふきを熱湯に入れ、さっと湯がいてから水にさらして冷まし、ふきの薄皮をスー、スー、スルスルと手で剥いていました。その一連の流れを横で見ていましたが、いま思うと何とも地味なビジュアルなのですが、とても興味深く、目が離せなかったのを覚えています。途中から一緒にスースーと薄皮をむいたのですが、その皮をむく感覚がとてもおもしろく、その日以来、今でもふきの下ごしらえは私の好きな作業の一つです。
 子どものときはふきの皮をむきながら、あのお弁当の歌が頭をめぐり、「あー、ふきって本当に筋が通っているんだなあ」と思ったのも覚えています。

 料理に限らず、他の家事もそうですが、ふとしたときにいろいろなことに気づくことがよくあります。本やテレビ、写真で見るだけではなく、実物を見て、触って、感じ、知る。特別なことをしなくても、特別な場所に行かなくても、ちょっとだけ意識を変えて、自分の周りに目をむけると、いろいろなことに気づけます。行動範囲が限られる今だからこそ、暮らしの中にあるワクワクに目をむけてみませんか?

★食のプロからのアドバイス★

おうちでチャレンジ!
ふきのおかか煮

ふき……………2本
塩………………大さじ2
酒………………大さじ2
醤油……………大さじ1
みりん…………大さじ1
かつおぶし……ひとつかみ

①ふきは、鍋に入る長さに切り、塩をまぶして板ずりする。
②沸騰したお湯に入れて1分ほど茹で、冷水に取る。手で薄皮をむき、3~4センチの長さに切る。
③鍋に調味料と水50ccを入れて火にかける。沸騰したら、切ったふきを加えて3~4分煮る。火を切り、かつおぶしを加えて全体になじませる。


著者|江口 恵子

江口 恵子 フードスタイリスト・料理家。心も体も健やかな気持ちのいい暮らしは、日々のごはんからはじまる。そんな想いから、おいしさと作りやすさを追求したレシピで料理教室のレッスンを行っている。雑誌やWEB、広告でのレシピ提案やスタイリング、企業やメーカーのレシピ開発などにも携わる。著書に『作って伝える郷土ほっこりおやつ』(赤ちゃんとママ社)『子どもと一緒に季節の食しごと』(マイナビ出版)ほか。

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