親子で学ぶ 季節の食と暦

5月・皐月|味だけでなく、 野菜の食感もしっかり味わってみよう! 

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こんにちは!フードコーディネーターの江口恵子です。
このページでは、季節のめぐりや旬のものを親子で楽しみ、学びを深められるような情報をお届けします。

春から初夏にかけては瑞々しい青菜のおいしい季節です。
鮮やかな色は目にもおいしく、栄養価も高いので、日々食べてもらいたい食材の1つですね。

凝った料理にしなくても、お味噌汁に入れたり、さっと蒸し煮にしてかつお節と醤油でお浸しにしたり、ごま油と塩でしゃきっと炒めたりと、シンプルに食べるのが一番です。

塩加減など、味ももちろん大切ですが、青菜をおいしく食べるには、歯ごたえ、火の入れ方もかなり仕上がりを左右します。

わが家の一番下、末っ子の次女は、青菜の中でも小松菜が一番好きなのですが、シンプルにごま油と塩、生姜で炒めた青菜の炒め物を食べると「シャキシャキしておいしいよね~」、お味噌汁に入れてしっかり煮込んだ小松菜の茎の部分を食べると「トロッとしておいしい~~」と言います。
そう、味よりも食感でおいしいと感じているようです。
こんな会話をしながら旬の野菜を味わえるとが子育てをする楽しさだなぁとも思います。

「おいしい」とか「苦い」「甘い」と言った味の感想だけではなく、このように「シャキシャキしておいしい」「とろっとしておいしい」など、実は野菜は火の通し方、歯ごたえでもかなり印象が変わるのです。
切り方や火の通し方を変えるだけで、今まで苦手だった野菜が食べられたりすることもありますので、「うちの子は野菜が嫌い」と決めてしまわずに、いろいろと試してみる価値もありですよ。

★食のプロからのアドバイス★

青菜のおいしい調理法

小松菜、 菜花、 青梗菜などは、 洗った後に4~5㎝幅に切る。
鍋又はフライパンに 1 センチほどお湯を沸かし切った青菜を入れて上から塩少々を振って蓋をして2~3 分蒸し煮にする。
グリーンが色鮮やかになったら火が通った目安。火が通ったらざるに上げて急冷すると、鮮やかな緑になります。

昔はたっぷりのお湯を沸かし、 根本の方からお湯にいれ茹でたあと、冷水にとって急冷する方法でしたが、 今の野菜でそれをすると、 青菜が水っぽくなるので、 少量の水で蒸し煮してざるにあげて急冷するのが、 青菜が水っぽくならず、甘くて味も香りもしっかり感じて美味しいですよ。
あとは、お好みの味付けを!!


かつお節と醤油、 塩とごま油、ごまドレッシングをかけたり、 生姜醤油で和えたり…とさまざまな味付けを楽しめますよ。


著者|江口 恵子

江口 恵子 フードスタイリスト・料理家。心も体も健やかな気持ちのいい暮らしは、日々のごはんからはじまる。そんな想いから、おいしさと作りやすさを追求したレシピで料理教室のレッスンを行っている。雑誌やWEB、広告でのレシピ提案やスタイリング、企業やメーカーのレシピ開発などにも携わる。著書に『作って伝える郷土ほっこりおやつ』(赤ちゃんとママ社)『子どもと一緒に季節の食しごと』(マイナビ出版)ほか。