今どうしてる?卒業生物語 【No.34】吉成慶祐さん

今どうしてる?卒業生物語 【No.34】吉成慶祐さん

花まる学習会・スクールFC卒業生のその後に迫ります。
第34弾は、高校受験で奇跡の合格を勝ち取った、伝説の卒業生にインタビュー!

ようこそ先輩!  吉成慶祐さん
【花まる学習会】年長~小3
【スクールFC】小3~中3
*担当教室長:高濱正伸、松田な奈、仁木耕平、中林壮太 ほか
【進路】公立中学校→埼玉県立春日部高等学校→慶應義塾大学
【現在】大手メーカー勤務(営業担当)

   


高濱 15年ぶりの再会だね。慶祐はサマースクールの沖縄へ行くコースで一緒だったのと、F Cの特算クラスで直接教えたんだよな。
吉成 本当にお世話になりました。
高濱 小学生の慶祐はいつもニコニコしていて、邪心のないかわいい少年だったね。高校受験で奇跡を起こしたと聞いたけれど……?
吉成 中学時代は学校で真面目に授業を受けることができず、内申点がものすごく低かったんです。
高濱 ちょっとワルだったのか。
吉成 社会のテストで満点をとっても成績が「3」でしたから、相当態度が悪かったですね。
高濱 そういう時期もあるよなぁ。それくらいのほうがよかったりするんだよ(笑)
吉成 自分で納得したことしかやりたくなかったんです。ノートを綺麗にまとめるより殴り書きで2回書いたほうが定着するかもしれないのに前者のほうが評価される、その感じが気に食わなくて。反抗期のような感じで、先生に気に入られるようなことをするのが嫌で逆の方向に向かってしまいました。その結果、中学3年生の夏に、受験の本を開いて志望校は完全に圏外だと思い知ることになりました。それでもどうしても春日部高校に行きたくて、やっと本気で勉強に向き合ったんです。
高濱 3年生からのスタートで春日部高校に合格したのか。すごいなぁ、詳しく聞かせてよ。

■花まる・FCの思い出
高濱 花まるの授業で印象に残っていることはある?
吉成 先日実家に帰って、当時使っていた「キューブキューブ」を見つけました! これが楽しくて大好きでした。計算も好きでしたね。
高濱 楽しんでやっていたから伸びたんだよ。サマースクールのことは覚えている?
吉成 沖縄へ行くコースで、最終日に砂浜で高濱先生と「HELLO」を歌ったのを覚えています。飛行機に乗って同世代の子たちと思いっきり楽しんで、その終わりにみんなで一緒にあの歌を歌って……。小学生ながらに、心に響くものがありましたね。いまも歌えるくらい、ありありと覚えています。
高濱 俺も覚えているよ。嬉しいなぁ。FCではどうたったの?
吉成 春日部高校に行きたいと言えば止められるのが当たり前の状況で、最初は私立校を勧められましたが、両親も「挑戦させたい」と応援してくれ、中林先生が「浦和高校を受験するくらいの気持ちで頑張れば合格できる」と背中を押してくださり、そこからがむしゃらに勉強できました。仁木先生がたくさん認めてくださっただけでなく、本気で叱ってくださったことも心に残っています。学校の先生の言うことは素直に聞けませんでしたが、花まるやFCの先生方に叱られると不思議と響くんです。
高濱 おぉ〜。中林先生も仁木先生も、外の師匠として本気で向き合ってくれたんだね。
吉成 いま考えると、子ども時代に楽しみながら小さな成功体験を積み上げることができてすごくよかったと思います。絶対に無理な状況でも「いや、でもいけるよな」と思えるエンジンが積んであったというか……花まるとFCで、そういう自己肯定感を自然に育んでもらいました。信じて認めてくれる先生方がいる花まる・FCが僕にとっての「学校」だった気がします。
高濱 やればできるという自己肯定感こそ、人生を切り拓く鍵なんだよ。それさえあれば多少躓いてもいつでも立ち直れる。そのことをしっかり実感して成長してくれて、本当に嬉しいなぁ。

■中学・高校時代のこと
高濱 慶祐はどうして春日部高校を目指そうと思ったの?
吉成 中学時代、唯一真面目に打ち込めたのが部活動の剣道でした。2年生のときに私を選んで一緒に試合に出させてくれたあこがれの3年生の先輩たちが、剣道の強い春日部高校へ進学したんです。3年生では大将をやらせていただいて、そのままその先輩たちを追いかけようと思って志望しました。
高濱 剣道と優秀な先輩たちに正してもらったのか。先輩にあこがれて努力して成長する、まさに青春だね。そして春日部高校合格を実現させて、剣道部へ?
吉成 はい。大将として頑張った経験を胸に飛び込んだのですが、井の中の蛙でした。ものすごくレベルが高くて、補欠までしかいけませんでしたね。
高濱 挫折も味わいながら前に進むのが部活動の醍醐味だよ。部活が慶祐を強く鍛え上げたんだな。本当にいい経験をしたね。高校の成績はどうだったの?
吉成 真ん中くらいでした。
高濱 おぉ、頑張ったじゃないか。高校受験の時点で相当実力を引き上げていたんだな。
吉成 花まる・FCや剣道部での日々がなかったら、こんなに成長できていなかったと思います。

■ご両親のこと
高濱 お母さんはどんな人ですか?
吉成 母は私の考えをダメだと止めるようなことをしませんでした。叱られたこともほとんどありません。曲がったことは嫌いで、かっこ悪いことはするなと教えられてきましたが、基本的には僕がやりたいことを応援してくれました。
高濱 大切なことを教わったね。お母さん、慶祐がこんなに立派になって誇らしいだろうなぁ。お父さんはどんな人?
吉成 父もあまり口出ししない人です。父は新卒で旅行系の会社に就職しフィリピンに行っているんですけれど、好奇心が旺盛で、いまはタイ語を勉強しているようです。興味の赴くままに、いろいろな勉強をしています。
高濱 やらされ感でなく自分で道を決めてやり抜く姿勢は、ご両親の背中から学んだんだね。

■大学受験とその後
高濱 大学進学はどうやって決めたの?
吉成 国立大に行くのがかっこいいと思っていたので一橋大学や東北大学を視野に入れていたのですが、そこでもまた勉強が間に合わないぞと思い、教科を絞って私立大学への受験で勝負することにしました。
高濱 それで慶應へ進学しているのだから、本気になったときの成長ぶりは本当にすごいな。ノーベル賞の受賞者には公立高校出身の人が多いくらいだから、部活に本気で打ち込みながら骨太に成長することで得られるものは大きいんだよ。
吉成 中学・高校の部活動は本当に貴重な経験でしたね。男子校だからこそ輝けるようなおもしろい友達とたくさん出会えたので、春日部高校という男子校を経験できたこともとてもよかったです。部活動も男子校も、なくなってほしくないですね。
高濱 説得力があるなぁ。社会人としての日々はどう? 
吉成 楽しいです。営業担当としての社会人生活も3年目になり、挫折も経験しましたが、それがやっと身になってきました。
高濱 その骨太精神、営業に向いているね。一人で仕事ができるようになってきて、これからが本番だな。いや〜、さらに大活躍しそうだね。応援しています!
吉成 ありがとうございます!

 

▲剣道部時代の吉成さん

 

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