2025年度の花まるサマースクール、現場からのレポートをお届けします!
今回は、「高濱先生と行く修学旅行」のコースを引率した「コング」のレポートです。
関東・中京・関西の3エリアの子どもたちが集まったこのコース。ぎこちないながらも班内でのコミュニケーションが進み出した1日目の大観峰。ぎこちなさが少しずつ取れたのは、1日目の夕方の自由時間でした。気がつくと班の垣根を超え、リーダーも子どもも混じって遊ぶ様子が見られました。
少しずつ子どもたちの距離が近づき、それをさらに加速させたのが「高濱タイム」でした。
・戦争について(なぜ戦争は起きるのか?)
・恋愛について
・今回の思い出
・将来やりたいこと
さまざまなテーマで語り合いました。自分の思いや考えを打ち明けることはときに恥ずかしく、言いたくないという気持ちになることも。そんななか、勇気を持って伝えてみる。そうすると、意外とみんなが真剣に聞いてくれるぞ? と気づき、その瞬間「このメンバーには心を開こう」という気持ちが生まれてきます。
その集大成だと感じたのが、3日目・4日目でした。川遊びでは、班の垣根を越えて入り乱れて遊ぶ子どもたち。隙間時間のサインタイムでは、ほかの班の子にサインを求めに行く子どもたち。そして、鹿児島空港でお別れする際に、ほかの出発地の子に「またねー!」とハイタッチを求めに行く子たちも。自分をオープンにすることで、こんなにも人とのつながりが生まれるのかと、気づきを得られたと思います。
一方で、まわりとのつながりを考えるあまり、まわりに合わせないと……という気持ちも生まれたかもしれません。そこで大事なのは、高濱先生も話していた「自分を誤魔化さない」ということです。
自分はどうありたいのか。
自分はどうしたいのか。
自分の心に問いかけ、自分なりの答えを持ち、オープンにすることで、自然と良い仲間とのつながりが生まれると私は信じています。
修学旅行で学んだこと・気づいたことは、すべてこれからのみんなの人生に生きることばかり。今回の旅が、みんなのこれからの人生を彩る一助となれば幸いです。
今度は高校生リーダーや大学生以上のリーダーとして、みんなと会えることを楽しみにしています!
2025年 夏
花まる学習会 コング/前原匡樹
前原匡樹(まえはらまさき)/コング
🌳花まる野外体験公式サイト
https://hanamaruyagai.jp/