【花まるサマースクール2024】カトパン/加藤崇彰🌻カトパンと行く!究極の野外体験 無人島サバイバル

【花まるサマースクール2024】カトパン/加藤崇彰🌻カトパンと行く!究極の野外体験 無人島サバイバル

2024年度の花まるサマースクール、現場からのレポートをお届けします!
今回は、「カトパンと行く!究極の野外体験 無人島サバイバル」のコースを引率した「カトパン」のレポートです。

 

🏝無人島サバイバル🏕

このたびは大切なお子さまの背中を押して無人島に送り出していただき誠にありがとうございました。


今回の無人島サマースクールのテーマは「挑戦」でした。Zoomオリエンテーションでは、「無人島の野外体験はすでにはじまっています。荷物の準備も自分でやるか、やらないか。一歩の勇気・挑戦で、見える世界は変わります。みんなの挑戦を応援しています」と子どもたちに伝えました。 現代社会のように「安心」「安全」「快適」な場所ではなく、「不安」「危険」「不快」が詰まった無人島での生活。子どもたちは5泊6日の活動のなかでうまくいかないことに葛藤する場面も多々あったと思います。それでも挑戦し、躍動し続ける子どもたちの姿があったのは、そこに「仲間」の存在があったからだと強く感じる5泊6日でした。本活動報告では、最終日に子どもたちが綴った作文の一部ご紹介しながら、6日間を振り返ります。


8月4日、みんなと花まる子ども冒険島に着いた。バスのなかでみんなと話したときより、島に着いた興奮のおかげか、すごくワクワクしていた。これはみんなも一緒で、いろいろな人が「すげー!」と言っていた。私も本当にうれしかった。

そして、ワクワクしていた。こんな感じでみんなワクワクしていると、最初から協力することに。それは、テントだ。テントを立てる作業は、結構大変だったが、次第にみんなとも話せるように。だんだんと仲良くなれた。すてきな友だちができて、この仲間となら一緒に頑張れるな、と思った。

仲良くなってからは本当に協力の連続。トイレに行くのも、お風呂に入るのも、白米を炊くのも、水を出すことも…。全部協力してみんなで精いっぱい頑張らないといけなかった。簡単そう、と思っていたけれど、いつもの当たり前が全部消えた。だからとっても難しくて、「あ、頑張らなきゃ、あれ、できない!」となってしまうこともあった。

普段ならじゃ口をひねればお水が出てくる。スイッチを押せば電気がつく。スーパーでお金を出せばごはんが買える。ボタン一つでクーラーをつけたり、何でもできる。そんな環境と真逆の生活は、みんなと協力しても大変だったが、もしここに私一人だったら…。そう思うと本当にできることが限られるし、何よりも自由になれない。そう思うと、協力って本当にすてきなんだな、と思った。

みんなと頑張ったらいろいろなことも考えられて、できて、楽しかった。 ワクワク作戦会議では、たくさん意見を出して、無人島でやりたいことを考えた。 おもしろい意見がたくさん出て、考えるのってこんなに楽しいんだ! と思った。 ワクワクタイムでやりたいことを実現させることは難易度が高かったけれど、やっぱり仲間と一緒に頑張ったら作れた。達成感がすごいし、作るときに「いいじゃん」「すごい!」「いいね」とほめ合うのは気持ちが良かった。 また、協力の良さを感じた。今回の無人島サマーキャンプは、わからないことだらけ、不思議だらけだったけれど、協力して思い合ったりしたら、「うわ~」ということも笑顔でできた。 不思議で特別で、小さな来島には、大量の思い出が残った! 最高の夏!


無人島ではじめて生活してみたけれど、はじめての挑戦がたくさんあった。 しかも、ワクワク作戦会議では、できるかわからなかったけれど、実際にやってみるとギリギリできたので、最後までやってみる力がついた。 ほかにも、いつでもワクワクできて、全力で何事にも挑戦することができた。ハウスづくりでは、自分のしたいことを仲間と協力して活動することができてよかった。

ぼくとしては、仲間は大切な存在で、無人島の顔合わせをオンラインでしたとき、みんなまじめそうで仲良くなれるか心配だったけれど、無事に仲良くなれたのでよかった。 また、小学6年生だからあまり将来何をしたいか決まっていなかったけれど、リーダーたちをお手本にして考えることができたし、みんなに迷ったことを話して自信を持つことできた。 いまのところの目標である花まるの先生になるために、もっとコミュニケーション能力を高めて、もっと頭がよくなって、もっと人に信らいされるようになりたい。

1日目はまずKと仲良くなり、夜テントでYにたくさん質問をした。2日目はあまり上手に餌をつけられなかったときに、ツッチー(リーダー)に青虫をちぎってもらって餌をつけられるようになった。

夜、男子3人組でいろいろなことを話した(たとえば、学校の宿題がとてもつらかったことなど)。そこで、Yがはじめて笑ってくれたことがとてもうれしかった。

3日目は、自分たちで朝食をとってきて食べたことが印象に残っている。Kが魚をつったときのよろこびも。

無人島生活は、本当に究極で、とても楽しかった。いつでもワクワクできて、仲間とずっといられる、夢も決まって自信をもてて、夢にむかってがんばれる。 無人島はぼくにとってすべてが挑戦だった。


今回の5泊6日で私がとても印象に残ったことは、ワクワクタイムでのことです。子どもたち一人ひとりの内から湧き上がるワクワク。その各々のワクワクがお互いを刺激し合い、さらにワクワクする空間になっていったのです。


子どもたちの作文にも書かれていましたが、「どうせ無理」「できないかも」とマイナスから入るのではなく、「いいじゃん!」「すごい!」「いいね!」と、お互いを鼓舞し合い、あの空間にいた全員が「できる!」と信じて突き進んでいました。一人だと心が折れてしまいそうになることも、仲間がいればどんなことでもできる、そう強く感じる瞬間でした。


無人島プロジェクトチームのビジョンは、「わくをとびだし、ワクワクへ」です。私たちが広島県東広島市安芸津町にご縁をいただき、安芸津町で活動をさせていただくようになって早3年。これまで、地元の方々とお話をさせていただくなかで、未来にワクワクしながら生きる大人たちにたくさん出逢うことができました。そして、そんなみなさんと話をしていると、私たちまでワクワクしてくるのです。


目先の常識や固定観念にとらわれて、無意識のうちに自分のなかに「枠」を設けて生活をしていないか。そんなことを考えるようになりました。


そして、「枠」をとびだして、子どもから大人まで、みんなでワクワクする社会をつくっていけたら…。そんな思いを抱いて挑んだ今回の無人島サマースクール。子どもたちの無人島での姿を見て、未来へのワクワクが止まらなくなりました。


このコースに集った全員との、一期一会の出逢いにただただ感謝の想いでいっぱいです。 これでおしまいではなく、またどこかでみなさまにお会いできる日を楽しみにしています。



2024年 夏
花まる学習会 カトパン/加藤崇彰

 

 

加藤崇彰(かとうたかあき)/カトパン

花まる学習会(関西ブロック)

 

🌳花まる野外体験公式サイト
https://hanamaruyagai.jp/

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