【花まるリビング㊲】『花まるの基準を、その子に合わせてチューニング』勝谷里美 2024年7・8月

【花まるリビング㊲】『花まるの基準を、その子に合わせてチューニング』勝谷里美 2024年7・8月

 小4の長女、小2の長男をオンライン花まるに通わせています。手前味噌ながら、通わせていてよかったと思うのは、親でも学校の先生でもない、第三者の大人の視点で、子どもを観てもらえるところだなぁ、と思っています。

■小2長男の「あさがお」の定点観測――

 文字の横に数字をふって、好きな文字から書いていく……
 

 ふざけまくって書く……
 

 書き写しではなく、創作に走る……
 

 もちろん毎回毎回ふざけていたわけではなく、すんなり「書き写し」ができていた日もありますが、それでも浮き沈みあり、「やるよー」と言ってすんなりいく日のほうが打率としては少なかった一年でした。

 さて、2年生。一年経って、こんなに成長しました! という報告ができたらよかったのですが、そううまくはいきません。

 「すっと取り組めるようになったね」という日もあ れば、
 

「いやー、今日は書き殴ったね」という日もあります。
 

 正直、「書き殴った日」は、書き直しをさせたほうがいいか……と、とても迷ったのですが、今回はそのままにしました。
 そう判断した背景としては、2年生になって、学校の担任の先生から「きれいに」「とめ・はね・はらいをきちんと」という基準で、たくさん赤をもらっているというものがあります。
 (たぶん、ここで、家でも文字に関する「直し」を入れたら、書くことがいやになるだろう。いま、いい文字を書くことを優先させるよりも、ともかく1日1ページを書き終えたことのほうを認めてあげるか)と考えると、自分のなかで、“花まるを描いてあげる基準”を、その子に合わせたものに、チューニングできた感覚がありました。
 「チューニング」というのは、ざっくり、【その周波数に合わせにいく】という意味で使っています。一律の基準も大切だけれど、そのときのその子にあった基準がある。親はその基準を見つけてあげたほうが、その子自身の成長に気づきやすくなるのではないでしょうか。ただ、どうしてもまわりは気になるもの。そんなときは、第三者である花まるの先生にちょっと聞いてみるようにしています。(うちの、この基準甘すぎますかね? or 厳しすぎるでしょうか?)そうすると、目の前のその子の様子を見て、基準を一緒に考えてくれる。それが花まるの先生という存在だな、と思っています。
 ぜひ、お気軽に花まるの教室長に声をかけてみてくださいね。

花まる学習会 勝谷里美


🌸著者|勝谷 里美

勝谷里美 花まる学習会の教室長を担当しながら、花まる学習会や公立小学校向けの教材開発や、書籍出版に携わる。現在は、3児の母として子育てに奮闘中。著書に『東大脳ドリルこくご伝える力編』『東大脳ドリルかんじ初級』『東大脳ドリルさんすう初級』(学研プラス)ほか

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