2023年度の年末年始 花まる雪国スクール、現場からのレポートをお届けします!
今回は、「花まるスキー王国」(2泊3日)のコースを引率した「ぽよ」のレポートです。
このたびは、雪国スクールにご参加いただきありがとうございました! 当日に向けての荷物の準備を含め、出発当日も朝早く寒いなかお送りいただき感謝申し上げます。最終日のいま、出発時の子どもたちの顔が少しかたく緊張していた様子がすでに懐かしいなと感じます。
行きのバスでは、名前覚えゲームや班内でコミュニケーションをたくさんとり、楽しみながら宿に向かいました。「名前は?」「好きな色は?」などとお互いを知ろうと積極的で、行きのバスから仲良しに。
関越トンネルを過ぎて雪一面の景色を見ると、子どもたちは「何これ! すごい!」「初めて見たー! きれい!」と感動していました。初めて見たこの景色や感動は忘れられないことでしょう。
初めてのことだらけのスキー挑戦。ブーツを履いて歩く、板を持って歩く、雪の上を歩く・滑る、すべてのことが初めてでした。そんななかでも子どもたちは「やってみる!」「もうやり方を覚えたよ!」と前向きで、何度も自分で挑戦しようと積極的です。初めてのスキー場は「ひろーい! 楽しそう!」とワクワクが止まらない様子で、滑るときも「滑るのどんな感じかな?」と板から感じる雪の感覚を噛み締めていたようでした。
ピタッと止まることを目標に、まずは滑る楽しさを感じるところから。
「結構滑れたよ! 気持ちいい!」と嬉しさを表現していました。夜の活動のスキーレッスンでは、すでにつかみ始めたコツを再確認。「背中はピーン! 後ろをハの字に開く!」と2日目に向けてやる気を高めていました。
2日目は、丸1日たっぷりスキーに挑戦します。その喜びは、「またスキーができる!」「昨日終わってから早くやりたかったんだ!」と言葉に表れていました。ブーツを履くのはもうお手のもので、「もう余裕!」と前日からのレベルアップを実感していた様子の子どもたち。初めてのスノーエスカレーターに乗り、長い距離を滑ることや班のメンバーと滑ることの楽しさや嬉しさを感じていました。
「転んでも大丈夫!」と常にポジティブ! 失敗があるからこそ成功につながるということを体感していました。それぞれのステップに合わせたスキーチャレンジをした午後も、とにかく楽しむことは忘れません。諦めずに挑戦し続けたからこそ得られた楽しさや達成感は格別です。「またスキーに行きたい!」と、スキーへの愛も伝わってきました。
2日目の夜の活動は、班ごとに出し物を披露するお楽しみ会。スキーの準備や片付けであまり時間がないなか、必死に準備を重ね、ドキドキしながら本番を迎えました。みんながいるからこそ楽しい・おもしろいを体感し、あたたかな楽しい時間を過ごしました。それぞれのオリジナルの出し物は、胸が熱くなるものばかりでした。
3日目は表彰式で「おめでとう」「ありがとう」を伝え合いました。仲間がいるからこそのスクールであることを子どもたちは実感している様子で、相手を尊重し大切に思える姿に感動しました。MVPに選ばれた子に対しても「そうだと思った! おめでとう!」と心からの拍手を送り言葉を届ける子どもたちを見て、この3日間で素敵なものを得られたのではないかなと感じます。
この2泊3日、「まずは挑戦してみよう」「挑戦しないと失敗も成功もない」ということを伝えてきました。初めてだらけのスキーコースでしたが、初めてだからこそ感じられることが多く、心に刻まれたはずです。初めての経験は失敗がつきものです。しかし、子どもたちはそれを前向きに捉えて楽しむことを忘れずに挑戦し続けていました。スキーに限らず自分でやってみることの大切さ、やってみて改善しながらレベルアップしていき、成長していくことの喜びを感じたことでしょう。この2泊3日を経て「スキーって楽しいな!」「また行きたい!」という思いにつながり、今後もスキーを楽しんでくれたらいいなと思っています。スキーでも仲間との活動でも得られたものが多かった2泊3日。仲間との絆も深まり、それぞれの成長にめぐり合うことができた素敵な2泊3日でした。
事前準備からお迎えまで、さまざまなご協力をありがとうございました。この経験が子どもたちにの今後の糧になれば幸いです。また花まるの野外活動でお会いできることを楽しみにしています。雪国スクールにご参加いただき、誠にありがとうございました。
2023年 冬
花まる学習会 ぽよ/小林千尋
小林千尋(こばやしちひろ)/ぽよ
花まる学習会(東京東ブロック)
写真館
<花まるスキー王国>
🌳花まる野外体験公式サイト
https://hanamaruyagai.jp/