今どうしてる?卒業生物語 【No.20】横山公一さん

今どうしてる?卒業生物語 【No.20】横山公一さん

花まる学習会・スクールFC卒業生のその後に迫ります。
第20弾は、高濱が甲子園出場の夢を託した、伝説の卒業生にインタビュー!

ようこそ先輩! 横山公一さん
【花まる学習会】浦和つくし幼稚園教室(小1~6)
 *担当教室長:高濱正伸
【スクールFC】南浦和校 (中1~3)
【進路】公立中学校→浦和学院高等学校→国士舘大学(体育学部)
【現在】小学校教諭

 


■花まるの思い出
高濱 印象に残っている教材・教具はありますか?
横山 小学校教諭になって、四字熟語やたんぽぽを思い出すようになりました。四字熟語や古典を教材として扱うときに「花まるで、自然と覚えたなぁ」と。
高濱 おぉ~。
横山 それから、キューブキューブも。立体の見えない部分までイメージする大切さを、子どもたちに教えるようになって改めて実感しています。
高濱 嬉しいよ。小学生時代にはなぜこれをやっているのかわからなくても、大学入試で勝負したり、教える立場になったりするとその大切さに気づけるんだよな。
横山 高濱先生に「もっと積極的になれよ」「自分を出せよ」と言っていただいたことも印象深いです。
高濱 あの頃の公一はおとなしかったから。
横山 自分の意見を発信することの大切さを学びました。いまでは「超積極的に!」「迷ったらGOだよ!」をクラスの合言葉にして、昔の私のようになかなか自分を出せない子どもたちを応援しています。
高濱 立派な先生になっちゃって。

■野球に没頭した学生時代
高濱 公一といえば、野球。小学生のときにキャッチボールをして公一の球の速さに驚いたんだよ。中学生のときには試合を観に行ったなぁ。大会ではどこまで進んだの?
横山 小・中学校時代は選抜選手に選んでいただき、市内で優勝したり、県大会に出場したりしました。
高濱 キャッチボールをしたあの日にすごいピッチャーになると確信して「いつか甲子園に行ったら、砂を持ってこいよ」と言ったら、本当に持って来たからすごいよな。俺も甲子園に出たかったから、嬉しさもひとしおで。
横山 マウンドには立てませんでしたが、3年生でベンチ入りして2回戦まで進みました。2回戦の相手は横浜高校で、筒香嘉智選手にホームランを打たれて…。
高濱 あの筒香選手と戦ったのか!
横山 筒香選手の打球は速すぎて、ピンポン玉のようでした(笑)
高濱 すごいなぁ。その後も野球を続けたの?
横山 高校時代ほどストイックではないですが、大学でもピッチャーを続けました。いまは中学校の教育委員会の先生方に声をかけていただいて、引退した中学3年生に硬式野球を教えたりもしています。
高濱 弟子たちがいるのか。
横山 小学校教諭として働き始めた年の教え子に、野球を頑張りたいと浦和学院を目指していた子がいるのですが、先日その子が二十歳になるからと会いに来て、いまも野球を頑張っていることを伝えてくれてとても嬉しかったです。
高濱 俺にとっても、孫弟子みたいで嬉しいよ。そういうつながりもいいよね。
横山 教員になってよかったと、しみじみ感じます。去年の8月9日、野球の日に息子が生まれたので、さらに楽しみが増えました。
高濱 本当に? 夢をつなぐ完璧な物語ができあがっているじゃないか!
横山 運命だと思っています。マイホームには、原寸大のブルペンを作りました(笑)
高濱 気合十分だな(笑)公一の子が甲子園に行ったら、絶対に応援に行くから!
横山 ぜひ、お願いします!

■強さの秘訣
高濱 公一にとって、お母さんはどんな人ですか?
横山 “あまあまなお母ちゃん”ですね。
高濱 溺愛されていたもんなぁ。困難があっても乗り越えられる自己肯定感の源は、ここにあったのか。愛情の土台と、公一の場合は野球という、心からやりたいと思える人生の軸は、社会で活躍する人のキーワードだよ。いや~、これからも楽しみだ。応援しています!
横山 ありがとうございます!

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