教室長コラム

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【花まるコラム】『楽しさのなかで学ぶ』浦岡翠

 寒さのなかにも、少しずつ春のあたたかい日差しが感じられるようになったこの頃。すでに教室のなかでは上着を脱ぎ、半袖で授業を受けている子もいます。私が「寒くないの?」と聞くと、「全然!」と笑顔で答えます。子どもたちの元気いっぱいな姿を見ている […]

【花まるコラム】『優しさがつらいと感じるのは』小泉奈々子

 教室の隅からこちらの様子をちらちらと盗み見る影あり。ほかの先生から「ほら…」と背中を押され、やっと私のもとへ来られた涙目の男の子。「先生…あ、あの、宿題を忘れてしまいました…」目から涙をぼろぼろこぼして宿題報告に来たのは、3年生Tくん。T […]

【花まるコラム】『 いつもの公園の、いつものシーソーで』佐々木汐莉

 「さて今日は何をしよう?」子どもと外に出るとき、私のお気に入りの場所は、家の近くの小さな川辺です。鳥のさえずり、川が流れる音、季節によって違う草花たち、まったく違う世界を生きている虫たち。都会で発見した自然や生き物の美しい世界に、自分の心 […]

【花まるコラム】『いまだけの、その子の世界』金井彩

 「あのね、今日の花まるすごく楽しみだったの!」「あのね、運動会でリレー選手に選ばれたよ!」「あのね、明日はママの誕生日なの!」  教室に来たとき、作文のテーマを考えるとき、子どもたちは最近のできごとや自分の好きなことについて、生き生きと教 […]

【花まるコラム】『負け戦はしない、勝ち戦もしない』久慈菜津紀

「よーい、どん!!」 開始の合図を待っていた子どもたちが、一斉に動き出しました。頭の上にバランスよく乗せていた箱を下ろし、その中にキューブキューブ(空間認識力を鍛える立体教具)のピースを詰めていきます。「できたっ!!」独自の入れ方を見つけて […]

【花まるコラム】『焼くと炒めるの違い』小池麻菜

 花まる学習会の低学年・高学年コースでは、授業内で毎週「作文」を書きます。「擬音語・擬態語・比喩を作文のなかで使うと、読んでいる人に、そのときのことをより鮮明に伝えることができるよ!」とだけ伝え、テーマや書きたいことは子どもたちにゆだねます […]

【花まるコラム】『川面に映るあのとき』柳澤隼人 2023年7・8月

 私は川が好きです。川を見ると彼の有名な鴨長明の言葉を思い出します。「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」河が流れて行く様子を見ていると、池や沼とは異なり、とうとうと流れて行き、その水の流れは、河がなくならない限り絶えること […]

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