花まる学習会・スクールＦＣ卒業生のその後に迫るインタビュー！
第15弾は、テレビ局で高濱との奇跡的な再会を果たした卒業生にインタビュー！
ようこそ先輩！ 宇川美卯さん
【花まる学習会】南浦和教室（年長～小学3年生）
＊担当教室長：高濱正伸、Rin（井岡由美）
【進路】聖心女子学院→早稲田大学
【現在】テレビ局社員
高濱 いや～、テレビに出演することになって控室に行ったら美卯に会うなんて、本当に驚いたよ。
宇川 私はいま営業局に所属しているので、出演する方々の控室に行くことはほとんどないんです。でもあの日は新しい仕事を教わるために偶然通ることになって。高濱先生のお名前を見つけて、奇跡だと思いました。
高濱 ドラマのような再会だったね。
■花まるの思い出
高濱 花まるのこと、覚えている？
宇川 高濱先生やRin先生にお世話になりました。授業で覚えているのは計算ドリルの…サボテン！姉の分までやるくらい、熱中していました。
高濱 ははははは。
宇川 サマースクールや雪国スクールにも参加しました。幼い私にとっては大冒険で、行動範囲が広がったのは野外体験のおかげかもしれません。
高濱 臆せず外へ出ていくチャレンジ精神が身についたんだね。
■学生時代のこと
高濱 小さい頃から海外に行っていたよね。
宇川 小学4年生から中学1年生までをスペインで過ごしました。帰国してからは美術の道に進もうと、東京藝術大学を目指して必死に勉強しました。
高濱 厳しい世界に飛び込んだんだね。
宇川 狭き門なのでほかの道も考えて、同時に早稲田大学の国際教養学部を目指すことにしました。英語を忘れたくなかったし、表現を学べる学部に行けば芸術からは外れないと思って。
高濱 絵が好きなの？
宇川 特にイラストを描くことが大好きで、小さい頃から日常的に描いていました。自分の好きなことを仕事にしたくてこの道を選んだのですが…受験で挫折しました。
高濱 どちらもレベルが高いからね。
宇川 予備校には芸術と学術を同時に鍛えるコースがないので特別に作ってもらったのですが、あまりにも過酷で。これでは絵を嫌いになってしまうのではないかと思って、高校3年生の夏に志望校を早稲田に絞りました。早稲田で大好きな絵を描き続けて、美術を学べる総合大学も多い海外で表現やアートを学ぶことにしたんです。
高濱 困難があっても軸をブラさず方法を模索するところ、さすが美卯だよ。
宇川 早稲田大学に進学して大学2年生から3年生までの1年間、交換留学でイギリスのブライトンに行きました。
■「ドラマ」との出合い
宇川 イギリスでは、創造産業を学びながらひたすら絵を描きました。100枚くらい…
高濱 すごいな。
宇川 絵を描く時間は息抜きとしても大切で、あの日々がなければ、こんなに描けなかったと思います。
高濱 ほかにはどんなことを学んだの？
宇川 映画や写真なども学びました。
高濱 映画も！
宇川 一人暮らしだったこともあり、昔の日本ドラマを観るようにもなりました。ビーチボーイズとか…
高濱 いいねぇ～。
宇川 テレビやドラマ制作は男性の職業というイメージが強かったのですが、ドラマのエンドロールに女性監督のお名前を見つけて、私にも挑戦できる世界かもしれないと思ったんです。
高濱 テレビの世界への第一歩はここにあったのか。
宇川 はい。大学時代はサークルにも入らずに絵を描いて、イギリスに留学してアートを学んで、目標だった個展を開いて、出版社を回って夢だったイラストレーターのお仕事をさせていただきました。実際に仕事にしてみると、自分が描きたいものを表現することと求められるものを作ることは違うことに気がついて、将来の道を考え直すようになったんです。ドラマとの出合いはちょうどその頃でした。よくよく考えると、私にとってドラマは青春で、子どもの頃は大好きなドラマを観るために1週間を頑張れたし、友達とドラマについて語り合ったことが大切な思い出になっています。ドラマがあったから人生が暗くならなかったんだと気づいて、私も誰かの人生の楽しみを作れる人になりたいと、テレビの道を目指すことにしました。
■テレビ局での日々とこれからのこと
高濱 テレビは簡単に入れる世界じゃないよ。美卯が信念と努力で勝ち取ったんだね。
宇川 ドラマ志望で入りましたがいまは別の局で修行をしていますし、入社して3年、まだまだ駆け出しです。ドラマ部の方々と一緒にお仕事をさせてくださったり、私の知らないテレビの世界を学ばせてくださったり、先輩方がとてもよくしてくださるので、いまはたくさんのことを吸収して実力を磨く時期だと思っています。自分の人生経験も日記に記録して、ドラマ制作のタネも地道に集めています。
高濱 インプットの期間も大切だね。ちゃんと自分の人生を生きている美卯だから、これからが楽しみだよ。応援しています！
宇川 ありがとうございます！ドラマ制作に携わる夢を叶えられるように、がんばります！
