今どうしてる?卒業生物語 【No.7】山﨑絢子さん

今どうしてる?卒業生物語 【No.7】山﨑絢子さん

花まる学習会・スクールFC卒業生のその後に迫る新企画!
第7弾は、高濱の講演会で事例としても登場する、伝説の卒業生にオンラインインタビュー!

ようこそ先輩!  山﨑 絢子 さん
【スクールFC】 南浦和校(小学4年生~)・特算・スーパー算数
【進路】 埼玉大学教育学部附属中学校→お茶の水女子大学附属高等学校→筑波大学
【現在の職業】 医師



高濱 花まるには通っていたっけ?
山崎 いいえ、小学4年生から、スクールFCに入りました。
高濱 ちょうどそのころにお母さんが花まるグループを知ったんだな。
山崎 はい。妹と弟は花まるに通いました。私は中学受験をしないから、FCの特算に通わせてもらいました。
高濱 当時のこと、覚えている?
山崎 「みんな頭いいな」と思っていました。
高濱 優秀だけど、「数学がすごいです!」みたいな感じはなかったよね。
山崎 はい。だから、特算にいたんです。松島先生に仁木先生、大中先生、大塚先生 …本当にお世話になりました。
高濱 ゴールデンラインナップだよ、のちに著作を出した人ばかりだ。現在の職業は…研修医!努力することについては逃げずにやれたタイプだよね。
山崎 そうですね。
高濱 今回のテーマは、そこなんだよ。ちゃんとこういうことをがんばれば道は開けるという、あなたの人生は一番参考になるんです。
山崎 ははははは(笑)テーマは「努力」ですね。

■スクールFCでの学びの日々
高濱 FCでは、特算に通って…スー算(スーパー算数)にも来てたっけ? 
山崎 はい。そのまま中学部にも。
高濱 それで高校受験で、金字塔みたいな、FCの奇跡が起きたんだよ。
山崎 先生たちがすごく優しくて、毎回の授業がアットホームな感じでした。みんなが積極的に発言して、疑問とかがあればすぐにそこで解決できたし、一人ひとりを見てくれてるっていう感じがよかったんだと思います。
高濱 スー算では厳しい問題があるなかで、周りの生徒はよくできたじゃん。いやじゃなかった?
山崎 小学6年生の最初ですよね。もう「やばい」と思いました(笑)
高濱 ははははは(笑)
山崎 でも、やっていくと意外に「そんなにたいしたことないじゃないか」って。
高濱 おー。復習をちゃんとやるなかで自信がついた。
山崎 そうですね。
高濱 復習を欠かさずに積み上げていくと、意外と構造はシンプルだったりするからね。
山崎 はい。
高濱 最初は答えへの道筋が浮かばないから「うわー」って思うけれど、演習を重ねると「たいしたことないじゃない」となる、これ、名言だな。

■努力の裏には母のサポート
高濱 逃げたり諦めたりせずに、あなたはやれた。どういう育ちだったの?
山崎 母はすごく教育的でした。もちろん先生の講演会を聞いていたと思いますし、復習は絶対にするように言われました。復習しているのを見ていてくれたと思います。
高濱 お母さんが横についていてくれたんだね。
山崎 ずっと一緒にいたわけじゃないんですけど…テレビをつけずにいてくれて、リビングで勉強していました。
高濱 見張ってもらうってことは、意外とカギかもしれないな。やっぱり、お母さんがえらいとしか言いようがない。
山崎 そうですね。

■家族観
高濱 お父さんは、どんな人なの?
山崎 子どもの将来のことを考えて必死にやってくれる、子ども思いの父です。
高濱 お父さんは何をしている人なの?
山崎 サラリーマンです。父はいつも帰ってくるのが遅いので…。
高濱 いわゆるお母さんが家のなか、男は外、だよね。男は朝から晩まで働いて、稼いでくる。
山崎 そうですね。母がいろいろとやってくれました。
高濱 少しずれるけど、お母さんは専業主婦で子どもへの愛が100%、お父さんはバリバリ外で働くという家庭で育って、それはやっぱり思うところがある?
山崎 あります。
高濱 おー、どうぞ。
山崎 将来、子どもは欲しいですけど、育てるのにずっと一緒にいてあげたいなって思うんですよ、やっぱり。
高濱 子どもにね。
山崎 はい。だから、どうしたもんかなって思って(笑)
高濱 はははは(笑)
山崎 働きたい思いと、子どもに寄り添いたい思いと…。
高濱 たいがいは、母親からもらった愛情分だれかにバトンタッチしたくなるから、なかなか思いはあふれると思うよ。かわいがってくれた分、かわいがりたくなるからね。
山崎 そうですね。とりあえずは仕事がある程度身につくまで働いて…。
高濱 そうだね、まだね。
山崎 だから、ちょっと結婚は遅めにして、35くらい。
高濱 それは普通だね、いまは。
山崎 そうですよね、普通ですよね。
高濱 何科ってもう決めてるの?
山崎 まだ決まってないんですけど、消化器外科か消化器内科にしようと思っていて。まだまだ研修は続きます。
高濱 もしものときにはそこまで待って、切ってもらおうかな。「好きに切っていいよ」って(笑)
山崎 そんな、待たないですぐに病院に行ってください(笑)

■卒業記念講演会で奮起
高濱 普通の子が努力をしてちゃんと医学部にいったっていう…すばらしいですよ。あなたのエピソードはあちこちで言っているよ。「空いた時間は何してる?」って聞くと「少し簡単な問題をやる」ってこたえて、「行き詰ったらどうする?」って聞くと「少し簡単な問題を…」って言うから、みんな「え…」って硬直した、みたいな。覚えてる?
山崎 はい。言ったかもしれないですね。
高濱 みんな言ってたよ、「すごいんだよ…」。
山崎 中学生になるときに高濱先生が卒業記念講演会をしてくれたじゃないですか。そこで中学生の勉強について聞いて…
高濱 いわゆる中間・期末っていうのは甘くないよ、みたいな。人生の分岐点になるからね。
山崎 それで「がんばらなきゃ」って思いました。学校から帰ったら復習ノートを作って、テスト勉強も結構まじめにやったんですよ。軌道に乗ると楽しくなって、コンスタントに高得点をとれるようになりました。
高濱 また、名言!「軌道に乗れば楽しい」これですよ。特に中学からの勉強はやったもの勝ちだからね。
山崎 あれはやったほうがいいですね。

高濱 あなたにとって、FCとは?
山崎 私を育ててくれた、土台をつくってくれた場所です。
高濱 そう、土台。やっぱりかみ合ってたんだな、母ちゃんの世界観と。いやー、これからも楽しみだな。目標に向かって頑張って!応援しています。
山崎 ありがとうございます!

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