2022年6月のAtelier for KIDs@ オンライン!のキロクです。
▼活動の様子を動画でご覧いただけます
※これまでのすべての活動記録は、公式サイト「活動のキロク」からご覧いただけます。
6月のテーマは「折って切って描く・デカルコマニー」。まずは、みんなでいつものように「インタラクティブアート!タイム」
素材として用意したさまざまなものを使って、カメラと仲間みんなで作り上げる、画面のアート。
毎回のゲームをとっても楽しみに参加してくれている子もいるようです。
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いつも授業の最初に確認する「ARTのとびら きはん」
この3つの哲学は、もうみんなのこころに育ってきています。
(保護者の方々も、この環境を守るために大切な視点を学んでくださっています。ありがとうございます。)
いよいよ創作タイム!
「じゆうとは、自分で決めること」をわかっている子どもたちは、黙々と、自分の表現したい世界を作り出すことに没頭していきます。
切ってから描いていく子もいれば、先に描いてから、その作品を別のものに生まれ変わらせる子も。
デカルコマニーの技法から発展させて、和紙を使った立体作品を作り出した子も。仕掛けのある、動きのある作品も生まれました。
それぞれの、いまの関心に向かってやり抜くことができると、気持ちの良い達成感が生まれていきます。
やってみたいと思ったことを、ダメと言われずに、没頭する。
制作中、じゆうを担保されていれば、子どもたちは、「どうしたいのか」と自己と対話し続けることができます。
そうすることで、「自分なりの世界観=何を美しいと思うのか」を自覚していくことにつながります。
そしてそれは、「答えは自分の中に必ずある」という確信を、子どもたちの中に育てるのです。
誰かの気にいるような正解を、自分の外側に価値基準を求めるのではなく、自分がどうしたいのか、に耳をすませる。
やらされる何かをやる人、ではなく、自分がやりたいことを知り、何かを生み出していける側の人であれますように。
制作中は、素材の特色を生かした作り手の感性や知性の共有を言葉にして伝え合います。
オトナの言う通りでもない、「自分がこうしたい」ということを貫く経験をたくさん積んだ子は、自分を信じて、自分でしあわせを決められる子になるのです。
誰かの気にいる正解を求めるのではなく、自分と対話することを通して、答えは必ず自分の中にある、という軸を培っていく。
Atelier for KIDsは、創作を通して、オリジナルな自分自身を丸ごと肯定していくクラスです。
ART創作と観賞会を通して、子どもたちのよい面を見つめ、彼らのオリジナリティを尊重していける環境をこれからも作っていけたらと思っています。
(2022/6/19実施)
▽▼保護者の方より▽▼
初めての参加、オンラインでの活動も初めてでしたので、戸惑いがあったようです。
普段から絵を描くこと、工作が大好きですが、いまいち集中できていない様子でした。終了後、楽しくなかった、もうやりたくない…と気持ちが落ち込んでいたので、「何でそう思ったの?」と聞くと、色が混ざってしまうのが嫌だったとのこと。デカルコマニーの魅力である、色が混ざり想像しなかった模様が表れる楽しみを楽しめなかったようです。
「そうだったんだね。綺麗だと思う人もいれば、そう思わない人もいていいんだよ」と息子の気持ちを受け止めました。その後、Rin先生がやってみたよの動画を私が見ていると、息子が覗いてきました。ガーランドの制作を見ていたとき、「あ!!これやりたい!!」と、もう一回お制作を夢中でやりはじめました。息子の目はとってもキラキラしていました。「色が混ざってもきれいだね!」「次回も申し込んでね!」という言葉が出てきたのでした。作ったガーランドの写真を送ります。ありがとうございました。
1年男子
今回も、楽しい授業をどうもありがとうございました。
前回初めてきょうだいで参加して、仲良くできたので、今日は壁、テーブルの上、床の汚れ防止対策を万全にして、絵の具を使い始めてから、室内で絵の具を使うことに不慣れな弟の見守りをしよう、という作戦にしました。
が…2階のお部屋に着いて、げげっ💦保護している先々の壁に、元気よく絵の具がぁ〜っ。丁寧に拭き取りつつ、見守らせて頂きました(笑)
息子は、デコルコマニーの先にある、立体アートに夢中で、そもそも、自分で用意した、使いたい素材が、割り箸やストローまであり、今回のテーマとは離れたようなもので、どきどき見守っていましたが(笑)、しまいにはストローを吹き始めて、貼り付けたデコルコマニーの小さな作品をぼよんぼよん上下させて…姉とともに、笑ってしまいました。先生方がにこやかに受け入れてくださるので、最後にみせたい人、のトリで、手を挙げて指して頂き、発表する姿をみて、とてもおもしろく、見守らせて頂きました。みんながどう感じるか、よりも、自分の作品を気に入って、みんなにみてもらいたい、という気持ちをもてたことに、とてもうれしいきもちになりました。
ラヂオを聴かせて頂いているおかげで、テーマから離れた作品に対しても、息子のそのときの感性で仕上がった作品に、母としても愛着を持ちながら、ゆったり見守らせて頂くことができました。
娘は、弟の動きをおもしろがりながらも、「いいこと思いついた!!」と、作る前にアイディアがあったようで、黙々と取り組んでいました。時間内には終わらなかったので、乾いたデコルコマニーの作品を、お気に入りの本のカバーに貼り付けて、オリジナルのブックカバーに仕上げていました。紐も色をつけて、しおりになるよう、工夫していました。
ふたりとも、とっても楽しく、温かい空間の中で創作に夢中になることができて、大満足でした。
本当にどうもありがとうございました🍀🍀🍀⇧その間、父が、最近ドラえもんにハマっているふたりのために、押し入れ映画館&押し入れベッドを作ってくれていました(笑)
年長・4年
KARINBAのLIVE、1部は車の中、それ以降は翌日、アーカイブで観させて頂きました💕💕💕かりんばのライヴの後は、しばらくこころがじいんと響いていて、ちょっと雲の上を歩いています(笑)ぶんちゃんさんのご活躍を、メンバーのみなさまが、親友として、じょうくんのご活躍も、みなさまで感動しているお姿にも、ほろりと、こころにずんっと、残っています🍀アトリエラヂオのときとはまた違った、りん先生のMCも、こころ、震えます🍀素敵なかけがえのない時間を、感謝いたします🍀🍀🍀
テーマは「折って切って描く」でしたが、「次回はデカルコマニーらしいよ!」と言っていたからか、デカルコマニーをひたすら楽しんでいました。
先に色水を12種類作り、3~4種類の色をパパッと紙に落とし、折って開いたら「はい、次!」。余白の多い作品がどんどんできあがり、内心、色の混ざり合いをもうちょっと楽しんだらいいのに…と思いましたが(笑)、これは娘の作品、とそのことを口にすることなく見ていました。そして、作品を作るというよりも、単純に楽しんで心が解放されているのかもと思いました。あとで聞いたら、こだわりポイントはなくただただ制作していたそうです。ほとんど言葉を発することなく制作していましたが、お友だちや先生の言葉はよく聞いていたようで、おもしろいアイディアはすぐ真似していました。和紙を折り染めしたり、ぐちゃぐちゃに丸めて色をつけた作品は、1度試したら色水が濁ってしまい、それが嫌で端っこだけを染めて色水が混じらないように工夫したそうです。
やってみて、ポタポタ落とした側の方が複写した方より色が濃くなること、右と左では形は同じでも色の混ざり方がちょっと変わることを発見していました。観賞会で、お友だちに真似したいと言われたときは本当に嬉しそうでした。
楽しい時間をありがとうございました。
3年
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「ARTのとびら」とは?
教育者でありアーティストである”Rinせんせい“こと井岡由実が主宰する、花まるグループの芸術部門。
2009年から継続している子ども向けワークショップAtelier for KIDsは、「作品を作る」こと、また「鑑賞する」ことを通して、子どもたちの持っている唯一無二の個性があらわれる環境を整え、それをまるごと認め合うクラス。
「ART×教育」をテーマに、教育者の視点でデザインしたレシピを用いて、アーティストのこころで、子どもたちの「非認知能力」を育成します。
子どもと関わる大人に向け、大人自身が自分と対話する時間を通して、自分らしい子育てや教育、生き方に向き合うことを目指すワークショップや講演も実施しています。
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