みんなが元気に遊びまわっている夏休みに、わが子は日焼けをする間もなく塾通い…。
そんな姿を想像をすると、「小学生なのにかわいそう・・・」とお母さんは中学受験に二の足を踏んでしまいますよね。
ですが、本当にかわいそうなのでしょうか?
今回は、世間のイメージとは異なる「楽しくてためになる中学受験」をご紹介します。
中学受験は楽しくてためになる
「小学生が毎日のように夜遅くまで塾通いなんてかわいそう」
中学受験の一面だけを見てこう言われる方がいます。
ところが、サッカー選手を目指して毎日夜遅くまで、また土日も試合や練習漬けになっている子どもたちを「かわいそう」と言う方は少ないように思います。
どちらも一つの目標に向かって懸命に努力している姿に大きな違いはないと思うのですが…。
実際、かわいそうと言われるほど悲壮感に満ちてスクールFC(花まるグループの進学塾部門)に通っている生徒はほとんどいません。
なぜなら、子どもたちにとって”塾は楽しいところ”だから。
塾では学校とは違う友達ができます。
学校とは違う学習ができます。
楽しい授業をしてくれる先生がいます。
テストによる順位も出ます。
大人から見れば大変そうに見える塾通いや受験勉強も彼らなりに楽しんでいるのです。
もしも塾に通い始めても浮かない顔をしているのなら、それには必ず原因があるはずです。
中学受験は詰めこみ教育?
もう一つ誤解されていることとして、「中学受験のような詰めこみ学習はよくない」という指摘があります。
しかしこれも一つの見方でしかありません。
特に中学受験における上位校の入試問題は単なる詰めこみ学習ではまったく太刀打ちできません。
歴史の年号や植物の名前、算数の公式などをただ覚えているだけでは通用しないのです。
むしろ経験したことがないような未知なる問題に対して持っている知識をどう活用するのか、そのために必要な論理的思考力や表現力が試されます。
これらは学習指導要領で言われている「生きる力」を支える重要な学力の要素としての「知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力」と一致する力です。
以前より中学受験では、そうした力を測る入試を行ってきました。
それにあわせて、スクールFCでも教材開発や指導法の研究などに時間をかけてきました。
だから子どもたちにとっても楽しく、教育的意義の高い授業になっているのではないかと思っています。
前のめりになって難問に取り組み、ひらめいた瞬間目を輝かせ、正解にたどりついて「やったー」と達成感でいっぱいになっている。
そんなふうに、机の前で真剣勝負をしているわが子を目の当たりにすれば、「かわいそう」なんて言葉は吹き飛んでいきます。
ぜひ、世間のイメージにとらわれず、考えることを楽しむわが子を応援してあげてください。
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