【3月雪国スクール2023】花まるスキー王国⛄ぽよ/小林千尋

🎿花まるスキー王国⛄ – はじめてスキークラス –
このたびは雪国スクールにご参加いただき誠にありがとうございました。また、ご家庭でのスクールに向けたご準備、子どもたちの背中を押してくださったこと、感謝申し上げます。


はじめてのスキーを思う存分楽しみつくした子どもたちとの思い出を振り返ります。
集合場所で出会った3日前。はじめて顔を合わせた仲間と話す、緊張した様子の子どもたちを思い出します。それも束の間、行きのバスでまざまなゲームをおこない、名前を覚えてお互いに呼び合うなかで、子どもたち同士の心の距離はどんどん近づいていきました。はじめてのスキーに挑戦するコースです。「“はじめて”は一度しか味わえないからこそ、その時間を大切にしよう」と伝えました。宿に近づき雪が見えてくると、子どもたちは「飛び込みたい！」「雪の上を歩きたい！」「早くスキーをしたい！」と、はじめての景色に興味津々。ワクワクしながら宿に向かいました。


行きのバスで仲を深めた子どもたちは、スキーでもお互いに声をかけ合います。スキーブーツが上手く履けない子に「手伝うよ！」と手を差し伸べたり、雪の上を歩いていて転んだ子に「大丈夫？」と立ち止まってサポートしたり。スキーが始まると、「ピタッと止まれた！」「思ったよりも怖くない！」と前向きな言葉もたくさん出てきました。何度転んでも立ち上がる子どもたちからは、上手になりたいという気持ちがあふれていました。雨が降っても風が吹いても、気温が下がっても、「寒い」「疲れた」という言葉が聞こえることはありません。スキーの楽しさや上達する嬉しさを滑るたびに感じることで「スキーって楽しい！」「もっと上手くなりたい！」と、どんどん前向きになっていきました。同じレーンで滑る仲間には「上手だね！」「紫ビブス（次のステップに進んだ証）になったんだね！　おめでとう！」などと声をかけて仲間の成長を自分のことのように喜び、仲間とともに試行錯誤する楽しさも実感したようでした。それぞれが自分の目標をもち、それに向かって諦めずに挑戦し続けたからこそ、できたときの喜びもひとしお。はじめての挑戦にあきらめずに向き合い続け、乗り越えた経験が、子どもたちの心に刻まれたはずです。


この2泊3日はスキーだけでなく、宿での生活でも、挑戦・上達することに加えて仲間の大切さを実感した子どもたち。切磋琢磨しながら支え合う仲間とともに挑戦したはじめての経験が、これからの子どもたちの力になれば幸いです。


またみなさまにお会いできることを心より楽しみにしています。改めまして2泊3日、ありがとうございました！



2024年 春
花まる学習会　ぽよ／小林千尋

花まる学習会（東京東ブロック）