六本木にあるワークラウンジKant.さんにご依頼いただき、はじめての土曜日開催!
「出張Atelier for KIDs」の活動記録です😉
創作に参加したい親子は、Calm Spaceでワークショップを行い、その間参加しない保護者の方は、Open Spaceで待つことも可能。という素敵な空間を堪能することができる、新しいスタイルでの開催でした。
🎨いつも授業の最初に確認する「ARTのとびら きはん」
この3つの哲学は、もうみんなのこころに育ってきています。
(保護者の方々も、この環境を守るために大切な視点を学んでくださっています。ありがとうございます。)
「ホテルでは少し残っていても良いサービスのために取り替えるんだよ、その残りを作品で有効活用できます」
ホテルで使用していたトイレットペーパーについて涼子先生から物語を共有します。
そのままだと捨てられるかもしれない廃材を使って、アート作品に生まれ変わらせます。
Atelier for KIDsから持ち込んだ素材は「お花紙」や段ボール。
「どんな素材を使おう?」
「何色を使いたい?」
自分と対話しながら、使いたい素材を選びます。
どんなアイディアもじゆうにやってよい、ただし時間だけは気にしながらベストを尽くして制作してね、と、創作タイムがスタート。
子どもたちは、自分で使いたい素材、やりたいことがある場合はそれを優先しても良い。
自分が「どうしたいのか」「何を美しいと思うのか」
自己対話と自己決定を通して、自分らしさを表現していくのがAtelier for KIDsです。
素材からインスピレーションを受けて手を動かしていく子もいれば、
手を動かしていくうちに、「あ、いいこと思いついた!」となる子も。
同じ素材を使っているのに、あふれ出るクリエイティビティは、多様性に満ちています。
今回は、親子での制作がしたいな…という声を受けて、久しぶりの「親子参加OK」のAtelier for KIDsでした。
大人も子どもも、1アーティスト同士、対等な立場で、それぞれに創作に没頭します。
さあ、いよいよ、鑑賞会です。
「いいな」と思ったところを、言葉にしていく時間。
一人ひとりの作品にフィーチャーし、「鑑賞の言葉」をかけ合います。
仲間の作品の、おもしろいところ、好きなところも見つけられたかな。
子どもたちが一人ひとり自分と対話し、誰かの言う通りでもない、評価を気にして作るのではない、自分と向き合って制作した作品は、彼らにとって、自分の分身です。
それをまるごと認め合う時間。
「あなたは、あなたらしく、ありのままで素晴らしいんだよ」
ということを、伝え合うことができる。
それが、アート(表現活動と鑑賞)の素晴らしさです。
みんな違って、みんないい。
ARTは、作品を通して、それぞれの良さを、認め合うことができるのです。
最後はみんなで、「できた〜!」
(2023/5/13 実施)
イベント当日、主催者井岡由実(Rin)の母が他界しました。奈良県に駆けつけるため不在でしたが、本記事は写真を見ながらRinが書かせていただきました☺︎
▽▼▽▼▽▼作品ギャラリー▽▼▽▼▽▼
▽▼保護者の方より▽▼
工作好きの娘ですが、初めてのことをするのに抵抗するタイプ。実は今日はしぶしぶ私についてきました。やり始めたら楽しそうで、「またやりたい!」と言ってくれたので、来てよかったと思いました。
4年生の保護者
すごく素敵な会場で、お茶の水教室とはまた違った雰囲気で創作を楽しんでいました!息子は「大人の雰囲気」と言っていました。待っている保護者のことも、スタッフの方々が常に気にかけてくださり、温かくて本当にステキでした。私も参加すればよかったかなあ?と思いつつ、息子は息子なりに創作に集中していたようでした。創作前後はウロウロと…。作品はのぶこ先生にも彼らしい色使いと言っていただけましたが、紫が「和」黄や赤が「西洋」をイメージしたそうで、和風と西洋が融合した花と息子から終了後に聞き「ほぅなるほど〜」と思いました。お土産に持ち帰られたお花紙でもお花を作ってプレゼントしてくれました!りょうこ先生のぶこ先生今回もありのまま楽しく夢中になれる時間をありがとうございました!
3年生の保護者
工作が大好きなので、色々なイメージを膨らませながら楽しかったようです!母としては、花紙での工作と書いていたので、お花等作ってくるのかと想像していたのですが、実際はダンボールのお城の工作をして帰ってきました。思わずお迎えしたときは「お花紙を使わなかったのね?」と言ってしまったのですが…よく考えると、みんなお花紙を使っているなかで、それに流されることなく「自分で作りたいもの」を自由に想像し、形にすることができたのだなぁと思いました。帰ってからは「みんなが同じ材料を使っているなかで、それに流されず自分の好きなものを作れたこと、それが素敵だと思ったよ」と伝えました。またよく話を聞いてみると、お城の前には水があって橋がかかっているそうで…鉛筆の部分は家に帰ってくるなり削って、形を変えることができる!とより自分のイメージに近づけているようでした。またストローの中には枝を入れてあり、お城のドアにした部分の裏側にはドアノブまで書かれていました。話を聞くほど、細かいところまでこだわって作った作品なのだとわかり、嬉しい気持ちになりました。また機会があったら参加したいと思います。次回はRin先生にもお会いできたら嬉しいです。
【追伸】当日1つ聞きそびれてしまったのですが、もし可能であれば教えていただけたら幸いです。幼稚園の自由画帳にひたすらぐるぐるっと丸を描いてたくさん迷路ができた!と持ち帰るのですが…その作品をそのまま受け入れ、主体的に自分がいいと感じること(例えば、色使いなど)を伝えていればいいでしょうか。迷路を書きたい!と言っているので、たまには「迷路ってどんなふうになっているかな?」「線と線で道ができてるね」こんな会話もいいのかなぁと迷っています。
▶︎ご相談には、アトリエラヂオで取り上げますね。Rin年長の保護者
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「ARTのとびら」とは?
教育者でありアーティストである”Rinせんせい“こと井岡由実が主宰する、花まるグループの芸術部門。
2009年から継続している子ども向けワークショップAtelier for KIDsは、「作品を作る」こと、また「鑑賞する」ことを通して、子どもたちの持っている唯一無二の個性があらわれる環境を整え、それをまるごと認め合うクラス。
「ART×教育」をテーマに、教育者の視点でデザインしたレシピを用いて、アーティストのこころで、子どもたちの「非認知能力」を育成します。
子どもと関わる大人に向け、大人自身が自分と対話する時間を通して、自分らしい子育てや教育、生き方に向き合うことを目指すワークショップや講演も実施しています。
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▶︎ARTのとびら https://www.hanamarugroup.jp/art-edu/
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