今年もクリスマスが近づいてきました。
子どもと一緒にわくわくしながら日々を過ごしている方も多いのではないでしょうか。
そんなクリスマスには、1つの食事を家族みんなで協力・分担しながら作り、一緒に食べるのがおすすめ。クリスマスというイベントを最大限に楽しみながら、家族でのコミュニケーションを豊かにし、食育にもつなげることができますよ。
今回は、心に残る思い出の時間づくりにぴったりの「クリスマスワンプレート」レシピをご紹介します。
クリスマスワンプレートを作ろう!
クリスマスワンプレートメニュー
- 雪だるまおにぎり
- ローストチキン
- ツリーポテト
- サンタのピンチョス
クリスマスワンプレートレシピ
■雪だるまおにぎり
【材料】4人分
- ごはん……480g(120g/人)
- 塩……適量
- 海苔……適量
- かにかまぼこ……4本
【作り方】
1. 炊いたごはん480gに塩をお好みの量を入れて、混ぜる
2. 顔用に50gボール型おにぎり、体用に70gボール型おにぎりを4つずつ作る
3. マフラー用にかにかまぼこの赤い部分をさく
4. 海苔を切り取り、目と口、ボタンの形にする
5. 顔と体のおにぎりを上下にくっつけ、3・4で作った飾りをつける
【ポイント】
ごはんはおにぎりにすることで、子どもが手でつかむことができ食べやすくなります。
■ローストチキン
【材料】4人分
- 鶏肉手羽元……12本
- しょうゆ……大さじ2
- みりん……大さじ2
- はちみつ……大さじ2
※1歳未満の子どもが食べる場合は、腸管が未発達なためはちみつを食べると乳児ボツリヌス症が起こる場合があります。そのためはちみつを使用せず、砂糖(大さじ1)に変更しましょう
【作り方】
1. 料理後の洗い物をしやすくするため、オーブンの天板にホイルをかぶせ、クッキングシートを敷く
2. 手羽元にフォークで数か所さして穴をあける(皮や肉のちぢみを防ぐため)
3. 袋の中に手羽元としょうゆ、みりん、はちみつ(砂糖)入れて揉み、30分間漬け込む
4. クッキングシートに味を染み込ませた手羽元を並べ、210℃のオーブンで25分間焼く
※フライパンの場合は油をしき、蓋をして焼く。時々焼く面を変える
【ポイント】
みりんとはちみつを使うことで照りとコクが出て、子どもが食べやすい優しいあまじょっぱさになります。
■ツリーポテト
【材料】4人分
- じゃがいも……500g
- ほうれん草……150g
- にんじん……100g
- コーン缶……50g
- ハム……4枚
- 牛乳……50g
- バター……50g
- 塩……1g
- 黄色パプリカ……適量
【作り方】
1. じゃがいもを2㎝角に切り、茹ででつぶす
2. ほうれん草を1㎝角、にんじんを0.5㎝角に切り、それぞれ茹でて水を切る
3. コーンを缶から開け、水を切る
4. ハムを1㎝角に切る
5. 黄色パプリカ以外の全ての材料を混ぜる
6. 黄色パプリカは星型で1つ切り抜く
7. お皿に5をツリー型(円錐型)に盛り付け、一番上に星型パプリカを乗せる
※コーンとにんじんは少し残しておき、7のツリー型に盛り付けたあとで外側に飾りとしてつけてもよい
【ポイント】
ほうれん草、にんじん、コーンなど、野菜を複数入れているため、子どもが好みやすい味になるようにハムとバターを加え、のどに詰まりにくいように牛乳でのばしマッシュ状にしています。
■サンタのピンチョス
【材料】4人分
- ミニトマト……8個
- 丸形チーズ……12個
- 黒ごま……16粒
- きゅうり……1/2本
【作り方】
1. ミニトマトを4:6のところで切る(4は帽子、6は体として使用する)
2. 帽子のミニトマトの中の種は切り抜く
3. きゅうりの皮をピーラーでまだらにむき、1㎝の輪切りを8個作る
4. 爪楊枝にミニトマト(帽子)、チーズ、ミニトマト(体)、きゅうりの順に刺す
5. 爪楊枝の一番上にチーズを少しのせる
6. 黒ゴマで目をつける
【ポイント】
爪楊枝を使用することで、子どもが手で持って食べやすくなります。爪楊枝を全て食材で隠す場合は、食べる前に爪楊枝が入っていることを伝えましょう。一度に口に入れ、口の中を爪楊枝で刺さないように注意してください。
行事食の楽しみ方
行事食は、季節ごとの行事やお祝いの日に食べる特別な料理のことをいいます。
家族の幸せや健康を願う意味が込められていて、見た目も華やかでつい食べたくなるものが多いですよね。
クリスマスは日本で生まれた行事ではありませんが、今では広く普及しているため、行事食を家族で楽しむのにぴったり。
家族で一緒に食事を楽しむ日にすることで、子どもたちの食べる意欲を引き出す食育にもつながります。
クリスマスには家族で楽しい食卓を
家族みんなで1つの料理を作ることは家族のチームワークを高め、家族間の会話を増やすのに役立ちます。
家族の絆を強くするきっかけになりますので、ぜひ家族で食卓を囲み、楽しいクリスマスをお過ごしくださいね。
管理栄養士として離乳食・幼児食・アレルギー食の調理、子どもに向けたクッキング等食育活動(0~5歳)、献立作成の経験あり。事業所内保育所、小学生・中学生夏季施設、社員食堂、レストランでの勤務経験をもつ。食べることが好きで、食べ物と体の関係について興味があり管理栄養士となる。自身も子育てをしている今、子どもの頃からの食習慣は大切と痛感。