2021年最後のAtelier for KIDs@ オンライン!のキロクです。
▼活動の様子を動画でご覧いただけます
※これまでのすべての活動記録は、公式サイト「活動のキロク」からご覧いただけます。
今月もたくさんの子どもたちが参加してくれました!
いつも、授業の最初に確認している、「ARTのとびら きはん」
「じゆうとは、自分に問うこと。やりたいと思うことを追求すること」
「正解はないから、失敗もないこと、発想の転換を図ること」
「時間は自分でデザインできること。最初から最後を見据えてベストを尽くすこと」
この3つの哲学は、もうみんなのこころに育ってきています。
(保護者の方々も、この環境を守るために大切な視点を学んでくださっています。ありがとうございます。)
「自分がやりたいと思うことを、自分に問う」
正解のない世界で、自分がやりたいように作れるように。
「どうしたいかは、誰に聞いたらいいの?」
という問いに、子どもたちは
「自分に聞く!」
と即答します。
「じゆうとは、自分で決めること」をわかっている子どもたちは、黙々と、自分の表現したい世界を作り出すことに没頭していきます。
何をいいと思うのか。いま、自分がおもしろいと思うことを追求する。それはまさに、主体的な学びと同じなのです。
制作中は、素材の特色を生かした作り手の感性や知性の共有を言葉にして伝え合います。
さいごは、みんなで「鑑賞会」。
誰かの気にいる正解を求めるのではなく、自分と対話することを通して、答えは必ず自分の中にある、という軸を培っていく。
Atelier for KIDsは、創作を通して、オリジナルな自分自身を丸ごと肯定していくクラスなのです。
(2021/12/19開催)
🎨今月も、子どもたちに授業内でお話しした「おまけの創作動画」
「りん先生が作って見たよ🎥」も、こちらからご覧いただけます。
▶︎ほかにもたくさん「作ってみたよ動画」があるので、おうちARTのきっかけにお楽しみくださいね😉
▽▼保護者の方より▽▼
没頭する環境の大切さに気づかされた回でした。今回は、娘が創作だけに集中できるようにすることを心掛けました。これまでは、同じ部屋の中に0歳の妹がいて、隙あらば大好きなねえねがやっていることを一緒にしたいと狙っていたのですが、今日は、下の子が創作するスペースに入れないようベビーゲートを置き、創作がスタートしてからは下の子と私はできる限り距離をとって、本人から声をかけない限り何も気づけない位置にいました。11時過ぎに下の子が眠ると、静かな部屋の中、創作の音と先生たちの声だけが聞こえる状態になりました。
私に反応を求めることもなく、「いいこと考えた!」とひとりつぶやく瞬間も。地に足のついたいい状態の落ち着き方と集中した表情を見て、ああ、こんな時間が必要だったんだな、と感じました。そんななかでも、下の子が泣きもせずにむくっと起きたのに私よりも早く娘が気づき、創作の手をとめて「ママ、起きた!」と知らせてくれていたのですが。
前回まで、どこか集中しきれていない感じがあったのは、周りの人を気にせずにはいられない性質ゆえで、普段娘が私や下の子のことなど、何気ない時間の中でいかに多くのことを心にかけて、行動しているかに気づかされました。そして、下の子が生まれてから、家の中で何にもとらわれず没頭して何かをするという時間が、私と同等かそれ以上に持てていないのではないか、ということにも。これからは、邪魔が入らないようにする、のではなく感謝の気持ちをこめて娘だけの空間をプレゼントする、という意識で環境を作っていきたいと思いました。
Atelier for KIDsはそんな時間を作るとてもいい機会です。今日は「静かだった!」「集中できた!」といつも以上に晴れやかな表情で、終わってから作品を見せてもらう時間も、お互いにとって心地よいものでした。また、片付けをしながら余った毛糸で妹と綱引きのようにしてひとしきり遊んだ後、「今日は1人でおままごとしたい気分」と言ってきました。いままでにないことです。
午後は粘土やスライムを使っておままごとに集中していました。本人も、そういう時間が必要だったことに気づくきっかけになったのではないかと思います。作品の写真を添付しました。鉛筆の作品を画面で見せていたようですが、まつぼっくりはクリスマスオーナメント兼アクセサリーとのこと。途中で思いついた「いいこと」とは、リボンをたくさん切って「おはらいをするときの棒」を作れると思いついたようで、「後で集中できる時間に作る」のだそうです。」
2年女子
…「そう言う時間が必要だった」ことに、親子で気づいた、そんな時間になったこと、嬉しく思います。 Rin
今回、スタートの時点でウキウキだったのですが、毛糸のおてだまと毛糸キャッチができず、すぐ涙…。『うまくいかなくてもくじけないよ』と声かけし、少しずつ自分を取り戻し、気持ちをきりかえて制作に入っていきました。なんでもそうですが、一回できないだけで、すぐ涙をこぼし、ぐずぐずしてしまうのが、大人の私から見ていると、時間のムダに見えてしまい、泣いている間のお話がきけていないのが残念に思えます。ただ2~3分で気持ちの切りかえができているので、成長過程をもう少し見たいと思います。制作中に関しては、とにかく集中し、自分の世界に没頭していました。ストローのかたさと毛糸のやわらかくてふわふわのMIXで素材感もたのしんでいました。作品もかざるのが、とても楽しみです♪
1年男子
…悔し涙は、伸びる子の特徴ですよ☺︎切り替えが早くて、素晴らしいことだけにフォーカスして、ほめてあげてくださいね~! Rin
最初のぬりえのときから、のびのびと参加していました。RIN先生に伝えたいことがあったら自分でミュートを外して話していて、それはいままでにないことでした。インタラクティブARTもはりきりすぎてあちこち毛糸が飛び散っていました、笑。制作が始まったとたん「段ボール!」と、頭の中で作るもののイメージができていたようです。作っている途中で松ぼっくりを用意しているお友だちに気づいて、自分もツリーのような作品が作りたくなったそうです。松ぼっくりに毛糸を巻き付けるのに苦労していましたが、助けを求めることもなく完成させました。終わった後、学校の図工とAtelier for KIDsはどう違う?とたずねてみたら、「学校の図工は作るものが決まっていて、道具も決まっているでしょ?Atelier for KIDsはぜんぶ自由だよ」と言っていました。図工もAtelier for KIDsも娘はそれぞれに楽しんでいるようです。制作をする時間をなかなか取れない毎日ですが、冬休みにはまたRIN先生のつくってみたよ動画を参考に楽しみたいと思います。
2年女子
たくさん話してくれて私も嬉しかったです。「全部自由」を実践した制作だったな〜と思っています。哲学が育まれていっていますね。 Rin
🎨新番組「Rinせんせいのりんごの木🍎」Instagramライブ始まりました!
第4回は1/21(金)12:30-12:50 @rinokarinab
🎨 スペシャルオンラインアートプロジェクト!
お申し込みスタートしています!
おうちアートで制作した作品群を、一同に集めて、野外で一つの大きな作品をして展示する、その過程も含めて動画で制作してドキュメンタリームービーを、最終的にYouTubeでプレミアム公開して観賞する、という「オンラインアートプロジェクト」!
今回は、Rin-Bunによるオリジナルラヂオドラマ「お話のとびら」からあるお話を聴いて、そこからインスピレーションを得てみんなで自由に制作する予定です。
作品群を設置する場所を整えていく段階から、映像を撮って皆さんに配信していく予定です。お楽しみに!
(YouTube:https://youtu.be/eqL7B7BbuhY)
⇧ 前回、2021年2月のオンラインアートプロジェクトの動画はこちら🎥
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「ARTのとびら」とは?
教育者でありアーティストである”Rinせんせい“こと井岡由実が主宰する、花まるグループの芸術部門。
2009年から継続している子ども向けワークショップAtelier for KIDsは、「作品を作る」こと、また「鑑賞する」ことを通して、子どもたちの持っている唯一無二の個性があらわれる環境を整え、それをまるごと認め合うクラス。
「ART×教育」をテーマに、教育者の視点でデザインしたレシピを用いて、アーティストのこころで、子どもたちの「非認知能力」を育成します。
子どもと関わる大人に向け、大人自身が自分と対話する時間を通して、自分らしい子育てや教育、生き方に向き合うことを目指すワークショップや講演も実施しています。
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▶︎ARTのとびら https://www.hanamarugroup.jp/art-edu/
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