【講演会レポート】相澤樹「60点でも伸びる子、90点なのに伸び悩む子」

【講演会レポート】相澤樹「60点でも伸びる子、90点なのに伸び悩む子」

2021年8月、花まる学習会 相澤 樹(あいざわ たつき)によるオンライン講演会「60点でも伸びる子、90点なのに伸び悩む子」を開催しました。

幼児期~小学校低学年のころはやんちゃでも、 高学年からグングン伸びていく子、さらには中学、高校、大学、そして社会に出て活躍していく子。そんな子どもたちに共通するものは何でしょうか。

学習そのものの理解はもちろんですが、その前段階として、あと伸びする素地となる、幼少期からのご家庭での習慣が重要なテーマの一つです。

そう語る相澤が、あと伸びする子の特徴や親のかかわり方を、様々な壁を乗り越えた子どもたちやご家庭の事例とともにお話ししました。

あと伸びする子の家庭の習慣

幼少期に大切にしたい習慣は、「どういう状態で社会に出られればOKか 」を考えると見えてきます。なかでも幼少期からの積み重ねが重要なのは、「早起き」、「挨拶」の習慣や、「もめごとの経験総量」です。幼児期にたっぷり積んでほしい“自分でものごとを決める経験”や評価との付き合い方、学びの質を左右する集中力の質にも触れながら、幼児期から大切にしたい習慣や価値観について語りました。

あと伸びする子の特性

能動的に学び、自身の力を高めていく子には、共通する特性があります。たとえば、“誤答を愛せる”子。正解・不正解にとらわれずに楽しんで考え抜き、そのぶんだけ学びを深めます。また、 “ユーモアセンスがある”子。人を喜ばせたいという気持ちから作問を楽しみ、高学年期以降に必要な良質な集中力を磨きます。さらに、“先を読み自分のルールで遊びをつくる”子。与えられるのを待つのではなく自ら遊びを生み出し、どんな時間も無駄にしません。

これらの特性をもつ子どもたちがどのように教室で躍動しているか、また、ご家庭ではどのようなサポートが必要か、事例とともにご紹介しました。

さまざまな壁を乗り越えたご家庭の事例

子どもたちが”伸び悩みのスパイラル”に入ってしまったら、どのようにすればよいのでしょうか。伸び悩みの原因をつかんで分析し、それを取り除くことができれば、その後もぐんと学力を伸ばしていけます。それには、家庭外での大人とのかかわりや、ご家庭でのサポートが不可欠です。相澤が“外の師匠”としてどのように子どもたちと向き合い、ご家庭と連携しながら壁にぶつかった子どもたちの成長をみてきたのか、複数の事例をお伝えしました。


\この講演会をご覧になれます/
YouTubeチャンネル「花まる子育てカレッジ」にて、アーカイブ動画を配信中!
見逃した方、改めて視聴したい方はぜひご覧ください♪

▼【期間限定】相澤樹「60点でも伸びる子、90点なのに伸び悩む子」
https://youtu.be/Vq8sDQdluZQ
(2021/8/20実施)

相澤 樹(あいざわ たつき)】
4歳児から小学校6年生まで、のべ3000人以上の子どもたちを指導。子どもの行動の背景を見抜く観察眼と的確な指導、保護者へのサポートに定評がある。
親と子、それぞれの視点から見える世界のギャップを埋め、相互理解を深めることが、よりよい親子関係の形成につながると提唱する。
講演「あと伸びする子の家庭の習慣」や「健やかに子どもが育つ住まいとは」は全国各地で好評を博しており、2016年3月には『60点でも伸びる子、90点なのに伸び悩む子』(あさ出版)を上梓するに至る。

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