2023年3月、大人気講師 狩野崇による社会好き応援企画「戦国の城」を開催しました!
「好きな戦国時代の武将は誰?」
そんな問いから始まった、今回の企画。
子どもたちからは、織田信長、徳川家康、武田信玄、上杉謙信、真田昌幸、伊達政宗、長宗我部元親など、名だたる武将の名前があがりました。
日本には、城が5万ほど(コンビニの数と同じくらい)存在します。城の役割は、敵の侵入を撃退すること。江戸時代になると飾りにもこだわって相手に見せつける役目も果たすようになりますが、戦国時代の城は「戦う城」です。今回は「戦うためだけの城」にスポットを当てました。
第一部はオンライン講座。 ここでは「戦う城」の役割や工夫を学びました。
まずは、攻める側の武将になりきって城の写真を見ながら攻め込むイメージをしてみることに。すると、 堀や馬出、土塁など当時の武将たちが考えた色々な策に気づけず、完敗…。突破の難しさを疑似体験したところで、戦う城の仕組みを紹介していきました。
四国の長宗我部元親が建てた岡豊城は、自然の川を堀として活用して、山の上に建てられました。近くの海にある港の様子も確認できるように位置が調整されています。
茨城にある逆井城は、戦国時代にタイムスリップできるめずらしい城跡。戦国時代の砦や主殿が復元されていて、歴史の息吹を感ることができます。
長野県にある荒砥城も、復元されている城跡の一つです。荒砥城の写真を用いて、“この城をどう攻略するか”を考えていきました。通ると必ず攻撃される造りになっている一本道など、さまざまな仕掛けが待っている城に挑んだ侍たちの気持ちを想像しながら、戦国の城の偉大さを感じる時間となりました。
千貫櫓が有名な大坂城は、織田信長も苦戦した城。「ここを打ち破った人には千貫(現在の価値でおよそ1億円)出すから何とかしてくれ!」と泣きついた城なのだそうです。
そのほかにも、馬出で有名な諏訪原城(静岡県)、障子堀が見事な山中城(静岡県)、竪堀が連なる明知城(岐阜城)、堀切が行く手を阻む檜山城(秋田県)、金沢城(石川県)など、さまざまな戦う城を紹介しました。
第二部は、第一部での学びを踏まえて城攻め(実施探索)へ!
今回挑んだ戦国の城は、埼玉県の「武州松山城」。武田・上杉・北条が争奪戦を繰り広げた「戦国関東三国志」の舞台です。
「ここから攻めたら勝てそう!いざ出陣!」
「と思ったらこんなところに堀が…!」
と、攻め込む気持ちになりながら松山城の城跡探索を楽しみました。
何重もの堀、大軍では攻め込みにくい細くて狭い道、右からも左からも前からも攻められ、一歩でも間違えたら堀の中に落ち、城兵からの集中攻撃を浴びてしまうであろうキルゾーン。戦う仕掛けが至る所に作り込まれている武州松山城にタイムスリップしてきました。
武州松山城は城跡のため、何も知らずに行けば何もない土手や原っぱに見えるかもしれません。そこに戦う城の痕跡を見出せるのは、その役割や仕組みを学んだからこそ。 「知ること・学ぶことで見える世界が変わること」を体感した社会好き企画になったのではないでしょうか。
次回は7月頃の開催を予定しています。
どうぞお楽しみに!
(2023/3/5 実施)
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