花まる学習会・スクールFC卒業生のその後に迫るインタビュー!
第16弾は、国家公務員として活躍している、伝説の卒業生にインタビュー!
ようこそ先輩! 佐藤瞭さん
【花まる学習会】南浦和教室(~小学3年生)
【スクールFC】南浦和校 特算・スーパー算数(小4~6)
*担当教室長:高濱正伸、西郡文啓、Rin(井岡由実)、水口加奈 ほか
【進路】開成中学校・高等学校→東京大学
【現在】国家公務員(経済産業省)
■花まる・アルゴ・FCの思い出
高濱 小学4年生からスクールFCで瞭を教えたんだよな。
佐藤 はい。3年生までは花まるで、アルゴクラブにも通いました。
高濱 瞭はアルゴクラブの創業メンバー、第一期生だね。大会に参加しに、灘中学校に行ったんだよな。
佐藤 OB戦に参加させていただきました。
高濱 力のあるメンバーだったよ。花まるのことは覚えている?
佐藤 キューブキューブになぞぺー、たんぽぽ…サマースクールで川遊びの国に参加したのも覚えています。
高濱 FCは…勉強合宿を覚えている?
佐藤 高濱先生にビンタされたのを覚えています。
高濱 瞭もか!
佐藤 ロッジでふざけて飲み物をこぼしたり、てんやわんやティッシュをいっぱい出して拭いたりしていたら、怒られました。
高濱 あの頃の卒業生はみんな「高濱先生に怒られた」って言うんだよ(笑)
佐藤 僕たちは愛のビンタを受けた最後の学年かもしれません(笑)
■勉強に本気になれた理由
高濱 瞭はアルゴで「問題を作ろう」と伝えたら一番真剣に、たくさん作ってきたんだよ。本気で頑張って作問した子の問題は、その頃書いていた書籍に載せたんだよな。瞭を含め、力をつけるために必要なことを地道にやりぬいた子たちは、中学受験でも、いまこうして社会人としても、自分の道を切り拓いているからやっぱりすごいよ。
佐藤 作った問題を本に載せていただいたこと、思い出しました!あの頃はやるべきことをきちんとやるっていうことが、苦じゃなかったんですよね。
高濱 小さい頃からそうだったの?
佐藤 母が上手に誘導してくれていたんだと思います。開成中を目指したことも、文化祭に連れて行ってもらったりするうちに、自分のなかの目標になっていました。やらされている感じではなく、自分の意志で勉強に向き合えたことが大きかったと思います。
高濱 お母さん、すごいなぁ。教育に携わっていたの?
佐藤 いえ、いろいろな本を読んだそうです。
高濱 瞭はFCから開成に合格した第1号だったから、まだ実績がないうちにお母さんがFCを信じて任せてくださったんだよ。「大丈夫です、任せてください!」と伝えて、命がけで教えたよ。
■学生時代のこと
高濱 中学・高校生活は満喫したの?
佐藤 もう、めちゃくちゃ満喫しました。開成は自由で、みんなが好きなことをやっていて、本当にいい学校だと思います。いまはOBからの寄付で校舎も綺麗になっています。
高濱 へぇ~。部活はやっていた?
佐藤 中学・高校と、バドミントン部でした。あとは手品にも熱中しました。
高濱 充実しているなぁ。6年間一緒に過ごした仲間がいっぱいいるんだもんな。一生モノの宝だよね。
佐藤 大学は浪人できるけれど中学受験はそうはいかないから、乗り越えて中高時代を楽しめて、本当によかったです。大学は2浪して、回り道もしましたが。
高濱 大学生活はどうだった?
佐藤 大学では…授業はもちろん、そのほかの活動にも熱中しました。茶道部にレゴ部、それから自治会みたいな活動も。
高濱 おぉ~!
佐藤 茶道部では部長も務めました。いまは道具がないのでなかなかできていないのですが…。
高濱 瞭が思う、茶道のよさは?
佐藤 静謐(せいひつ)な空間で、釜でお湯が沸く音や自分の所作の音だけが響いてくると、目の前のことに集中できるんです。そうやって自分の所作だけに集中していくと、だんだん無になっていく…その感じが好きです。
高濱 「道」の奥深さに触れたんだね。
■国家公務員の道
高濱 小さい頃から国家公務員を目指していたの?
佐藤 小学生の頃に観たドラマの影響で外交官にあこがれました。けれど日本をよくしていくのはやはり経済だと思い、経済産業省を目指すようになりました。
高濱 大学卒業後、すぐに国家公務員になったの?
佐藤 大学4年生の冬に国家公務員試験の「教養区分」に合格して、その後の官庁訪問で採用に至らず、民間企業のコンサルティング会社に就職しました。その後、もう一度官庁訪問に挑戦して採用していただき、1年で民間企業から経済産業省に移って、いまはデジタル庁に出向しています。
高濱 一般の会社を、社会を知ってから公務員になるのは強みだよね。役人の道を選んで、どう?
佐藤 まだまだこれからですが、とても楽しいです。
高濱 いや~、これからの活躍が楽しみだよ。応援しています!
佐藤 ありがとうございます!