【イベントレポート】Atelier for KIDs「切り紙のせかい」|ARTのとびら

【イベントレポート】Atelier for KIDs「切り紙のせかい」|ARTのとびら

2022年5月のAtelier for KIDs@ オンライン!のキロクです。

▼活動の様子を動画でご覧いただけます

※これまでのすべての活動記録は、公式サイト「活動のキロク」からご覧いただけます。

 

5月のテーマは「切り紙アート」。まずは、みんなでいつものように「インタラクティブアート!タイム」 です。  

 

素材として用意したさまざまなものを使って、カメラと仲間みんなで作り上げる、画面のアート。

毎回のゲームをとっても楽しみに参加してくれている子もいるようです。

いつも授業の最初に確認する「ARTのとびら きはん」

 

「じゆうとは、自分に問うこと。やりたいと思うことを追求すること」
「正解はないから、失敗もないこと、発想の転換を図ること」
「時間は自分でデザインできること。最初から最後を見据えてベストを尽くすこと」

この3つの哲学は、もうみんなのこころに育ってきています。
(保護者の方々も、この環境を守るために大切な視点を学んでくださっています。ありがとうございます。) 

いよいよ創作タイム!

「じゆうとは、自分で決めること」をわかっている子どもたちは、黙々と、自分の表現したい世界を作り出すことに没頭していきます。

封筒の○、の窓の中に、どんな世界を作り出そうかと考える子もいれば、

 

 切り紙から発展させて、大きな立体作品に仕上げる子もいれば、仕掛けのある、動きのある作品も生まれました。

それぞれの、いまの関心に向かってやり抜くことができると、気持ちの良い達成感が生まれるはずです。

 

制作中、じゆうを担保されていれば、子どもたちは「どうしたいのか」と自己と対話し続けることができます。

そうすることで、「自分なりの世界観=何を美しいと思うのか」を自覚していくことにつながります。

そしてそれは、「答えは自分の中に必ずある」という確信を、子どもたちの中に育てるのです。

誰かの気にいるような正解を、自分の外側に価値基準を求めるのではなく、自分がどうしたいのか、に耳をすませる。

やらされる何かをやる人、ではなく、自分がやりたいことを知り、何かを生み出していける側の人であれますように。

 

制作中は、素材の特色を生かした作り手の感性や知性の共有を言葉にして伝え合います。

オトナの言う通りでもない、「自分がこうしたい」ということを貫く経験をたくさん積んだ子は、自分を信じて、自分でしあわせを決められる子になるのです。

 

誰かの気にいる正解を求めるのではなく、自分と対話することを通して、答えは必ず自分の中にある、という軸を培っていく。

 

Atelier for KIDsは、創作を通して、オリジナルな自分自身を丸ごと肯定していくクラスです。

ART創作と観賞会を通して、子どもたちのよい面を見つめ、彼らのオリジナリティを尊重していける環境をこれからも作っていけたらと思っています。

 
(2022/5/15実施)

 

▽▼保護者の方より▽▼

「切り紙のせかい」は4〜5回目の参加ですが、毎回新たなアイデアを形にしているように思います。今回も次々とひらめいたようで、材料をあっちこっちで集めて戻る…を繰り返していました。ARTが終わったあとは、毎回スッキリした顔をしています。


今日はこのあと、中学受験用の模試があります。来春、受検する予定なのですが、まさに「ARTの規範」で培った心の力が問われるような受検内容です。「入学したら6年間何をやりたいですか?」が問われるそうです。息子は、まだ上手く言葉でまとめきれないところはありますが、おかげさまで、やりたいこと、興味あることがハッキリとわかっているようです。いつの間にか、自分の心と対峙できる人として育ってきています。

最近では、息子が興味をもつ生き物のさまざまな生態とか、それを守るためのエネルギー問題などを調べたり、博物館に行ってみたりしています。親が興味をもたなかった新たな世界に連れて行ってくれるので、親子共々、驚いたり感心したりしながら楽しく過ごしています。

息子の最近の言動から、幼少期から培ってきた「自分との対峙の大切さ」とは、こういうことだったのか、と実感する日々を過ごしています。

 -略-

来月からも引き続きよろしくお願いします。

6年男子

最初に磁石を使っている様子を見て「やってみたい!!」となって動く人を作った息子。妹と遊びたい、楽しいかな?と思ったようで、七夕飾りのようなものを作り、「これを伸ばしたらよろこぶやろ✨」と誰かのために作品を創っている印象でした。途中、困ったことがあって(※)挫けそうになっていたのですが、しばらくすると気持ちを切り替えて違う作品に取りかかっていました。小学校に行き始め、疲れているのか家ではすぐに怒って泣いてしまうことが多くなっているのですが、アートの時間の中で切り替えることができて、横で見ていて成長を感じました♡
(※ちなみに、1枚の折り紙で、8人の人形を作りたかったけど、頭がちゃんときれなくて悔しがっていました。「いいこと思いついた!」と目をキラキラさせて創っていたので、思ったようにならない悔しさは相当だったようです…自由にのびのびと、やりたいことを形にしていける大切な経験をさせていただいて、ありがとうございます!また参加できたらと思います。)

1年男子

今回、初めて姉弟で参加しました。なかよしでいつもべったりなぶん小競り合いも多い二人なので、全国配信でケンカが始まってしまったら…と楽しみとドキドキがせめぎあっていました。姉は開いてできた形にいいアイディアが浮かび、イメージ通りに作品ができたことでいつも以上にいきいきと、おもしろがりながら自分の創作に夢中になっていて適度に弟のお助けマンにもなりながら、楽しい時間を過ごすことができたようです。

久しぶりに近くで授業を聞かせていただいたのですが、鑑賞会では、一人ひとりの作品に絶え間なくことばのシャワーをかけてくださり(りょうこ先生のグループでした♡)Rin先生もお子さんたちの工夫をおもしろがり、「先生もまねしてみます」という、子どもたちにとってはメダルのように最高にうれしいお言葉をおしみなくかけてくださって、なんともしあわせな空間だなあと改めて思いました。授業後も、途中だった作品を仕上げて大満足の笑顔で「〇〇(弟の名前)と一緒のほうが楽しい♡♡♡」と言ってくれて、何よりうれしく思いました!!ありがとうございました。

3月か4月のラヂオで、「人が変化していくっていうのは、長い目で見守ることが大事で、この1回で完璧に、と思い過ぎない方がいい」というおはなしをしてくださった回があり、ずしんと心に入ってきて、アートの場面だけでなく、生活すべてにおいて、こんなふうに子どもたちと向き合うことができたらいいなぁ、と思い、日記にメモしました。わかってはいても、できるときとできないときがありますが、いつも心に入れながら、過ごしていけたらと思っております。

いつも癒しと学びをたくさんたくさん、感謝申し上げます。今年は梅雨入りが早いようなので、みなさま体調に気を付けてお過ごしくださいね🍀今日も素晴らしいアートの時間を本当にどうもありがとうございました🍀🍀🍀…授業後に完成させた作品は、めがね→ペン立て→カード立て…と、変身する作品なんだそうです😊

年長・4年

 


 

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「ARTのとびら」とは?

教育者でありアーティストである”Rinせんせい“こと井岡由実が主宰する、花まるグループの芸術部門。
2009年から継続している子ども向けワークショップAtelier for KIDsは、「作品を作る」こと、また「鑑賞する」ことを通して、子どもたちの持っている唯一無二の個性があらわれる環境を整え、それをまるごと認め合うクラス。

「ART×教育」をテーマに、教育者の視点でデザインしたレシピを用いて、アーティストのこころで、子どもたちの「非認知能力」を育成します。

子どもと関わる大人に向け、大人自身が自分と対話する時間を通して、自分らしい子育てや教育、生き方に向き合うことを目指すワークショップや講演も実施しています。
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▶︎ARTのとびら https://www.hanamarugroup.jp/art-edu/
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