イベントレポート

【講演会レポート】平沼純『公立中高一貫校受検という選択』(2021/4/15実施)

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 多くの教え子を都内の公立中高一貫校に送りだしてきたスクールFC国語科 平沼による講演会がオンライン配信で行われました。

 タイトルを見て「受験」ではなく「受検」ということにお気づきでしょうか。公立校が選抜のために行うのは「入学試験」ではなく「適性検査」で、それを受けることは「受験」ではなく「受検」と呼びます。名前からして私立の受験とは異なっていますが、その内容も大きく異なります。いわゆる「受験勉強」としてイメージされる知識の暗記などではなく、多くの文章や資料を正確に読み取る力や、自分の考えを表現するなどの本質的な力を問う問題となっているのです。

 公立中高一貫校は、平均倍率が約5倍という高い人気があります。その理由は、高校入試がなく、六年間継続的に学習や部活に打ち込めること、他の公立とは違い学校独自の取り組みを展開していること、公立だからこそ費用が抑えられることなどに加え、先述のように受検勉強が「詰込み型」にならないことなどがあります。

 実際の試験問題を見てみると、短時間に非常に長い文章を読み解いたり、わかりづらい問題に対して作文しなければならなかったり、その難易度の高さに驚かされることと思います。しかし、長年指導してきた平沼の分析によれば、7つの力をつけることで対応することができるとのこと。そしてそれらの力は、「精読力・分析力」「論理的思考力」「問題解決能力」など、どれも大人になっても必要とされる力ばかり。

 また、それらの力を育むためにできることもまた、ふだんの生活の中で大事にしたいことに他なりません。「学校の授業を大切にする」「手伝いをさせる」「何にでも『問い』を立てる」など…。公立一貫校の試験対策は、「主体的な学習者となること」とのこと。「受験のために生活を犠牲にする」受験生のイメージとはまったく異なるものなのです。

 平沼は7年間の指導経験の中で、教え子の公立中高一貫校合格率50%以上を3度達成したことなどで知られています。しかし講演の最後に紹介したのは、不合格となった子たちの受検体験記でした。「試験当日は、わくわくした気持ちでした。(中略)受検勉強が大好きでした。」「受検を体験したことで、僕は自分の人生のとらえ方も変わったような気がしました」…。参加者の皆さまからも、「子どもたちの成長に感動した」というご感想をたくさんいただきました。

 ほかにも、「普段は知り得ぬ情報をたくさんご紹介いただき、非常に参考になりました」「受検に対する心構え、それ以上に『いかに子どもの成長に向き合うか』という教育の根本問題を改めて考える機会となりました」など、たいへん多くのご好評の声をいただきました。ご参加くださいまして、誠にありがとうございました!

スクールFCでは、受験・受検問わず、合格だけをゴールにせず、受験(受検)が自立した大人になるための大事な経験となるよう、子どもたちの成長を支援しています。ご興味のある方はぜひ体験授業にお越しください。

◆平沼 純(ひらぬま じゅん)
スクールFC用賀校で国語授業や公立一貫コース授業のほか、総合的な学習の時間である「合科授業」などを担当。模擬試験の問題作成などにも携わる。多数の受検生を合格へと導くと同時に、子どもたちの世界観が広がる、知的躍動にあふれる授業を展開。各種メディアで紹介されている『子どもを本好きにする10の秘訣』(実務教育出版)のほか、書籍、雑誌、インターネット記事などを多数執筆。オンライン書店「honto」ブックキュレーター。読書をテーマにした講演会も精力的に行っており、本を読む楽しさ、物語を味わう大切さを訴え続けている。

📚旅する読書~大人のための読書講座
https://www.schoolfc.jp/extension/j-hiranuma/

🌸花まる子育てカレッジ
https://hanamaru-college.com/
※花まるグループの教室にお通いの方は無料でご覧いただけます。

【当講演の動画配信について】
講演会の10日後から、動画配信をご覧いただくことができます。適性問題に必要な7つの力、必要な準備や意識についての具体例など、ぜひ動画でご確認ください。

🌈スクールFC
体験授業のお申し込みはこちらから >> https://www.schoolfc.jp/form/