【イベントレポート】Atelier for KIDs「立体ペーパーART」|ARTのとびら

【イベントレポート】Atelier for KIDs「立体ペーパーART」|ARTのとびら

2022年12月のAtelier for KIDs@ オンライン!のキロクです。

 

 

▼活動の様子を動画でご覧いただけます

※これまでのすべての活動記録は、公式サイト「活動のキロク」からご覧いただけます。

  

今年最後のAtelier for KIDs。今回は、普段からから身近に存在している「紙」を使ったアート制作です。

テーマは「平面から立体へ」。

 

 

一枚の紙を折っていくことによって、立体的な作品に組み立てることができ、さらに立体から平面に戻すこともできる。

 

 

素材の特徴を、インタラクティブアートを通して共有してから、自分の興味関心に従って、じゆうなアート作品に仕上げます。

いつも授業の最初に確認する「ARTのとびら きはん」

 

 

この3つの哲学は、もうみんなのこころに育ってきています。
(保護者のみなさまも、この環境を守るために大切な視点を学んでくださっています。ありがとうございます。) 

 

 

  

素材の特徴をつかんでいくうちに、五感を通した刺激から「こんなこともできるかもしれない」とひらめきを得ていきます。

「じゆうとは、自分で決めること」をわかっている子どもたちは、黙々と、自分の表現したい世界を作り出すことに没頭していきます。

それぞれのいまの関心に向かってやり抜くことができると、気持ちの良い達成感が生まれていきます。

 

 

授業では様々な提案(しかけ)を伝えますが、「どうしたいのか」は自分で決めていくのが、Atelier for KIDsです。

先生の言った通りに作る必要も、誰かが気にいる作品に仕上げる必要もありません。正解はない表現の世界で、自分の”やりたいこと”を優先します。

「うまくいかない」と葛藤する体験は、尊い学びの時間。「どうやったらできるのだろう」と試行錯誤したり、発想の転換を図ったり、折り合いをつけて着地点を見出すための貴重な経験。

うまくいく、ことだけが重要ではないのです。

 

 

やってみたいと思ったことを、ダメと言われずに、没頭する。制作中、じゆうを担保されていれば、子どもたちは「どうしたいのか」と自己と対話し続けることができます。

そうすることで、「自分なりの世界観=何を美しいと思うのか」を自覚していくことにつながります。

そしてそれは、「自分の思いを大事にする」「答えは自分のなかに必ずある」という確信を、子どもたちのなかに育てるのです。

 

 

出来上がった作品が、「具体物」である必要はありません。

おうちでの鑑賞をするときは、「それ何?」という質問ではなく、その作品を先入観なくそのまま観察してみてください。そうすると、その色彩や、形態のおもしろさに気づくはずです。

 

 

誰かの気にいるような正解を、自分の外側に価値基準を求めるのではなく、自分がどうしたいのか、に耳をすませる。

やらされる何かをやる人、ではなく、自分がやりたいことを知り、何かを生み出していける側の人であれますように。

 

 

オトナの言う通りでもない、「自分がこうしたい」ということを貫く経験をたくさん積んだ子は、自分を信じて、自分でしあわせを決められる子になるのです。

 

 

来年も、子どもたちの持つオリジナリティを作品を通して見つめ続けていきます。

何か困ったこと、相談などあれば小さなことでもお知らせくださいね。出来上がった作品は、ぜひLINEにお送りください。

この1年間たくさんのクリエイティブな時間をみなさまと創り出すことができ、幸せでした。楽しいクリスマス、良い年末年始をお過ごしくださいね。

(2022/12/18実施)

 

▽▼保護者の方より▽▼

Rin先生が作ってみたよ動画を見て予習し、絵の具は使わない、持っていたシールを使いたいと自分のプランを立ててのぞみました。

開封して出てきた素材を見たり、先生やお友達の話を聞いたりすることで、やりたいことが深まったり変化したりする様子を横で見ているのがとてもおもしろいです。

授業後にこだわりポイントは?と聞いたら、「なーい!」と言っていましたが、親子で作品鑑賞して「なかのうさぎがかわいいね」とか「箱の組み立て方がおもしろいね」とか言っていたら、娘からこだわったポイントが聞き出せました。「おうち作品の窓のなかに、太陽(のイメージのシール)の光を受けるうさぎを作りたくて、窓から緑の草の部分がぴったり見えるように工夫した」そうです。うさぎは「Rin先生の作品のうさぎのように作ってみたいと思った」そうです。「箱はどの面を見せてもいいし、バラバラにしてもいいでしょ!」と誇らしげでした。

いつも楽しい時間をありがとうございます!

3年生の母

先生からの、いろいろなおうちの提案を聞きながら「おうちじゃなくてもいいのかな?」と娘が少し不安そうに私のほうを見たので、「もちろん!いつもRin先生はやりたいようにつくっていいよって言っているよね」と話すと、ちょうどほかのお子さんからの「何を作っていいのかわからない」との質問に先生が「おうち以外のものでもいいよ」と話されて、それで安心したように作り始めました。折り筋が入った白い紙が本の形を連想させたことと、セットに入っていた折り紙の模様が季節の移り変わりを連想させたことで、その紙を表紙にした季節の絵本になったそうです。

今年も1年間ありがとうございました。緊張と真剣になりすぎるためか、つい無愛想になりがちな娘ですが、実際は楽しいそうでいつも自分から次もやりたいと言います。今回、授業の終わり頃に柔らかい笑顔が見られたことが嬉しかったです。

初めて参加しました。いままでの“制作中のかかわり方”がいかにダメだったかを気づかされました😂改めて、熱中させてあげる時間の大切さを理解しました。ありがとうございます!

ついガミガミ伝えてしまう「時間は有限だ」ということや人の話の聞き方を、リアルに理解することができた良い機会になりました。食事や勉強などいつまでも無限にダラダラしがちですが、与えられた時間のなかで集中してやるという事を大好きな工作の時間を通じて学ばせてあげたいと思います

初めての参加だったので、場に慣れのってくるのに時間がかかるかと思いましたが、すぐに主体的な姿勢に切り替わりました!いつもなら何かと親に聞きがちなのですが、黙々とやっていてとても楽しんでいました。

大阪からの参加でした。大阪でも対面の機会があったら嬉しいです☺️また、幼少期から「どういうふうに描いたら良いの?」などと聞く子で、もっと自由に発想して良いんだよと思うのですが……自由に思いっきりやる機会が少なかったのかなぁと後悔しています。現在8歳ですが、枠組みにとらわれない発想力はこれからどうして育めば良いですか?

片側は水族館、片側は広場にしたそうです☺️とても楽しい機会をありがとうございました!スポットだけでなく、継続するオンライン受講があるならやらせてあげたいです!

 

――質問には、ARTのとびらトリエラヂオでもお答えしますね😉ちなみに、Atelier for KIDsは月1回のクラスで、長い子は6年以上、年長から中学生になっても参加継続してくれています。我々も”スポット”のものではなく、継続参加を念頭においてカリキュラムを組んで子供達の成長をサポートしていっておりますので、毎月のクラスだと思って参加してくださると嬉しいです。 (Rin)

年長男子の母

 


 

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「ARTのとびら」とは?

教育者でありアーティストである”Rinせんせい“こと井岡由実が主宰する、花まるグループの芸術部門。
2009年から継続している子ども向けワークショップAtelier for KIDsは、「作品を作る」こと、また「鑑賞する」ことを通して、子どもたちの持っている唯一無二の個性があらわれる環境を整え、それをまるごと認め合うクラス。

「ART×教育」をテーマに、教育者の視点でデザインしたレシピを用いて、アーティストのこころで、子どもたちの「非認知能力」を育成します。

子どもと関わる大人に向け、大人自身が自分と対話する時間を通して、自分らしい子育てや教育、生き方に向き合うことを目指すワークショップや講演も実施しています。
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▶︎ARTのとびら https://www.hanamarugroup.jp/art-edu/
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