2022年11月のAtelier for KIDs@ オンライン!のキロクです。
▼活動の様子を動画でご覧いただけます
※これまでのすべての活動記録は、公式サイト「活動のキロク」からご覧いただけます。
今回は、季節感を先取り。フェルトを素材にして自由に創作します。
フェルト特有の素材の特徴を、インタラクティブアートを通して共有してから、自分の興味関心に従って、じゆうなアート作品に仕上げます。
いつも授業の最初に確認する「ARTのとびら きはん」
この3つの哲学は、もうみんなのこころに育ってきています。
(保護者のみなさまも、この環境を守るために大切な視点を学んでくださっています。ありがとうございます。)
まずは、みんなでいつものように「インタラクティブアート!タイム」
素材の特徴をつかんでいくうちに、五感を通した刺激から「こんなこともできるかもしれない」とひらめきを得ていきます。
フェルトという素材の、質感、手触りや色からインスピレーションを受け、そこから得たイメージを掴みながら表現をしていきます。
ほかにも、ワイヤーのもつ素材の特徴を捉え、自分で用意した廃材を使って、ひらめきをどんどん形にしていく子どもたち。
「じゆうとは、自分で決めること」をわかっている子どもたちは、黙々と、自分の表現したい世界を作り出すことに没頭していきます。
それぞれの、いまの関心に向かってやり抜くことができると、気持ちの良い達成感が生まれていきます。
やってみたいと思ったことを、ダメと言われずに、没頭する。
制作中、じゆうを担保されていれば、子どもたちは、「どうしたいのか」と自己と対話し続けることができます。
そうすることで、「自分なりの世界観=何を美しいと思うのか」を自覚していくことにつながります。
そしてそれは、「自分の思いを大事にする」「答えは自分のなかに必ずある」という確信を、子どもたちのなかに育てるのです。
誰かの気にいるような正解を、自分の外側に価値基準を求めるのではなく、自分がどうしたいのか、に耳をすませる。
やらされる何かをやる人、ではなく、自分がやりたいことを知り、何かを生み出していける側の人であれますように。
制作中は、素材の特色を生かした作り手の感性や知性の共有を言葉にして伝え合います。
誰かの気にいる正解を求めるのではなく、自分と対話することを通して、答えは必ず自分のなかにある、という軸を培っていく。
オトナの言う通りでもない、「自分がこうしたい」ということを貫く経験をたくさん積んだ子は、自分を信じて、自分でしあわせを決められる子になるのです。
出来上がった作品が、「具体物」である必要はありません。おうちで鑑賞をするときは、「それ何?」という質問ではなく、その作品を先入観なくそのまま観察してみてください。
そうすると、その色彩や、形態のおもしろさに気づくはずです。日曜日の午後、お家の中が、ちいさな美術館となりますように。
(2022/11/13実施)
▽▼保護者の方より▽▼
今回もありがとうございました。
先月のインスタライブで写真をご紹介いただいたとのこと、とても嬉しいです。ありがとうございます✨毎月この時間を楽しみにしている息子。事前にRin先生の動画を見て、使ってみたい素材を用意して挑みました。作りたいものが明確だったようで、始まったら迷わず創作タイムに。クリップがうまくつけられない、針金を通す穴を開けられないなどのイラっとするときもあったようですが、親がかかわることなく自分で解決していてびっくり。満足のいく作品が出来上がったようです✨
テーマがフェルトだったので『フェルトって糸と糸を編んで出来てるの?』という疑問が出てきました。着眼点というか、興味を持つ幅が広がってきてるなーと成長を感じました。(せっかくなので今度羊毛フェルトにも挑戦予定です)いろいろな素材で楽しい創作の時間をありがとうございます。
P.S. 集中してるときの上唇が尖るところがすごく好きです(笑)。
1年生の母
本日も楽しく温かい時間をありがとうございました。
昨日、Rin先生が作ってみたよ動画を見て、とても楽しみにしていました!今回も自室で一人での参加でした。以前とは違い、聞こえてくる音(娘の発するもの)が終始落ち着いていました。少しずつ話の聴き方、拍手や発言の仕方、zoomの使い方が身についてきているように感じ、嬉しくなりました。
制作中も、集中して黙々と手を動かしていたようでした。終了後は、「作品、見てー!!」と即座に駆け寄ってきて、作り方、使ったものなどを説明してくれました。取り外し式にし、ツリーなど色々なに飾りたいようです。いまも持ち歩いています!表情も満足気です!!楽しく満たされた時間になったようです。いつも娘のありのままを受け入れてくださり、本当にありがとうございます。
ー略ー
ラヂオシーズン2を心待ちにしながら、アーカイブを1回目から順に聴いています。そして、前回のアンケート、送りそびれてしまい、ごめんなさい。バタバタの1か月でした。作った枝アートをとても気に入っており、昨日も触っていました。娘の生活にも大きな変化があったのですが、このような温かい変わらない居場所があること、とてもありがたく感じています。いつもありがとうございます。また来月もよろしくお願い致します。
3年生の母
今回も時間内に終わらなかったようで、終了後も作り続け、ようやく出来上がりました。「Rin先生に写真を送ってほしい」と言うので、(アンケートをさぼっていた母は)久しぶりに写真を送ります。今日はボンドを使ったので、しばらく放置していたライトも完成させました💡
都立中学の受検まであと2ヶ月半となりました。のんびり屋の息子はスクールFCの課題で時間が無くなってしまう日々です。小学生にしてはよく頑張っていると思います。たまに私とバトルになるときもありますが、母は「Rinせんせいのコラムより」を読んでちょっぴり反省しつつ平常心を取り戻しています🙂
息子は来月も参加したい❗️と言っています。Artの時間は、鼻歌まじりで作業をしていて、とてもリラックスできる時間のようです。でも模試と重なりそうなので保留中です。都合がつきましたら、よろしくお願いします。明日から少し寒くなるということなので、Rin先生をはじめスタッフのみなさん、風邪など召しませんようにご自愛ください。
6年生の母
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「ARTのとびら」とは?
教育者でありアーティストである”Rinせんせい“こと井岡由実が主宰する、花まるグループの芸術部門。
2009年から継続している子ども向けワークショップAtelier for KIDsは、「作品を作る」こと、また「鑑賞する」ことを通して、子どもたちの持っている唯一無二の個性があらわれる環境を整え、それをまるごと認め合うクラス。
「ART×教育」をテーマに、教育者の視点でデザインしたレシピを用いて、アーティストのこころで、子どもたちの「非認知能力」を育成します。
子どもと関わる大人に向け、大人自身が自分と対話する時間を通して、自分らしい子育てや教育、生き方に向き合うことを目指すワークショップや講演も実施しています。
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