【イベントレポート】「ペアレント・トレーニング」|子育て応援隊むぎぐみ

【イベントレポート】「ペアレント・トレーニング」|子育て応援隊むぎぐみ

2022年度も、前期・後期に分けて「ペアレント・トレーニング」を開催しました!

日本ペアレント・トレーニング研究会会長で、発達障害のお子さまを育てる家族支援研究の第一人者である立正大学名誉教授 中田洋二郎氏をメインファシリテーターにお迎えし、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ代表の喜多見学をサブファシリテーターとして開催しました。子育て応援隊むぎぐみでは、15年以上にわたって継続して開催しており、2020年からは全国の保護者の方向けにオンラインで実施しております。

 

*ペアレント・トレーニングとは

保護者のみなさまが発達の特性の強いお子さまとの適切なかかわり方を学ぶプログラムです。行動理論をもとに、子どもの行動を分析しながら、その子にあったほめ方や伝え方、接し方を学ぶことで、子どもにあった養育技術の習得と親子の関係性改善を目指します。日本では、厚生労働省が発達障害のお子様を育てる保護者への支援として推奨しているプログラムでもあり、適切な効果が期待できるプログラムです。発達特性の強いお子さまの子育てに悩まれている方、具体的なかかわり方を知りたい方、同じ悩みを持つ保護者とともに支え合う機会がほしい方などにおすすめです。

 

むぎぐみのペアトレに参加者された保護者の声(終了後アンケートより)

■お子さまの変化

Aさん:不安も攻撃性も完全になくなったわけではないですが、全体的に和らいだように思います。特に攻撃性に関しては、私の彼女への接し方が改善されたことにより、攻撃的になる場面が減りました。

Bさん:自発的にやりはじめることは難しく、時間を意識させるために声かけをしたり、空想から呼び戻すという声かけは必要です。しかし声かけをすれば、昔に比べてかなりすんなりと行動を開始するようになり、「(うだうだしているより)早くしちゃったほうが結局いいんだよね」と言うようになりました。朝はタイムスケジュールが頭に入ってきたのか、自らマイマーをかけ、休憩を入れずに分刻みで、朝食→計算→読解文→漢字→算数→終わった^_^テレビを見られるー!あー嬉しい!と達成感を味わうようになりました!

■お母さまの変化

Cさん:「でも…」「だって…」「なんで…」を連呼して聞く耳持たずだった娘が、私がタイミングを伺い冷静に話すと、その場では受け入れる態度は見せないものの、黙って話をきいたり、あとから態度を改めるようになりました。やらなければいけないルーティンのタイムスケジュールを頭のなかに入れることができたら、最小限の声かけで自発的に行っていけることがあると気づけました。

Dさん:「ほめる」ということをより広く(行動を認める、認識していると伝える)捉えるようになりました。そして、ほめるためには子どもをよく見ようという意識を持つようになりました。常には難しくても、細く長く継続していくことで、子どもが自信を持てる言葉をかけている状態になれるのではないかという希望が持てました!

 

*2023年度のペアレント・トレーニング
5月11日(木)~7月20日(木)までの全6回、2週間に1度(10:00~12:00)開催いたします!オンライン開催ですので、ご自宅などから参加いただけます。詳細は子育て応援隊むぎぐみ公式サイトにてご確認ください。

▼詳細・お申し込みはこちら!
https://www.mugigumi.com/flos/pt/
【要申込・ 4/17(月)〆】

なお、2023年度より、むぎぐみは朝日新聞厚生文化事業団「『発達障害』とともに生きる 豊かな地域生活応援助成事業」の助成を受けて開催するため、例年よりも低額でご参加いただけます。この機会にぜひご利用ください!

 

(2022年度実施)

 

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