「メシが食える大人」になるための力③|イヤなことに向き合う力 :声 編

これまでの記事では、「朝のカベ」「掃除のカベ」について紹介しました。

いよいよ、今回は最後になる三つ目のカベを紹介します。

あなたは自分で自分の将来を狭めていませんか?

この記事を読んで今のあなた自身を振り返ってみましょう。


乗り越えるベきカベその3 「声のカベ」

最後の三つ目のカベは「声の小ささ」です。

人前で話をするときはもちろんですが、普通に会話をするときでも、とにかく声が小さいというのは、仕事をするという力が不足している人たちに見られる習慣です。

きっと、ボソボソとしゃべる人は、今の自分を認められなくて、自信がないのでしょう。

ボソボソとしゃべるから「声が小さい!」と怒られて、ますます自信がなくなってきて、どんどん認められなくなっていく。

そういう悪循環なのです。

だから、その循環を断ち切る機会が必要なのです。

いくら「大きな声で話せ」と言っても、経験のないことは自分の力ではできるようになりません。


どの会社の新入社員でも、声の小さい人はいます。

それはやる気や能力とは関係なく、大きな声でハキハキと話してこなかっただけなのです。

一つ一つ注意をすれば、その都度声を出すことはできます。でも、注意しないとすぐに元のボソボソに戻ってしまいます。


ボソボソ声の人は、子ども頃はそれで十分生きることができていました。

きちんと声に出してて伝える前に、母親が汲み取ってしまってるのです。

「AとB、どっちがいい?」と聞かれて、「この子はBが好きなんです」と先回りして答えてしまうから、ボソボソしゃべっていても支障がなかったのでしょう。

そのまま、大人になると、結婚しても妻が「あなたはBよね」と決めてしまう。

会社でも、書類やメールで済む仕事ならいいかもしれませんが相手としっかりコミュニケーションをとらなくてはならない場面では、はっきり意見や考えを伝えることが求められます。

それを「大きな声を出すのがイヤだから」「苦手だから」と敬遠していたら、仕事の領域は確実に狭まります。大きな声ではっきりと話をして話すことができるかどうかも、仕事をする上での基本の「キ」として欠かせません。


演劇が人生を変える!?

演劇をやっている人の中には、「演劇が自分を救ってくれた」という人が多くいます。

社会に出ることができず、別の行き先を求めて演劇の世界に入った人も大勢います。

演劇は声を張らなくては成立しません。それまで自分に自信がもてず、ボソボソとしか話せなかった人たちが、演劇を通して変われたというのです。

大きな声を出す訓練をすると、肉体が解放されます。肉体が解放されることで心も解放され、違う自分になれるということなのでしょう。

これは、一種の演劇治療法です。声を出す練習をすることで、内面から変えることができるのです。


今日から実践してみよう!

「ボソボソ声」は自分の将来の道を狭めています。ですが、難しく捉えることはありません。

ボソボソ声は習慣なので、別の新たな習慣を身につけて入れ替えればいいのです。

今日から大きな声で挨拶をしてみましょう。いつもの「声の3倍のボリューム」を意識して。

大きな声で挨拶をすれば自分の気持ちが前向きになります。

挨拶をした人にも「元気な人」「いきいきしている人」と好印象です。

これがプラスになって、他人に対して自信をもって、振る舞えるようにもなります。

挨拶に抵抗がある人は、飲食店での注文を大きな声でする、というところからスタートしてもいいです。

まずは、試してみることです。

きっと、「前向き」で「明るい」自分に出会えることでしょう。


「朝のカベ」「掃除のカベ」「声のカベ」。

どれもすべて乗り越えるべきものです。必ず向き合っていかねばなりません。

それに打ち勝ったとき、そこには前向きで明るい「新しい自分」が立っています。

ぜひ「新しい自分」に出会ってくださいね。




≪「メシが食える大人」になるための力シリーズ≫

「メシが食える大人」になるための力①|イヤなことに向き合う力:朝編

「メシが食える大人」になるための力②|イヤなことに向き合う力:掃除編 

「メシが食える大人」になるための力③|イヤなことに向き合う力:声 編(本記事)



【おすすめ書籍】

🌼『一生食いっぱぐれない自信、ありますか? 大人の「メシが食える力」10』

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、延べ50000人を引率した実績がある。 各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。

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