【夏休み相談室④】熱中症が怖くて、なかなか外に遊びに行かせられない…

Q. 熱中症が怖くて、なかなか外に遊びに行かせられないんです…

A. 正しい対策を!へこたれない体を作っていくことも大切です


熱中症は、現代病!? 

「子どもの頃(1980年代)に比べて、ずっと今の方が暑くないか!?」

夏、真っ盛りを迎えた今、同年代の仲間と会うと必ずそんな話題が出てきます。

確かに「猛暑日」という言葉はなかった(2007年より定義)し、「熱中症」という言葉も当時は聞いた記憶が(日射病と言っていましたね)ありません。

とはいえ、それなりに暑かったような気がしたので、調べてみました。


ほとんどの資料で、30年前に比べて、明らかに暑くなっていることが証明されています。

気象庁のエビデンスですから、間違いないでしょう。

その原因についてはここでは割愛しますが、確実に言えることは「外で遊びにくい夏」になっているということです。

やはり30℃以上の気温では体調管理により慎重になるべきでしょうし、35℃を超える猛暑日に外でガンガン遊べというのは、あまりにも無責任でしょう。


熱中症に負けない体をつくる遊び方

暑い中、思いっきり遊ぶことは、デメリットばかりではありません。

毎日継続的に汗をかくことが、体温調節の機能を発達させ、徐々に熱さに強い体をつくっていきます。

体調管理に気を配ることは大切ですが、常に適温に身を置き続けては、いざという時の適応力に欠ける体になってしまいます。

外気温に体を慣らし、しっかりと汗をかける体にしておくことも重要です。


熱中症の主な原因は、脱水と塩分不足。

30分に1回、スポーツドリンクなどで適度に水分と塩分の補給をしましょう。

そうすれば、極端な高気温下でなければ、一気に重度の熱中症になることはほとんどありません(あくまでも通常時の体調の場合です)。


おすすめは「水遊び」

夏ならではの「水遊び」は、熱中症を防ぐ効果が期待できる遊びの一つ。

花まる学習会のサマースクールでは、代名詞の川遊びはもちろん、様々な水遊びを取り入れています。

例えば、年長コースの自由遊びの時間では、遊びの一環として定期的に散水し、子どもたちの頭や首筋、皮膚全体に水を付着させています。

また、頭を熱くさせないために、定期的に帽子を濡らしています。


暑さに負けない体づくりには、夏の暑さが必要不可欠。

しかし、子どもは遊びに集中すると、ついつい体調管理を忘れてしまいます。

水分・塩分補給と、外から体を冷やす工夫で、“暑さでへこたれない体づくり”をサポートしてあげてください。

✿まとめ✿

正しい水分と塩分の補給を行い、体の冷却時間を作りましょう。
  

【おすすめ書籍】

🌼『60点でも伸びる子、90点なのに伸び悩む子

相澤 樹(あいざわ たつき)

相澤 樹(あいざわ たつき)

1978年千葉県生まれ。 未就学児の体育指導員や、お泊まり保育の現地受け入れスタッフを8年間務めた後、高濱に誘われ2006年花まる学習会に入社。 これまで3歳児から小学校6年生まで、のべ3000人以上の子どもたちを指導。 子どもの行動の背景を見抜いた的確な観察眼と保護者へのサポートに定評がある。 人材育成・社員採用の責任者、神奈川ブロックのブロック長を経て、2016年度に関西ブロック長として大阪に赴任。現在に至る。 講演「あと伸びする子の家庭の習慣」や「健やかに子どもが育つ住まいとは」は全国各地で大好評を博しており、2016年3月には『60点でも伸びる子90点でも伸び悩む子』(あさ出版)を上梓するに至る。

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