子どもの「食事の文句」、放ってはいけない3つの理由

「これきらい」「食べたくなーい」

食事の際、こんな風に文句を言う子どもがいます。

実はこれ、お母さんが絶対に聞き流してはいけない言葉。

これを放っておくと、社会に出てから、それこそ本当に「ごはんが食べられない」大人になってしまうのです。

その3つの理由とは…?


①文句を言うことは、感謝の気持ちがないということだから

小学3年生くらいまでは、ごはんの好き嫌いもある程度おおらかでもいいですし、嫌いな野菜をみじん切りにして食べさせてもいいでしょう。

ただ、高学年以降になって食べものに対して文句を言ったときは、放置は絶対にNG! 容赦なく厳しく叱ってください。

「甘えているんじゃない。だったら自分で食べ物でも取ってこい!」という話です。

つくってくれた人への感謝の気持ちや、謙虚さが基本的に欠けてしまっているのですから。


②「文句を言うだけの大人」になるから

このまま「よしよし」で育ててしまったら、親が何でもやってくれることに慣れてしまい、引きこもり予備軍になってしまいます。

そして後々、「お母さんが遅く起きるから僕が起きられなかった」などということになりかねません。

出されたごはんに文句を言う、朝起きられなかったと文句を言う。

そんな子どもが社会に出て会社に入ったとしたら、文句を言うだけの大人になるでしょう。

「つくったご飯を食べられないなら、もう家族ではない」と言ってしまうくらいでいいのです。

ただし、叱るときは感情的にならずに、「この子はこのままだと、将来ご飯が食べられない大人になってしまうのだ」と思って、冷静に叱ってあげてください。


③「メシ」の文句は「職場」の文句に通ずるから

日常的に文句を言うようになってしまった子どもは、社会に出てからも変わりません。

「前の会社じゃこんなことやっていないんですけど」「一般的にはどうなんですかね…」とか。

上司に敬語を使わなければいけないことものみ込めない。

 

私はよく、「新人時代はよく何でもうのみにしなさい」と言っています。

就職するということは、その組織の常識に寄り添うことです。

その常識はそこの文化であって、正しいか正しくないかとか、人としてどうだとか、一般論や真理ではないのです。

文句ばかり言っている子どもは、大人になったとき、社会に寄り添うこともできなくなってしまいます。

「この会社、おかしいんじゃないですか?」などと平気で言う新入社員が、本当にたくさんいるのです。


「食べたくない」。

この何気なく聞こえてしまう一言が、子どもが社会に出てからも大きく関わってきます。

わが子を「文句を言ってばかりの大人」にしないためにも、まずは子どもの「食事に対する文句」を見逃さないようにしましょう。



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高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、延べ50000人を引率した実績がある。 各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。

花まるグループとは?

花まるグループは、子どもたちを「メシが食える大人」そして「魅力的な人」に育てる学習塾です。子どもの本質を見据えた指導を行っています。

花まる学習会

年中~小学6年生の学習塾。数理的思考力、読解・作文を中心とした国語力野外体験を三本柱として、子どもの本質を見据えた指導を行っています。

花まる野外体験

花まるグル―プの野外体験は、バカンスではなく、ツアーでもない、生きる力を育むスクール。親元を離れ、初めて出会う子どもたちと大自然のなかで遊びつくします。

スクールFC

花まるグループの進学塾部門。思考力・学習法・意識改革の三本柱で、「自学ができる子」を育てます。やらされではない、子どもたちの幸せな受験を全力で応援します。

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